【GLEAT】初参戦・TJPが反GLE軍と合流で大暴走 怒りの稔が一騎打ちを要求 2025/11/3

『GLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI』横浜BUNTAI(2025年11月3日)
GLEATvs反GLE MONSTERS ○TJP&河上“シャーマン"隆一&ブラスナックルJUNvsジュンジェ&鈴木鼓太郎&田中稔×

 GLEAT初参戦を果たしたTJPが反GLE軍と共闘し、稔に無法勝利。怒りの稔が一騎打ちを要求した。

 新日本マットなど世界各国で活躍したTJPがGLEATに初参戦。旧知の関係にあたる稔がタッグ結成を熱望していたものの、なぜかTJPは反GLEの河上&JUNとタッグを組む形に。稔はジュンジェ&鼓太郎と組んで迎え撃った。

 「禁断の扉じゃつまらない。新しい扉を開けようか」という意味深なメッセージとともにTJPが登場。赤い毒霧を吹き上げ、反GLE軍と共闘姿勢を取る。先発して稔と向き合うが、そこをJUNが襲撃。TJPは嫌がるどころか、反GLE軍とともにラフファイトで稔を痛めつけた。もちろん持ち前のテクニックも発揮。河上たちの凶器攻撃を呼び込みつつも、ジュンジェを鎌固めで絞め上げてどよめきを誘う。

 負けじと鼓太郎が奮闘して試合を立て直したものの、場外から河上が足をすくって分断すると、再びTJPの独壇場に。華麗な動きでジュンジェを翻ろうしてバックドロップでぶん投げると、得意の顔面ウォッシュで歓声を呼び込む。

 稔も同じく顔面ウォッシュで呼応。一気呵成に攻め立てると、鼓太郎&ジュンジェの加勢を受けるが、反GLE軍も介入して、リング上は大混乱に。粘る稔はハイキックから飛びつき十字固めに捕らえたものの、TJPはレフェリーの目を盗んで赤い毒霧を噴射。デトネーションキックから変型ヒザ固めに捕らえてギブアップを奪った。

 マスクやペイントこそしていなかったものの、TJPがいわゆる“アスワンモード"で稔に無法勝利。反GLEの河上&JUNとともに勝ち名乗りを上げた。

 試合後、河上は「とんでもねえ力を持ってるじゃねえか。俺が苦労して魔界から、地獄から召喚した甲斐があったよな」と満足げ。「こんなヤツが反GLE入っちまったら、他のヤツら、チャンピオン…今、エル・リンダマンか。あいつもうかうかしてらんねえんじゃねえか」と他の選手たちを挑発した。TJP自身は多くを語らず、「マタネ」とだけつぶやいて再登場を予告した。一方、敗れた稔は激怒。「次はシングルだ。覚えとけ、クソガキ」と一騎打ちを要求した。

 この試合だけでインパクトを残したTJPだったが、メインイベント終了後に再度登場。共闘していた反GLE軍を早くも裏切り、叩きのめしたうえでエル・リンダマンに挑戦表明し、G-REX王座挑戦が決定的に。一夜にしてGLEATのトップ戦線に躍り出た。


【試合後のTJP&河上&JUN】

▼河上「なんだよ、コノヤロー。TJP、とんでもねえ力を持ってるじゃねえか。俺が苦労して魔界から、地獄から召喚した甲斐があったよな、JUN」

▼JUN「おお」

▼河上「俺たちなんもしてねえよ、ほとんどよ。こいつひとりであのオッサンの田中稔から勝っちまったよ。どうすんだ? こんなヤツが反GLE入っちまったら、他のヤツら、チャンピオン…今、エル・リンダマンか。あいつもうかうかしてらんねえんじゃねえか。おい、鈴木。お前も俺たちのことをいつまでも疎ましい目で見てるんじゃねえぞ。こんだけデケえ新戦力、殺傷能力の高いヤツが入っちまったらよ。反GLE MONSTERS、どうなっちまうかわかんねえよな。なあ、JUN」

※JUNは無言で胸を張ると、河上とともに先に去っていく

▼TJP「マタネ」

【稔の話】「おい、TJ。調子こくなよ、お前。これで勝ったと思ってんじゃねえだろうな、お前。これで稔さんに、師匠の稔さんに初めて勝ちました。やったと思ってるんじゃねえだろうな。どれぐらい変わってるか。今日見てやろうと思ったけど、23年前の新日本LA道場のピノイボーイとまったく変わってねえぞ。次はシングルだ。覚えとけ、クソガキ」