プロレス/格闘技DX

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』アクロス福岡イベントホール(2025年9月14日)
○アレハンドロ&カイ・フジムラ&小田嶋大樹vsアルファ・ウルフ&ガレノ&ドラゴン・ベイン×

　GHCジュニアタッグ王座挑戦を控えるアレハンドロ&カイの実兄弟コンビが、王者のベインからピンフォール勝ち。地元・福岡で王座奪取へ弾みをつけた。

　博多オープニングを飾ったGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)ベイン&ウルフvsアレハンドロ&カイ(挑戦者)」に向けた今ツアー3度目の前哨戦。ガレノ&ベイン&ウルフのルチャドールトリオと、アレハンドロ&カイ&小田嶋組に分かれての6人タッグマッチで対峙した。

　連日前哨戦でぶつかっている両チームはのっけらハイスピードで火花。連係も交錯するが、アレハンドロ&カイが一気に押し切り、同時トペコンヒーロで大歓声を呼び込んだ。

　その後も両軍はタイトルマッチさながらの熱闘を展開。そこに今日でデビュー1周年を迎えた小田嶋とナショナル王者のガレノも加わり、リング上は混戦となる。ガレノが暴れ回ってベインを援護射撃。ワグナードライバーは決まらなかったものの、強烈なラリアットをアレハンドロめがけて振り抜いた。しかし、アレハンドロが避けると、ガレノに痛恨の誤爆。すかさずアレハンドロがジャックナイフ式エビ固めでガレノを押さえ込んで3カウントを奪った。

　ガレノとカイ&アレハンドロは同門ALL REBELLIONなだけに、誤爆からのピンフォール負けを喫したベインは内通を疑って激怒したものの、ガレノはき然と否定。逆にカイ&アレハンドロの手をとって同志の勝利を潔く称えた。

　ともあれ地元・福岡で王者狩りに成功したアレハンドロは「博多・福岡大会、1勝したぞ。ロス・ゴルペアドーレス、ドラゴン・ベインからまた1勝獲った。この勢いで9月23日、後楽園。必ず必ずGHCジュニアタッグ獲ろう。どんな形でも、ガムシャラにでも、必ず最強兄弟を超えなければいけない。最強兄弟の座をアレハンドロ、カイ・フジムラでいただくぞ!」と“実兄弟対決"を最強兄弟決定戦と位置づけながら、念願の戴冠を見据えた。


【試合後のアレハンドロ&カイ、ガレノ】

▼アレハンドロ「博多・福岡大会、1勝したぞ。ロス・ゴルペアドーレス、ドラゴン・ベインからまた1勝獲った。この勢いで9月23日、後楽園。必ず必ずGHCジュニアタッグ獲ろう」

▼カイ「よし」

▼アレハンドロ「どんな形でも、ガムシャラにでも、必ず最強兄弟を超えなければいけない。最強兄弟の座をアレハンドロ、カイ・フジムラでいただくぞ!」

▼ガレノ「ドラゴン・ベイン、気に入らないことがあるみたいだけど、僕たちはみんなメキシカンでファミリーじゃないか。僕は君との間に何もわだかまりはないと思ってる。でも何か気にくわないことがあるなら、うまくやっていくのは難しいよね。この2人はALL REBELLIONの仲間だし、僕にとってはファミリー。そして彼らが新チャンピオンになるかもね」

▼アレハンドロ「チャンピオン。イエス・チャンピオン」

【小田嶋の話】「おかげさまでデビュー1周年迎えることができました。これも応援して下さるファンの皆さんのおかげです。ありがとうございます。これからますますの活躍を見せられるように精進してまいります。今後ともよろしくお願いします。まず明日、あさって休んで、次の大阪大会。高橋ヒロム、俺がお前を倒してノアジュニアの強さ見せてやる。ありがとうございました!」