【スターダム】星来が月山退けハイスピード王座V8 葉月指名、11・3大田区大会での迎撃宣言 2025/10/27

『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Oct.』後楽園ホール(2025年10月27日)
ハイスピード選手権試合 ○星来芽依vs月山和香×

 星来が月山を退け、ハイスピード王座8度目の防衛に成功。葉月を次期挑戦者に指名し、11・3大田区大会を舞台に指定した。

 ハイスピード王座に狙いを定めた月山は同じく挑戦を表明した向後桃を9・27後楽園大会で撃破。10・11後楽園大会では3WAY戦で王者・星来を34秒殺してこの日の挑戦を決めた。

 開始早々、両者は丸め込み合戦で一進一退。ともにニアフォールの場面を作ると、月山がヒップアタックで星来を場外に転落させてコーナーに上がったが、星来が尻を叩いて突き落とす。ここから南側客席での鬼ごっことなり、星来が先に戻って月山をリングアウト寸前に追い込んだ。

 月山もコーナーに駆け上がった星来を場外に突き落とすと、コーナー最上段からのプランチャを敢行。リングアウト寸前に生還した星来にヒップバットを連発し、パロスペシャルで絞め上げる。耐えた星来は月山の尻を蹴り飛ばし、クロス式キャメルクラッチ、カベルナリアでギブアップを迫った。

 しのいだ月山はフルネルソンバスターで逆襲。エルボー合戦で真っ向から渡り合い、首固めやダイブ式回転エビ固めでニアフォールの場面を作ったが、星来はトラースキックで鎮圧。ジャーマンで投げ飛ばすと、ドロップキックを見舞っていく。粘る月山は極楽ドンからの丸め込み合戦であわやの場面を連発したが、オースイスープレックスには持ち込めず。星来がチェックメイトをズバリと決めて3カウントを奪った。

 星来がハイスピード王座8度目の防衛に成功。試合後、月山が「次がもしあるなら、ケツ磨いて待っとるわ!」と叫んでから去ると、星来は「防衛したということは次の防衛戦の相手、気になりますよね?」と切り出し、「ちょっとゆなもん(水森由菜)には申し訳ないんだけど、次どうしてもやりたい選手、やらなきゃいけない選手がいる」とV9戦を見据えた。

 意中の相手は現在メキシコ遠征中の葉月。2人は昨年の2・4大阪大会でハイスピード王座を懸けて対戦したものの、時間切れ引き分けに終わっており、星来が決着戦を熱望した形に。「葉月さん、今メキシコ行ってていないけど、しっかりベルト防衛したし、約束守ったから、あの続きやりたい。葉月さんと11月3日、大田区。シングルさせてください」と舞台を含めて指名した。

【星来の話】「ケツ山のケツを真っ二つにしてやりましたあ。マイクでも言った通り、ゆなもんには申し訳ないけど、どうしてもやらないといけない選手がいて、この試合防衛したら、その人のとこにいくって決めてたから。葉月さん、まだ決着ついてないから。ここで葉月さんの壁を壊さないと、このハイスピードチャンピオンとして上に行けないと思ってるので。メキシコプロレスをたくさん吸収してる今の葉月さんと試合したいです。本当にお願いします。11・3大田区で待ってます」

【月山の話】「初めてハイスピードベルト挑戦したんですけど、負けちゃいました。この日のために走り込みとかたりして、頑張ってたから…(涙ぐみながら)もっとできるなって自分では分かったし、まだ年齢とか、そう言うのを理由にする団体じゃないんだなって分かっただけでも収穫だったので自分にとって大きい収穫だったので、挑戦できてよかった。でもやっぱり…悔しいです。ただ、月山にはNEW BLOODタッグがあるんで、このベルト10・30のNEW BLOODで防衛する。ありがとうございました。もっと頑張ります!」