【NOAH】目指すはトーナメント制覇でGHCジュニア再挑戦 「高橋ヒロムという存在を超えたい」 ジュニアGPへ宮脇純太インタビュー 2025/10/30
ノアジュニア最強決定トーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』が11・8後楽園大会で開幕する。10・16後楽園大会で高橋ヒロムに敗れてGHCジュニアヘビー級王座奪還ならなかった宮脇にとっては再挑戦への足がかり。1回戦では10・11両国大会で勝利して以来の再戦となるカイ・フジムラと対決する。ノアジュニアの未来を創っていくライバル、カイへの思い、ヒロムへの雪辱にかける思いなどを聞いた。 【宮脇純太インタビュー】 ――『NOAH Jr.GRAND PRIX 2025』にエントリーされて率直な意気込みは? ▼宮脇「10・16後楽園ホールで高橋ヒロムに勝つことができなくて、その先のベルト挑戦も叶わなかったので、このトーナメントでチャンスを掴んで、ベルト挑戦に何としてでもこぎ着けたいですね。そのためにはトーナメント優勝は必須です」 ――11・8後楽園大会の初戦で当たるカイ選手の印象は? ▼宮脇「カイ・フジムラになる前の藤村加偉時代から何度も何度もやってるわけですけど。運動神経もいいし、何でもそつなくこなすじゃないけど、バランス、すべてのパラメーターが高い。けど、やっぱり大人しいというか。“もう一つ"がない人だなと思ってました。全部そつなくこなす選手ですけど、あと一歩、何かが届かない選手だなって。ALL REBELLIONになって変わると思ったら、アレハンドロ、お兄ちゃん?の陰にずっと隠れてる。ずっと末っ子感が。末っ子かどうか知らないですけど、弟感がずっとずっと出てる。それはタッグでもそうだし。タッグの役割ってあると思うんですけど、それがアレハンドロ選手の陰に隠れてるっていうイメージしか僕はなかったです。同世代だし、影の努力も辛抱も見てきてるし、何よりNOAHジュニアを盛り上げようとしている“同志"として見ているからこそ、『お前、そんなもんじゃねぇだろ』って気持ちがあるんですよ。ただ、この前の10・11両国でシングルマッチしてから、ちょっと僕はカイ・フジムラが一個、殻を破ったのかなって。ALL REBELLIONじゃなくて、アレハンドロとのタッグではなくて、カイ・フジムラとして、どんどんどんどん、これから我が出てくるのかなって感じました」 ――キャリアの違うカイ選手と対等なライバルとして扱われることについてどう思う? ▼宮脇「もちろん同世代だし、身長も体重も似てるし、どちらもトリッキーなタイプじゃなくて真正面から行くタイプだから、似てる部分があって意識はしてるんです。けど、逆にカイ・フジムラがいつも『生え抜きが、生え抜きが』って言ってるほど、僕はそこに何も感じてないですね。劣等感を抱いてるのかな。生え抜きじゃないことに対してコンプレックス? 引っかかってるというか。もちろん生え抜きとしてのプライドはありますけど、他団体は生え抜きの意地とか生え抜きのプライドとか言いますけど、カイ・フジムラと戦う分には、もう宮脇純太対カイ・フジムラとしか僕は思ってないです」 ――現GHCジュニア王者・高橋ヒロム選手への思いは? ▼宮脇「最初、ベルトが他団体に流出されたっていうのが大きくて、それを取り戻したいっていう気持ちが大きかったんですけど、ベルトももちろん取り戻したいって気持ちはあるんですけど、それ以上に高橋ヒロムっていう存在を超えたいっていう気持ちの方がだんだん大きくなってきましたね。で、高橋ヒロム自身も生え抜き…さっきの話じゃないですけど、生え抜きとして(エル・)デスペラード選手と二枚看板的な感じで新日本ジュニアを盛り上げてきたじゃないですか。そんなふうに僕とか小田嶋も生え抜き。やっぱ生え抜きがもっと食らいついていかなきゃいけないなって、シングルマッチを迎える時に思いました」 ――10・16後楽園大会でのヒロム選手とのシングルマッチを経て心境の変化は? また印象的だったヒロム選手の「宮脇くん、もし自分が一ファンなら宮脇純太のファンか?俺は高橋ヒロムのファンだ。全部出せ、全部出しちまえ。みんな期待してんだ、NOAHジュニアの太陽になれ」というマイクはどう受け止めましたか? ▼宮脇「あのマイクは率直に心に響きました。たぶんプロレスファンも響くし、プロレスラーにも響くようなマイクだったんじゃないかと。なんなら他業種の人も、プロレスラーじゃなくても響くようなマイクだったと思います。僕はなんて言うんだろう。自分が客観視できてないなっていう部分は、自分の嫌なところ突かれたなって思いました。自分を自分で客観視できてないって、あの言葉、ファン目線に僕がなれてないってことでしょうね。高橋ヒロムはずっとファン目線で自分のことを見て、ファン目線でプロレスを見てるから、やっぱ視野が広いし、試合も面白い。人の巻き込み方もプロレス界トップクラスだと思いました」 ――後日のバックステージでも言及していましたね。 ▼宮脇「そうですね。あの日から宮脇少年がずっと僕の隣にいるぐらいの、宮脇少年が隣で見てるような気持ちで戦わないといけないなと思ってます。宮脇少年がレスラー・宮脇純太を好きになった時に、結果も伴って出るのかなって」 ――ほかに注目しているトーナメント出場選手は? ▼宮脇「トーナメント表をパッと見た時に、やっぱり自分の次を想像するじゃないですか。その時にブラックめんそーれ対近藤修司があって。まあ、その十中八九、近藤修司じゃないですか。上がってくるのは。十中八九。もうオッズ1.0とかじゃないですか。まあ、近藤修司が上がってくると仮定して。師弟関係を1年近くですかね。最後は急に終わった感じもあって、ずっと近藤さんを超えたいって気持ちは持ってましたね。2回戦で(早々に)当たれるとは思ってなかったけど、やっぱ近藤修司を超えたいなって。近藤さんはヘビー級並みのパワー持ってるし、ジュニア並みの瞬発力も持ってる。頭もいい。たぶんどのジュニアの選手より頭いいと思うんですよ。このパーフェクトヒューマンに、まだ勝ち筋は見えてないんですけど…。近藤修司とシングルマッチやれるとしたら1年半ぶりぐらいですか。その時は歯も立たなかったけど、今の実力を見せたいです。あとはAMAKUSAさん。別ブロックですけど、高橋ヒロムがNOAHに来てから、向こう側になんでかわかんないけど、ずっとついてる」 ――AMAKUSA選手が今、ヒロム選手側に付いている状況をどう感じますか? ▼宮脇「AMAKUSAさんはずっと何言ってるかわかってなかったんですけど、高橋ヒロム側についてる今の状況が一番よくわかんない行動。ツイート(ポスト)見てもよくわかんないし。漢字だらけで。喋っても漢字だらけでわかんないし。でも、もうそろそろ(AMAKUSAさんのことが)分かったと思ってたんです。タッグリーグも優勝して、ベルトも獲って、言ってることもほんのちょっと分かりかけてきたのに、一番わけわかんないことされたって感じですね。高橋ヒロムが僕を『サラダ』って言ったら、『前菜殿』とか、僕を焚き付けるようなことも言ってくる。それを見てたらAMAKUSAさんの隣にずっと立ってるだけじゃダメだなと。AMAKUSAさんも超えたいって思いますね」 ――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。 ▼宮脇「このトーナメントで結果を残して必ずチャンスを掴みます。『NOAH Jr.GRAND PRIX 2025』を楽しみにしているNOAHファンの皆さん。そして、観ていると思う宮脇少年の期待に応える闘いにしていくので、皆さん応援よろしくお願いします!!」
ノアジュニア最強決定トーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』が11・8後楽園大会で開幕する。10・16後楽園大会で高橋ヒロムに敗れてGHCジュニアヘビー級王座奪還ならなかった宮脇にとっては再挑戦への足がかり。1回戦では10・11両国大会で勝利して以来の再戦となるカイ・フジムラと対決する。ノアジュニアの未来を創っていくライバル、カイへの思い、ヒロムへの雪辱にかける思いなどを聞いた。
【宮脇純太インタビュー】
――『NOAH Jr.GRAND PRIX 2025』にエントリーされて率直な意気込みは?
▼宮脇「10・16後楽園ホールで高橋ヒロムに勝つことができなくて、その先のベルト挑戦も叶わなかったので、このトーナメントでチャンスを掴んで、ベルト挑戦に何としてでもこぎ着けたいですね。そのためにはトーナメント優勝は必須です」
――11・8後楽園大会の初戦で当たるカイ選手の印象は?
▼宮脇「カイ・フジムラになる前の藤村加偉時代から何度も何度もやってるわけですけど。運動神経もいいし、何でもそつなくこなすじゃないけど、バランス、すべてのパラメーターが高い。けど、やっぱり大人しいというか。“もう一つ"がない人だなと思ってました。全部そつなくこなす選手ですけど、あと一歩、何かが届かない選手だなって。ALL REBELLIONになって変わると思ったら、アレハンドロ、お兄ちゃん?の陰にずっと隠れてる。ずっと末っ子感が。末っ子かどうか知らないですけど、弟感がずっとずっと出てる。それはタッグでもそうだし。タッグの役割ってあると思うんですけど、それがアレハンドロ選手の陰に隠れてるっていうイメージしか僕はなかったです。同世代だし、影の努力も辛抱も見てきてるし、何よりNOAHジュニアを盛り上げようとしている“同志"として見ているからこそ、『お前、そんなもんじゃねぇだろ』って気持ちがあるんですよ。ただ、この前の10・11両国でシングルマッチしてから、ちょっと僕はカイ・フジムラが一個、殻を破ったのかなって。ALL REBELLIONじゃなくて、アレハンドロとのタッグではなくて、カイ・フジムラとして、どんどんどんどん、これから我が出てくるのかなって感じました」
――キャリアの違うカイ選手と対等なライバルとして扱われることについてどう思う?
▼宮脇「もちろん同世代だし、身長も体重も似てるし、どちらもトリッキーなタイプじゃなくて真正面から行くタイプだから、似てる部分があって意識はしてるんです。けど、逆にカイ・フジムラがいつも『生え抜きが、生え抜きが』って言ってるほど、僕はそこに何も感じてないですね。劣等感を抱いてるのかな。生え抜きじゃないことに対してコンプレックス? 引っかかってるというか。もちろん生え抜きとしてのプライドはありますけど、他団体は生え抜きの意地とか生え抜きのプライドとか言いますけど、カイ・フジムラと戦う分には、もう宮脇純太対カイ・フジムラとしか僕は思ってないです」
――現GHCジュニア王者・高橋ヒロム選手への思いは?
▼宮脇「最初、ベルトが他団体に流出されたっていうのが大きくて、それを取り戻したいっていう気持ちが大きかったんですけど、ベルトももちろん取り戻したいって気持ちはあるんですけど、それ以上に高橋ヒロムっていう存在を超えたいっていう気持ちの方がだんだん大きくなってきましたね。で、高橋ヒロム自身も生え抜き…さっきの話じゃないですけど、生え抜きとして(エル・)デスペラード選手と二枚看板的な感じで新日本ジュニアを盛り上げてきたじゃないですか。そんなふうに僕とか小田嶋も生え抜き。やっぱ生え抜きがもっと食らいついていかなきゃいけないなって、シングルマッチを迎える時に思いました」
――10・16後楽園大会でのヒロム選手とのシングルマッチを経て心境の変化は? また印象的だったヒロム選手の「宮脇くん、もし自分が一ファンなら宮脇純太のファンか?俺は高橋ヒロムのファンだ。全部出せ、全部出しちまえ。みんな期待してんだ、NOAHジュニアの太陽になれ」というマイクはどう受け止めましたか?
▼宮脇「あのマイクは率直に心に響きました。たぶんプロレスファンも響くし、プロレスラーにも響くようなマイクだったんじゃないかと。なんなら他業種の人も、プロレスラーじゃなくても響くようなマイクだったと思います。僕はなんて言うんだろう。自分が客観視できてないなっていう部分は、自分の嫌なところ突かれたなって思いました。自分を自分で客観視できてないって、あの言葉、ファン目線に僕がなれてないってことでしょうね。高橋ヒロムはずっとファン目線で自分のことを見て、ファン目線でプロレスを見てるから、やっぱ視野が広いし、試合も面白い。人の巻き込み方もプロレス界トップクラスだと思いました」
――後日のバックステージでも言及していましたね。
▼宮脇「そうですね。あの日から宮脇少年がずっと僕の隣にいるぐらいの、宮脇少年が隣で見てるような気持ちで戦わないといけないなと思ってます。宮脇少年がレスラー・宮脇純太を好きになった時に、結果も伴って出るのかなって」
――ほかに注目しているトーナメント出場選手は?
▼宮脇「トーナメント表をパッと見た時に、やっぱり自分の次を想像するじゃないですか。その時にブラックめんそーれ対近藤修司があって。まあ、その十中八九、近藤修司じゃないですか。上がってくるのは。十中八九。もうオッズ1.0とかじゃないですか。まあ、近藤修司が上がってくると仮定して。師弟関係を1年近くですかね。最後は急に終わった感じもあって、ずっと近藤さんを超えたいって気持ちは持ってましたね。2回戦で(早々に)当たれるとは思ってなかったけど、やっぱ近藤修司を超えたいなって。近藤さんはヘビー級並みのパワー持ってるし、ジュニア並みの瞬発力も持ってる。頭もいい。たぶんどのジュニアの選手より頭いいと思うんですよ。このパーフェクトヒューマンに、まだ勝ち筋は見えてないんですけど…。近藤修司とシングルマッチやれるとしたら1年半ぶりぐらいですか。その時は歯も立たなかったけど、今の実力を見せたいです。あとはAMAKUSAさん。別ブロックですけど、高橋ヒロムがNOAHに来てから、向こう側になんでかわかんないけど、ずっとついてる」
――AMAKUSA選手が今、ヒロム選手側に付いている状況をどう感じますか?
▼宮脇「AMAKUSAさんはずっと何言ってるかわかってなかったんですけど、高橋ヒロム側についてる今の状況が一番よくわかんない行動。ツイート(ポスト)見てもよくわかんないし。漢字だらけで。喋っても漢字だらけでわかんないし。でも、もうそろそろ(AMAKUSAさんのことが)分かったと思ってたんです。タッグリーグも優勝して、ベルトも獲って、言ってることもほんのちょっと分かりかけてきたのに、一番わけわかんないことされたって感じですね。高橋ヒロムが僕を『サラダ』って言ったら、『前菜殿』とか、僕を焚き付けるようなことも言ってくる。それを見てたらAMAKUSAさんの隣にずっと立ってるだけじゃダメだなと。AMAKUSAさんも超えたいって思いますね」
――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。
▼宮脇「このトーナメントで結果を残して必ずチャンスを掴みます。『NOAH Jr.GRAND PRIX 2025』を楽しみにしているNOAHファンの皆さん。そして、観ていると思う宮脇少年の期待に応える闘いにしていくので、皆さん応援よろしくお願いします!!」