▼鷹木「オイ、オイ、オイ! なんだかアイツら揉めてるねえ。Knock Out BrothersとEMPIREか。なんだか俺、蚊帳の外みたいな感じでな。ちょうどいいタイミングでタッチもらえたから少しだけ暴れちまったけどな。まあ今Knock Out Brothersはな、タッグチャンピオンだからな。でも、今日わかったぜ。さすがのIceだ、Ice。あいつ、ほとんど地元みたいなもんだろ? 俺には聞こえたぞ、『GO Ice! GO Ice!』っていうコールがな。俺にはちゃんと聞こえているからな。次、東海地方……いや、関西も関東も東北も北海道も九州もしっかり『GO Ice!』コールを起こしてやれよ。さて! さて……私の『WORLD TAG LEAGUE』のパートナー、どうしようかって話だけど……。なあ、せっかくヒロム&外道なんて面白いタッグチームがあったんだ。俺も昨年と同じく(辻)陽太と組んだら、お客さんも『なんだよ、昨年と一緒か』って思われちまうからな。ひとつ答えが出たよ、俺なりに。なあ、あいつしかいねえだろ、あいつしか。(※膝蹴りをするジェスチャーをしながら)コレしかいねえだろ、コレしか。(※記者に対し)誰だよ? 言ってみろよ、コレだよ」
『棚橋弘至〜衣錦還郷』岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)(2025年11月2日)
○Yuto-Ice&鷹木信悟&OSKAR&クラーク・コナーズvsグレート-O-カーン
&カラム・ニューマン&テンプラリオ&ジェイコブ・オースティン・ヤング×
Iceが地元・岐阜でジェイコブに快勝したものの、K.O.Bとニューマンは大乱闘を繰り広げて、遺恨が勃発した。
IWGPタッグ王者の“K.O.B"Ice&OSKARが鷹木&コナーズと合体。UNITED EMPIREのオーカーン&ニューマン&テンプラリオ&ジェイコブと対戦した。岐阜県出身のIceは地元凱旋となった。
無所属&BC WAR DOGS連合軍が荒削りのファイトで先手を取ったものの、オーカーン&ニューマンも場外戦に持ち込んでK.O.B.と大乱闘を繰り広げる。戦場がリングに戻っても、両チームは試合そっちのけで喧嘩腰にやり合った。
ニューマンと鷹木がシングルマッチさながらのハイスピードバトルを繰り広げて場内をヒートアップさせると、ようやくIceがタッチをもらって正式な形でリングイン。ジェイコブの鋭い蹴りに被弾し、スイング式DDTを食らってしまったものの、ジェイコブスラダーは髪を引っ張って決めさせない。
Iceはヒザ蹴りから土手っ腹にミドルキックを乱射。ソバット、串刺しニーとたたみかける。ジェイコブも丸め込みやジャンピングハイキックで抵抗したものの、OSKARが横やり。スリーパーに捕らえて強引にぶん投げると、Iceはランニングローキックで蹴り飛ばした。オーカーンとテンプラリオがOSKARを排除すると、ここから大技が連鎖。しかし、Iceの勢いは止まらず、IceはナックルパンチからCruella(顔面へのフロントキック)でジェイコブを降した。
Iceが地元・岐阜で快勝したが、試合が決したあとも、ニューマンと大乱闘を繰り広げる。ニューマンは前日の大阪大会の試合後に「この団体を、このユニットを俺が背負う。俺がゲームチェンジャーだ」と意味深に予告していたが、K.O.Bとニューマンは今後に禍根を残す形となった。
試合後、Iceは「毎回あんな感じで来いや。流しとんじゃねえぞ、コラ。新世代でよ、唯一ケンカができる相手お前かもな」とニューマンを評価。OSKARは「お前のイラつきがわかるよ。所属すべきユニットを間違えてるかもって考えたことがあるんじゃないのか?」と意味深げに問いかけていた。
一方、ニューマンはDRAGONGATEやアメリカ、メキシコの名前を出し、「帝国はクソなんだ。クソだってわかってる。で、うまく行くクソな計画があるんだ。その計画は、日本中、世界中、そしてクソな帝国の邪魔をする全てのクソ団体を乗っ取るんだ」と全方位に宣戦布告していた。
【試合後の鷹木】
▼鷹木「オイ、オイ、オイ! なんだかアイツら揉めてるねえ。Knock Out BrothersとEMPIREか。なんだか俺、蚊帳の外みたいな感じでな。ちょうどいいタイミングでタッチもらえたから少しだけ暴れちまったけどな。まあ今Knock Out Brothersはな、タッグチャンピオンだからな。でも、今日わかったぜ。さすがのIceだ、Ice。あいつ、ほとんど地元みたいなもんだろ? 俺には聞こえたぞ、『GO Ice! GO Ice!』っていうコールがな。俺にはちゃんと聞こえているからな。次、東海地方……いや、関西も関東も東北も北海道も九州もしっかり『GO Ice!』コールを起こしてやれよ。さて! さて……私の『WORLD TAG LEAGUE』のパートナー、どうしようかって話だけど……。なあ、せっかくヒロム&外道なんて面白いタッグチームがあったんだ。俺も昨年と同じく(辻)陽太と組んだら、お客さんも『なんだよ、昨年と一緒か』って思われちまうからな。ひとつ答えが出たよ、俺なりに。なあ、あいつしかいねえだろ、あいつしか。(※膝蹴りをするジェスチャーをしながら)コレしかいねえだろ、コレしか。(※記者に対し)誰だよ? 言ってみろよ、コレだよ」
――ゲイブ(・キッド)?
▼鷹木「え!? (※膝蹴りをするジェスチャーをしながら)なんでコレでゲイブなんだよ。なんでコレでゲイブだよ!? (ヒザを)“モロに"食らわせてやるんだよ! “モロ膝(ニー)"だよ、“モロ膝(ニー)"」
――(ドリラ・)モロニー……(苦笑)
▼鷹木「モロニーだよ! (※記者に対し)お前、俺がスベってるみたいじゃねえか、このヤロー! そうだよ、コレだよ。ゲイブじゃねえよ。モロニーと組もうと思っているよ。オイオイオイ、東スポ! このヤローお前。ヘラヘラしやがって。出禁にするぞ、このヤロー! バカヤロー、ふざけたこと言いやがって。まあ、ドリラ・モロニーがなんて言うか知らないけどよ、モロニーがOKだったら俺と……まあ、あいつらがKnock Out Brothersだ。俺たちは“キタキタブラザーズ"組もうじゃねえか。なあ? モロニー。さあ、モロニー……モロニー、俺と組むのか!? “YES"か“ハイ"かで答えてみろ」
【コナーズの話】「7年間、この団体でやってきた。たくさんの傷を負い、それ以上にたくさんの傷を与えてきた。多くのレスラーが俺のそばで成長していくのを見てきたし、皆も俺が成長していく姿を見てきただろう。ベイビー、家に帰るぜ」
【OSKARの話】「カラムはイラついてるようだな? 何故だかわかるぜ。UNITED EMPIRE? 冗談だろ? お前のユニットを見てみろよ。メンバーの半分はここを離れて他の団体でやってるぜ。“キャプテン"なんて呼ばれてたヤツは、そもそもこの場にすらいない。ちっこいルチャ野郎、飛び回るあいつは何ヵ月も不在だしな。ああ、そうだ、あいつがいた。グレート-O-カーン。あいつはアニメの女の子たちとのふざけた遊びに夢中だしな。だからお前のイラつきがわかるよ。所属すべきユニットを間違えてるかもって考えたことがあるんじゃないか? UNITED EMPIRE? 違うな。俺はこれまでの長い間、“帝国"なんてものは見たことがないぞ。クソのソビエト連邦以来な。いいか、カラム。お前にはポテンシャルがある。だが、チャンピオンは俺たちだ。お前にもチャンスがあっただろ? だがゼロ防衛だ。またチャンスがあったのに、またゼロ防衛だった。それはお前のせいか? それとも仲間のせいか? あぁ? 俺にはわからねぇ。俺たちWAR DOGSは闘いまくる! 勝利を手にするのは俺たちだ」
【Iceの話】「オイ、カラム。お前、おもしれえな。お前、今日“プロレスHigh"になったか? テメーUNITED EMPIREのアタマなんだろ? 毎回あんな感じで来いや。流しとんじゃねえぞ、コラ。新世代でよ、唯一ケンカができる相手お前かもな。ほかのヤツらはよ、いい子ちゃんだよな。でもお前、環境悪かったろ? 見ればわかるぜ、お前のこと。まあそんなことよりよ、ここ、地元・岐阜だよな? 俺はよ、順番待ちはしとらんぞ。ずっと出番を待っとった。それが今日や。オイ、カラム。次いつ当たるかわからんけどよ、そん時はもっとよ、Highになろうぜ。感じろ! Let's get high! チッチッチッ! Big Up!」
【試合後のオーカーン&ニューマン&テンプラリオ】
▼ニューマン「(※フロアに横たわり)クソ、やり足りない。お前ら、話したいなら先に話せ。サイショ、ドウゾ」
▼オーカーン「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや。以上」
▼テンプラリオ「今夜、ヤツらは俺たちの実力を思い知ったろう。このようなチームを組めて俺はとても満足している。今日で終わることは無く、まだ大きな目標に向けて闘いは続く。日本に感謝したい。“EL GURRERO LEON"テンプラリオは、さらに強くなって戻ってくる」
▼ニューマン「話し終わったか。よし、俺の番だ。これはとんでもないクソだ。もう十分。いいヤツのフリをするのは十分だ。取り繕うのも十分だ。俺の頭の中を見せようとしたが、まだちょっとだけセンパイに認められたいって気持ちがあるんだ。なんてことだ。YAMATOと一緒のツアーだ。あいつはマジでやべえ。でもな、あいつだってぶっ飛ばしてやる。俺をDRAGONGATEに送れ。俺をメキシコに送れ。いいか? やろうぜ。俺をアメリカに送れ。とにかく、クソ契約書を用意して、そろえて渡してくれよ。俺がこの団体を再びよくするヤツなんだ。それにな、帝国はクソなんだ。クソだってわかってる。で、うまく行くクソな計画があるんだ。その計画は日本中、世界中、そしてクソ帝国の邪魔をする全てのクソ団体を乗っ取るんだ」
※ジェイコブはノーコメント