【NOAH】地元・稲葉が大奮戦も4連敗でN-1脱落 3勝目・拳王は大阪へ「OZAWA仮病説」 2025/9/15

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』熊本城ホール シビックホール(2025年9月15日)
Bブロック公式戦 ○拳王vs稲葉大樹×

 地元・熊本でのN-1公式戦に臨んだ稲葉だったが、大奮闘の末にごう沈。開幕4連敗で脱落が決まった。3勝目を上げた拳王は、左足負傷で欠場したOZAWAの“仮病説"を唱えて9・17大阪大会へ警戒?を強めた。

 2年ぶりのN-1となった稲葉だが、善戦およばず開幕から3連敗。地元・熊本での公式戦となったこの日は拳王と激突し、故郷火の国に「情熱ぅうう!」の絶叫を何度もこだまさせて大奮闘した。

 6月のGHCタッグ王座戦やN-1前哨戦で稲葉に敗れている拳王も“リベンジ"すべく序盤から猛攻。いきなり場外でのブレーンバスターを見舞うなど、手厳しい攻めを連発したが、稲葉も地元の大声援に支えられて乗り切ると、序盤は自爆で終わったエプロンからの場外ボディプレスがさく裂。「よっしゃあ! 地元のお父さん、お母さん、頑張ってますよ!」と思いの丈を吠える。拳王の猛抵抗を受けるが、情熱ロケット(串刺しスピアー)や情熱ミサイル(ダイブ式スピアー)を発射。必殺のDDDの構えに。

 しかし、不時着した拳王は奥の手・卍蹴りから反撃開始。アンクルホールドを挟みつつ、重たい蹴りを次々とねじ込んでいく。一歩も引かない稲葉はここでも「情熱!」と叫びながらエルボーで応戦。重たい蹴りを正面から受け止めたものの、拳王はスピンキック、ドラゴンスープレックスと大技攻勢に。稲葉も頭突きやローリングルボーで最後の抵抗を見せたものの、拳王はカポエイラ仕込みの回し蹴りでシャットアウト。最後は蹴暴から拳王スペシャルで絞め上げてギブアップを奪った。

 ここでも奮闘およばず4連敗。地元で脱落が決まった形となった稲葉だったが、悔しげに引き上げるその背中には、温かな拍手喝采が送られた。

 一方の拳王はこれで3勝目。開幕2連敗から盛り返して勝ち星先行に成功した。「このまま全部勝てば希望はまだあるよな? なんたって俺はN-1決勝4回も行ってるんだぞ? 俺もN-1といえば決勝行くもんだと思ってるからな」と逆転突破を宣言。

 続く9・17大阪大会で予定されていた公式戦はOZAWAの負傷欠場で不戦勝となったが、「俺はまだOZAWAが現れると思ってるぞ。おい、お前のケガなんて仮病だろ? 去年もそうだったよ。仮病して、痛がって、ギプスして後ろから襲ってきたよな? 大阪、タッグマッチ組まれてるけど、俺は後ろにも目をつけて戦うからな」と“OZAWA仮病説"を唱えて警戒?を怠らなかった。

【拳王の話】「N-1! 初戦、そして2戦目負けたけど、おい、これで2連勝だ。このまま全部勝てば希望はまだあるよな? なんたって俺はN-1決勝4回もいってるんだぞ。俺ももうN-1といえば決勝いくもんだと思ってるからな。次、大阪。OZAWAとの一戦は不戦勝になったけど、俺はまだ現れると思ってるぞ。おい、お前のケガなんて仮病だろ? 去年もそうだったよ。仮病して、痛がって、ギプス巻いて後ろから襲ってきたよな? 大阪、タッグマッチ組まれてるけど、俺は後ろにも目をつけて戦うからな。そして、まだまだN-1優勝あきらめてないぞ。おい、てめえらクソヤローども。次は大阪だな。OZAWA、いつでも現れると俺は思ってるからな! これからはな、おい。N-1優勝する、そして後ろにも目をつけて歩く拳王、俺についてこい」