【新日本】石森&エックスがイーグルス&藤田の連覇阻止でJr.タッグリーグB首位通過 優勝戦へ襲撃DOUKI&SHOを返り討ち 2025/11/1

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2025』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2025年11月1日)
Bブロック公式戦 ○石森太二&ロビー・エックスvs藤田晃生&ロビー・イーグルス×

 石森&エックスが白熱した接戦の末に昨年の優勝チームであるイーグルス&藤田を撃破。IWGPジュニアタッグ王者・DOUKI&SHOの待つ決勝戦の切符を手にした。

 昨年優勝チームのイーグルス&藤田は無傷の4連勝で最終公式戦へ迎え、連覇へと着実に近づきつつある。対する石森&エックスは不戦敗以外は3戦全勝。セミファイナルでKUSHIDA&吉岡が勝ち点6止まりに終わったことで、この一戦の勝利チームがBブロック1位通過を決めることになった。両チームはイーグルス&藤田が防衛に成功した4・4後楽園大会におけるIWGPジュニアタッグ戦以来、7ヵ月ぶりの再戦。石森&エックスにとっては雪辱戦となった。

 まずはイーグルス&藤田がラ・ケブラーダの同時発射で先制。イーグルスが早くもロン・ミラー・スペシャルで石森を絞め上げた。石森&エックスも合体ボディプレスなど連係で反撃。劣勢となった藤田がエックスのスワンダイブ攻撃をドロップキックで撃墜して打開すると、イーグルスはトペコンヒーロで突っ込む。石森&エックスが二人がかりで鎮圧にかかっても、スライディングエルボー&低空ドロップキックでまとめて返り討ちにした。

 さらに藤田がスワンダイブ式ミサイルキック、イーグルスがバックドロップを立て続けに決め、藤田がジャーマンでエックスに追い討ち。イーグルスが藤田を上空ホイップしての攻撃を狙ったが、エックスがドロップキックで撃墜。石森も延髄斬り、スライディングジャーマンで藤田に追い討ちをかけ、エックスはその場飛びムーンサルトを投下していく。合体技ブラディーキラーを決めると、エックスがX EXPRESSを狙ってコーナーに上がった。

 するとイーグルスが雪崩式フランケンで撃墜。トラースキックで石森を蹴散らすと、藤田はエックスに逆水平を連発していく。エックスもキリモミ式ジャンピングハイキックで応戦。石森がハンドスプリングレッグラリアットで続いたが、サイファーウタキは藤田が阻止してジャーマンで引っこ抜く。イーグルスとの合体技マキシボム、ダブルサッカーボールキックと連係で挽回した。エックスに合体技スウィートバスターを狙うと、石森がジャンピングニーで阻止。エックスはイーグルスをリバースフランケンで突き刺すと、コーナー最上段からのケブラーダで藤田を分断。石森がBone Lockでイーグルスを捕らえた。

 イーグルスも丸め込みで切り返し、ロン・ミラー・スペシャルを狙ったが、石森は首固めで切り返す。再びBone Lockを仕掛けると、阻止したイーグルスはターボバックパックをさく裂。ファイアーバードスプラッシュを繰り出したが、石森が両ヒザで迎撃。次の瞬間、エックスがX EXPRESSを投下すると、石森がブラディークロスでダメ押しして3カウントを奪った。

 この結果、石森&エックスがイーグルス&藤田の連覇を止めて決勝進出を決定。11・2岐阜大会でAブロック1位のIWGPジュニアタッグ王者・DOUKI&SHOと対決することになった。試合後、DOUKI&SHOがリングに乱入し、石森&エックスを暴行。「帰れ!」コールの中、SHOがトーチャーツールを振り上げたが、エックスが奪い取って阻止。石森とエックスはDOUKIにブラディーキラーを仕掛けたが、SHOが救出して未遂に終わらせた。

 マイクを持った石森は「おい、DOUKI、SHO。優勝決定戦は明日だぜ。そんな焦ってんじゃねえよ。明日、お前らを仕留めてやるからよ」と通告。DOUKIとSHOが花道を下がっていくと、「おい、なんもねえのか?」と挑発した。

 そして「ロビー・イーグルス、藤田とは今年4月、ジュニアタッグやって負けたからよ。今日は勝ってリベンジ。そして優勝決定戦進出だ!」と勝ち誇った石森。最後に「俺が何を言いたいかわかるか? 何かわかるか? 今日の出来事もな、すべてめぐり合わせ。自然とこうなる運命。俺に必要なものを与えてくれてる。これがまさしく神の恵み。そう、グレイスだ!」と締めた。

【試合後の石森&エックス】

▼エックス「(※石森と一緒に床に腰を下ろして)ヤベぇな……ロビー・イーグルス、コーセイ・フジタ……お前ら、マジで全力出してきやがったな! 凄ぇいい気分だ! 身体中が痛いけど、お前らが間違いなく俺のベストを引き出してくれた。ヤベえ……そして、マジでやったぞ!! 初日から言ってただろ。『俺たちは決勝に行く』って! マジでやり遂げたぞ!」

▼石森「ロビー・イーグルス&藤田とは4月のタイトルマッチで負けて、まぁ藤田の先日の言葉を借りるなら、ぶっ倒すチャンスがスッゲーいい場面で回ってきて、最高の気分だったよ。勝ったのは俺たちだ! 強ぇのは俺たちだ! いよいよ明日は優勝決定戦だな。俺たちが『SUPER Jr. TAG』っていうのを、これぞ『SUPER Jr. TAG』っていうのを見してやるからよ、楽しみにしとけ。ということで、これはまさしく神の恵み、そうグレイスだ!」


【試合後のイーグルス&藤田】

▼イーグルス「(※藤田に肩を借りてやって来て床に倒れ込み)アァ……アァ……! (※日本語で)ワルイ、クソーッ! アァ……アァ……ミナサーン! ゴメンナサーイ! アァ……!」

▼藤田「(※床に腰を下ろして)ごめんじゃないよ。大丈夫だ。クソッ! よく、よく言うよな? 『俺たちに勝ったんだから、お前たちが優勝しろ』。俺はそんなこと言えない、残念ながら。このタッグリーグに懸けてきた思いが今日砕かれて、そんな1分、2分前のことすぐに切り替えれると思わねぇ。でも、その気持ちは何倍も何倍も悔しさと強さを持って、(※立ち上がって)俺を強くさせてくれるんだと思う。ロビー(※と言って倒れているロビーに手を差し伸べて、立ち上がらせる)」

▼イーグルス「(※英語に戻して)本当にすまない……」

▼藤田「ソーリーじゃない。大丈夫だ」

▼イーグルス「俺たちはこのリーグを完全制覇することにばかり気を取られて、イシモリとロビー・エックスが俺らに対して 4月からずっと燃やしてきた闘志を見誤ってたのかもしれない。ロビー・エックス、成長したな(※日本語で)オメデトウ。でも次は1対1だ。そしてイシモリ。お前は、俺の“クリプトナイト"かもしれない。でも俺はスーパーマンじゃない。俺は“LIMB REAPER"だ。夜、ドアをノックする音がしたら……覚悟しろ、お前の時間は、そこで終わる」


【DOUKI&SHOの話】

▼DOUKI「オイ、なんだよ? 今の試合、オイ! しょっぱい試合しやがってよ、オイ! オイ、B ブロック、そんなもんか! どうだ? SHO」

▼SHO「そういうことや。今のメインはオイ、最弱決定戦か、このヤロー、オラ! どっちにしろオイ、ワシらの敵じゃねぇんじゃ、オラ!」

▼DOUKI「ロビー・エックス、石森太二、超人に超人か? アハハハ! 俺らの敵じゃねぇな。なぜなら俺は神であり、二冠チャンピオンの王、そして、(※SHOの肩に触れながら)ジュニア最美ボディの最強のタッグチャンピオンだ。アハハハ! もうな、明日は試合しなくてもどうなるかわかるな。ハハハ!」

▼SHO「そういうことじゃ! 格が違うんじゃ、オイ! 今日一晩じっくり考えてみぃ、オラ、オイ! 無駄な抵抗やめて、おとなしくワシらにトロフィー渡しとったほうが、お前らのためなんじゃねぇか、オイ! 俺たちは優しいからよ、オラ、オゥ、言っといたる。大人しく負けとけ、このクソッタレどもが! 格が違うんじゃ、オラ!」

▼DOUKI「ロビー・エックス! 石森太二! 神である俺がグレイスを与えてやろう!」

▼SHO「そういうことじゃ! 格が違うんじゃ、オラ!」