【全日本】潮崎豪が電撃参戦 HAVOC加入、三冠挑戦表明で宮原が10・22後楽園での迎撃宣言 2025/10/11

『旗揚げ記念シリーズ2025』行田グリーンアリーナ(2025年10月11日)
○潮崎豪&芦野翔太路vs鈴木秀樹&宮原健斗×

 NOAHを退団した潮崎豪が電撃参戦。HAVOCに加入し、三冠ベルト挑戦を表明すると、王者・宮原も10・22後楽園大会での迎撃を宣言した。

 潮崎は「一身上の都合、悩んだ末の決断」とし、9月30日の契約満了をもってNOAHを退団。去就が注目されていた中、潮崎が主戦場に選んだのは古巣でもある全日マットだった。

 この日、宮原&鈴木と芦野&Xが組まれていた。Xは芦野率いるユニット“HAVOC"の新メンバー。芦野に呼び込まれて現れたのがHAVOCメンバー同様、顔面ペイントを施し、コスチューム姿の潮崎だった。場内が大きくどよめき、大歓声に包まれた。

 宮原とはかつてユニット“Xceed"で共闘。世界タッグ王者に君臨し、三冠王座をかけて戦ったこともある。鈴木とはNOAH時代に対戦経験があり、旧知の二人の再会が実現した。

 宮原は開始のゴングを待たずフロントハイキックで潮崎に突進。場外戦でヘッドバット連打、フェンス攻撃連発で攻め立たが、戦場がリングに戻ると潮崎が逆水平を連発してやり返す。ならばと宮原は再び場外戦に持ち込み、ここでもヘッドバットやフェンス攻撃で圧倒。潮崎の背中をイスでめった打ちにし、反則裁定が下された。

 試合後、マイクを持った宮原は「何だお前。久しぶりだな。出たり入ったり、出たり入ったり。何がしたいんだ?」と言い放った。「何がしたいのか言ってみろ」と迫られてリングに上がった潮崎は「出たり入ったり、出たり入ったりだ? 四の五の言ってんじゃねえよ。お前のその熱い気持ちに応えて、三冠ベルト挑戦させろ! どうだ?」と要求した。

 潮崎は元三冠王者。10・22後楽園大会での挑戦者を募っていた宮原にとっても望むところ。「お前、三冠ベルト? お前、いつの時代で頭が止まってんだ? 俺を誰だと思ってんだ? まあいいや。10・22でやってやろうじゃねえか」と迎撃を宣言。「ただよ、お前のその何年前かわからない止まっている頭脳を俺がケチョンケチョンにいじめてやるよ。もう時代は動いてんだ。そして最後に言っとこう。お前ぶっ潰すぞ」と通告した。


【試合後の芦野&潮崎】

▼芦野「HAVOC新メンバーX、潮崎豪。やったね。完璧でしたわ。リング上ですげえこと言ってましたね」

▼潮崎「何だ宮原健斗。俺はな、全日本プロレスに戻ってきたんじゃねえよ。HAVOC…潮崎豪、俺はザイオンからの話でHAVOC入りを決めたんだ。HAVOCとしてHAVOCをプロレス界にとどろかせてやる」

▼芦野「あとな、リング上で宮原健斗が潮崎豪のことを過去なんだかんだ言ってたな。ちげえよ。未来に向かってるからHAVOCに来たんだろうが。これからHAVOCが全日本プロレス大混乱だよ。潮崎豪がHAVOCに来て全日本プロレスがHAVOCするぞ」

【宮原の話】「おい、あいつか? 潮崎豪? 久しぶりに聞いたな、この業界で潮崎豪。何やってたんだ? お前は近年は。俺の耳には俺の名前は入ってこなかったぞ。あらためていうけど、出たり入ったり…お前の場合はもう一回だ。出たり入ったり。何がしたいんだ? お前。日本プロレス界ナメてんのか? 潮崎豪。何? 三冠? このベルトか? もしかして昔、お前が巻いたことがあるからと思って発言してんじゃねえだろうな。時代は動いてんだ。10・22後楽園で受けて立つよ。スーパースターが受けて立つよ。なあ、お前に今を思い知らせてやる。プロレス指導してやるよ。クソ」