5★STAR GPを前に、騒がしくなってきたスターダムのタイトルマッチ戦線。6・25大阪大会ではワンダー王者のキッドが次期挑戦者として安納に興味を示したものの、安納は結果を出していない自分に不甲斐なさを感じ、首を縦に振らない状態が続いていた。また、同じく大阪大会ではゴッデス王座防衛を果たした“wing☆gori"羽南&飯田に“BMI2000"刀羅&琉悪夏が挑戦要求。さらに、今大会の第1試合では6・21代々木大会でスターダムに姿を現し、Mi Vida Locaに加入したボジラがSTRONG女子王者のAZMに戦線布告していた。
『STARDOM in KORAKUEN 2025 Jul.』後楽園ホール(2025年7月6日)
○なつぽい&スターライト・キッド&AZM&羽南&飯田沙耶&安納サオリvs刀羅ナツコ&渡辺桃&小波&琉悪夏&フキゲンです★&上谷沙弥×
ワンダー王者・キッドの挑戦指名を受けていた安納がついに受諾し、7・21札幌大会でのタイトルマッチ開催に同意。また、7・24後楽園大会でSTRONG女子戦「(王者)AZMvsボジラ(挑戦者)」、ゴッデス王座戦「(王者)羽南&飯田vs刀羅&琉悪夏(挑戦者)」が行われることも決定的となった。
5★STAR GPを前に、騒がしくなってきたスターダムのタイトルマッチ戦線。6・25大阪大会ではワンダー王者のキッドが次期挑戦者として安納に興味を示したものの、安納は結果を出していない自分に不甲斐なさを感じ、首を縦に振らない状態が続いていた。また、同じく大阪大会ではゴッデス王座防衛を果たした“wing☆gori"羽南&飯田に“BMI2000"刀羅&琉悪夏が挑戦要求。さらに、今大会の第1試合では6・21代々木大会でスターダムに姿を現し、Mi Vida Locaに加入したボジラがSTRONG女子王者のAZMに戦線布告していた。
各選手の思いが交錯する中、後楽園大会のメインイベントでは、H.A.T.E.と混合軍による12人タッグマッチが実現。禍中のキッドと安納はタッグを組む形となった。序盤から安納がH.A.T.E.の猛攻に捕まってしまったが、自力でピンチを脱すると、直接タッチを交わしたキッドがスピーディな動きで巻き返し、「SLK」コールを巻き起こした。
大混戦が続いた中で、wing☆goriとBMI2000も火花。羽南&飯田がサンドイッチ攻撃を狙ったものの、琉悪夏が避けて同士討ちを誘うと、刀羅がフライングボディアタックで横やりを入れる。さらに、BMI2000は合体ボディプレス、同時ラリアット、同時ダイビングボディプレスと大暴れ。だが、wing☆goriも同時ダイブ攻撃やフェイマサー&ドロップキックを返して、痛み分けに持ち込んだ。
終盤はワールド王者・上谷と次期挑戦者・なつぽいのシングルマッチ状態になるも、両軍が幾度も加勢して試合は総力戦に様相に。最後はなつぽいが上谷から直接ピンを奪い、タイトル戦に弾みをつけた。
試合後、なつぽいの勝利をアシストして存在感を発揮した安納はマイクを持つと、「キッド、こんなこじらせた私に毎日ラブコールありがとう。やっぱさ、いまだにキッドの逆指名の相手に相応しいか相応しくないかわからへん」と複雑な心中を告白。そのうえで「でも、去年ベルトをなくしたところで、もう一度ベルトを巻きたい。キッド、戦おう」とキッドの指名を受諾した。
安納は昨年7月の札幌大会でなつぽいに敗れて、ワンダー王座から陥落した過去がある。キッドは「ありがとう! ベルト落とした場所。じゃあ、札幌でいいかな」と返答し、7・21札幌大会でのワンダー王座戦も決定的となった。
さらに、試合で大暴れを見せたBMI2000の琉悪夏も「おい、wing☆gori。お前らに今日言いたいことがある。このゴッデス戦は私のやりたい日にやる。7月24日、ここ後楽園ホールで決定だ」と勝手に断言。飯田は「ワガママだな! まあ、いいよ。受けて立つ。7・24、ここ後楽園で、ゴッデスしっかり防衛する。H.A.T.E.の好きなようにはさせない」と受諾し、ゴッデス王座戦も決定的に。
他の選手のアピールを聞いたAZMも「じゃあ、私も喋らせてもらおうかな」とマイクを持つ。本来は今大会でアーティスト王座の防衛戦を予定していたが、吏南が脳震とうのため欠場となり、タイトル戦は延期になっていた。そのことに触れたAZMは「私は元気で生意気な吏南と小波とフキゲンと戦いたいから、お前が帰ってくるまで防衛しないで待っててやるよ。だから、早く治せよ」と吏南にエール。さらに、第1試合後にSTRONG女子王座挑戦をぶち上げていたボジラをリングに呼び出し、「防衛戦、ここ後楽園ホールで7月24日やってやるよ」と対戦を受諾。「スターダム、ナメんなよ」と言い放った。
ようやくラブコールが届いたキッドは「2回このベルトを巻いたサオリを超えることができれば、私は一気にこのベルトをスターダムの一番にして、スターダムの象徴となる位置にもっていける可能性が近づくので。本当にやってやるしかないなと思います」とタイトルマッチに向けて気合いを入れると、「あと、赤白タイトルがありますよね。私はその2大タイトルが並ぶと、余計に燃えるんですよ。負けたくないから。だから、私は赤の試合にも対抗します。戦います」と同日に行われるワールド戦「(王者)上谷vsなつぽい(挑戦者)」にもライバル心を燃やした。
一方、安納は「キッドから毎日ラブコール。本音の気持ちで安納サオリを倒したい。そんな気持ちを聞いたらさ、芽生えてくるのは『倒してみろよ』って。そんな気持ちが出ちゃうよ」と受諾した真意を告白。なつぽいと赤白同日戴冠を誓っていた。
【試合後のなつぽい&安納】
▼なつぽい「今日はタッグとタッグとタッグが組み合わさって異色だったけど、でもなんかこう、しっくり来たな」
▼安納「私がいても?」
▼なつぽい「あんたはいなくちゃ始まらないでしょうが。みんな同じ方向を向いてて、倒したいと思う敵が1つで。今、うちらがスターダムの光にならないと。スターダムはダメでしょう。今日、上谷から獲ったスリーはみんなの力を借りてだけど、すごく大きな一歩だと思う。私は絶対に負けないし、諦めない。スターダムの光の道を突き進みたいと思います」
▼安納「やっぱさ、プロレスラーやなと思って。キッドから毎日ラブコール。本音の気持ちで安納サオリを倒したい。そんな気持ちを聞いたらさ、芽生えてくるのは『倒してみろよ』って。そんな気持ちが出ちゃうよ。だから、こじらせてた。こんぐらいこじらせてた」
▼なつぽい「知ってる」
▼安納「でも、やっぱり倒されたくないし、負けたくない理由なんてない。あと、横にこんなたくましい相方いたら、刺激もらいまくるよ。北海道やろうよ。うちら去年戦ったんだから」
▼なつぽい「そうだね。大切なあの場所で、お互いに赤白必ず獲って、これからもスターダムのど真ん中を走ろう」
▼安納「おお」
▼なつぽい「なんかキザなことするよね、ばいぽい!」
▼安納「そやな」
【試合後のキッド&AZM】
▼キッド「今日は本来ならば、メインイベントでアーティスト・オブ・スターダムの防衛戦をやる予定だったんですけど、吏南が急きょ欠場になってしまって。これは延期という形でいいんですかね?」
▼AZM「やっぱあのメンバーでやりたいしね」
▼キッド「そうだね。小波もあのメンバーでやることに意味がある的なことを言ってたし。うちらも次にH.A.T.E.とやるなら、あの3人としかやりたくないかなって思うんだよ。楽しみに待っててください。待っててやるから、吏南。そしてそしてシングル」
▼AZM「私はSTRONG。なんか第1試合でボジラが挑戦したいみたいなことを言ってくれたんで。メインで呼び出したんですけど、ここ後楽園ホール、7月24日で防衛戦をやってやりますよ。スターダム、ナメんなよ、ボジラ。ということと…」
▼キッド「サオリにラブコールが届きました」
▼AZM「おめでとう!」
▼キッド「ありがとう」
▼AZM「メッチャ頑張ってた、ラブコール」
▼キッド「送り続けた。いつもバラをあげる立場だったんですけど、もらっちゃいました。しかも青いバラ。サオリ、ありがとう、本当に。今回は一方的な私のラブコールだったんですけど、でも2回このベルトを巻いたサオリを超えることができれば、私は一気にこのベルトをスターダムの一番にして、スターダムの象徴となる位置にもっていける可能性が近づくので。本当にやってやるしかないなと思います。サオリはベルトを落としたあの場所、札幌で。あと、赤白タイトルがありますよね。私はその2大タイトルが並ぶと、余計に燃えるんですよ。負けたくないから。だから、私は赤の試合にも対抗します。戦います。なつぽいとはいつでも戦うことになるね。ということで、お互い防衛して、これもやって、2冠チャンピオンになって、また帰ってきましょう」
▼AZM「はい」
▼キッド「あと、今日CM見ましたか? ぜひカンタン酢、よろしくお願いします。これ1本で味決まる!」
▼2人「カンタン酢〜!」
【試合後の羽南&飯田】
▼羽南「後楽園、今日はベビー対H.A.T.E.。なんか6人で組んだけど」
▼飯田「すごいですね」
▼羽南「しかも、このゴッデスの防衛戦の日が決まりました。7月24日、ここ後楽園で、琉悪夏&刀羅ナツコと。強敵すぎるけど」
▼飯田「そうですね」
▼羽南「でも、絶対守って。5★STARも始まります」
▼飯田「そうですね。始まりますね」
▼羽南「けれど、ゴッデスのチャンピオンでちゃんとシングルの戦績も残していきたい」
▼飯田「どっちもつないでいきましょう」
▼2人「明日に向かって、暴れ羽ばたけ。wing☆gori、レッツゴー!」