【GLEAT】血染めのリンダマンがG-REX死守、TJP迎撃へ 禍中CIMAは年内出場明言も退団撤回せず 2025/11/3
『GLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI』横浜BUNTAI(2025年11月3日) G-REX選手権試合 ○エル・リンダマンvsCIMA× 血染めのリンダマンがG-REX王座を死守。TJP迎撃が決定的となった。一方、敗れた禍中のCIMAは年内出場を明言したものの、退団は撤回しなかった。 リンダマンは10・9後楽園大会で中嶋勝彦を破り、2年7ヵ月ぶりにG-REX王座返り咲き。試合後、次期挑戦者としてCIMAを指名した。寝耳に水の指名にブチ切れて大荒れとなったCIMAは対戦を受け入れたものの、「11・3BUNTAIがこのリングで最後の試合」と退団を予告。バックステージでは「これは仕掛けじゃなくて仕打ち」ともコメントし、不穏な空気が漂う中でタイトル戦が正式決定した。 大会の前に、GLEAT側からは「CIMA選手本人より契約期間内(2025年12月31日まで)は弊社側に一任すると決意表明をいただきました。弊社の希望として、11月3日横浜BUNTAI大会以降も出場していただきます」と異例の発表もあり、様々な憶測が飛び交う中、2人はビッグマッチのメインで対決した。 グラウンド戦で相手の出方をうかがう静かな立ち上がりに。ドロップキックで場外に蹴落として勢いを掴んだCIMAは、場外戦で床直撃のブレーンバスターを強行。普段の華やかな動きは鳴りを潜め、腰への一点集中攻撃を展開する。CIMAの重厚感溢れる攻撃にリンダマンは防戦一方に。 しかし、リンダマンも執念のランニングエルボーでようやく反撃へ。ミサイルキック、ダイビングボディプレスと空中戦でリズムを刻むと、腕ひしぎ十字固めに。CIMAはこれを切り返してヒザを絞め上げると、 コーナーのターンバックルを引っぺがして、それでリンダマンの腰を痛打。腰への一点集中攻撃を再開する。 引かないリンダマンはバックドロップで抵抗。DDTを食らっても、すぐさまジャーマンで投げてダブルダウンに持ち込む。先に仕掛けたリンダマンはパワーボム、熊殺しで連続してぶん投げた。動きの鈍ったCIMAにリンダマンは猛ゲキ。必死に立ち上がるCIMAにエルボーを叩き込んだ。 粘るCIMAはカウンターのパワースラムで流れを押し返すと、コーナー金具に頭から叩きつけてリンダマンを流血に追い込む。傷口を容赦なく殴りつけ、そこに噛みついて暴走。雪崩式フランケン、延髄ダブルニーからシュバインを繰り出した。さらに、モナリザオーバードライブ、クロスファイヤーとかつての得意技を惜しげもなく連発すると、メテオラを狙ってコーナーに上がる。 追いすがるリンダマンは雪崩式エクスプロイダーで形勢打開。トラースキックを食らっても止まらず、ジャーマンスープレックスで投げ飛ばした。さらに、ぶっこ抜きジャーマンを繰り出すと、猛抵抗を見せるCIMAを執念で再び投げて3カウントを奪った。 血染めのリンダマンがG-REX王座初防衛。敗れたCIMAは肩を落とし、花道を下がっていく。CIMAコールが巻き起こったものの、CIMAは一礼してリングをあとにした。 リンダマンは「俺はT-Hawkと山村とみんなで一緒にDRAGONGATEから出て、それでずっと俺はCIMAとシングルやりたいなと思っていたけど、最初はずっと組んでいてタイミングがなくて、気がついたら、CIMAがリングの最前線からいなくなってた。だから、こんな形であろうと、リンダマン対CIMAはやらなきゃいけなかったんだよ。俺はこの決断、間違ったと思ってないし、GLEATにとって、リンダマンにとって大事な戦いだと思っている」と強調。そして、「人間考え方がひとりひとり違うのは当たり前だ。CIMAが俺と考えが違っても、たとえCIMAが俺と離れ離れになってもだ。CIMA、大島伸彦を俺は心から愛してるよ」と行動を共にしてきたCIMAにメッセージを送った。 観客に対して「一人残らず幸せにしてやるからな。覚悟しておけ」と言い放ったリンダマンだったが、反GLEの河上隆一、ブラスナックルJUN、そしてTJPが乱入。試合直後のリンダマンを暴行するが、ここでTJPが裏切り、河上とJUNを排除した。 今大会でGLEAT初参戦を果たしたTJPは反GLEとの共闘でインパクトを残していたが、早くも裏切って次なる行動に出た形に。TJPは「G-REXチャンピオンシップがほしい」と挑戦表明。その言葉を聞いたリンダマンは「世界中を席巻してきたその実力。TJP、お前となら次のタイトルマッチ大歓迎だよ。楽しみにしてるよ」と受諾し、V2戦が決定的に。「G-REXの次も決まった。また1つ1つGLEATは前に進まなきゃいけないようだな」と視線を前に向けたリンダマンは、所属選手をリングに呼び込み、「GLEATしようぜ!」の雄叫びで横浜BUNTAI大会を締めくくり、未来を見据えた。 一方、バックステージでコメントを発表したCIMAは「10月9日、後楽園のヘンから、こんなに怒り狂って、こんなにはらわた煮えくり返って、こんなに不安な日々はプロレス生活28年半で初めてや。なんで今やねん! なんでこのタイミングで俺やねん! CIMAがスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。そのCIMAを超えないと、リンダマン、お前は意味ないんや」と吐露。「7月、3日前に電話がかかってきて、中嶋選手と1対1でシングルやって、そこでも俺は負けた。10月9日、リンダマン対中嶋勝彦、G-REX戦やろ。その時に一言でよかった。『中嶋勝彦が防衛したら、MEGAで再戦しませんか? リベンジしませんか? リンダマンが勝ったら、MEGAで挑戦しませんか?』。それだけです。それがなかったんで、ファン、選手、会社、誰も幸せにならない結果になった。でも、その結果を生んでしまったのは俺CIMAやし…」とうなだれた。 「やると決めたらやる。でも、この結果や。お前が本当に超えたいCIMAはもっと先におったかもしらんぞ。今日は負けたし、リンダマンのほうが100%、1000%素晴らしいレスラーやけど、俺が仕掛けているリアルとファンタジーに引っかかっているようじゃ、実力で超えても、CIMAは超えられへんからな」とプライドをあらわにすると、「あとは後楽園で言ったことがすべてやから。突発的に出たとしてもあれがすべてやから」と強調して退団表明は撤回せず。そのうえで「プロレスラーCIMAとしては今すぐ家に帰って充電に入りたい。でもな、プロの契約選手のCIMAとしては、一契約選手としては、契約をほっぽり出していくわけにはいかないから。12月30日、契約が残っている限りGLEATでやっていく」と年内出場は明言した。 最後に「このコメントを聞いて、鈴木社長。ホンマにGLEATで仕掛けていくんやったら、一歩ずつだと思いますよ。背伸びもジャンプもいいかもわからんけど、一歩ずつやと思いますよ」と鈴木社長に呼びかけると、「壮馬も田村ハヤトも山村もブラスナックルも素晴らしい選手たくさんいてんのやから、本当のGLEATを作っていってくれよ。俺は間に合わんかった…」と締めくくった。 【リンダマンの話】「よし。初防衛だ。CIMAからこのG-REXタイトル、初防衛したぞ。血なんてよ、止まるんだよ。正直さ、このバックステージまで血がダラダラ流れていたぐらいのほうが心配されておいしいかなと思ったけどよ。血なんてすぐ止まるんだよ。血なんてリンダマンにとっちゃどうってことねえよ。GLEATの未来に懸ける思いだったら、いくらでも傷を作ってやるよ。血なんていくらでも流してやるよ。それはそうと、TJP。反GLE MONSTERSに入って、それだけじゃなかったな。反GLE MONSTERSを利用して、ぶっ飛ばして、G-REX、リンダマンのタイトルに挑戦するって言ってたな。大歓迎だ。あいつはとんでもないレスラーだよ。俺は身に染みて知ってるよ。あいつと何回か手合わせしたことあるからな。あいつのすごさ、身に染みて知っている。相手にとって不足なし。G-REXにとって、エル・リンダマンにとって、GLEATにとって不足なしだ。TJP対エル・リンダマン、G-REXタイトルマッチ、楽しみにしとけ。そして、リング上で言った通りだ。俺はGLEATに関わる、プロレスに関わる全員を幸せにするんだ。CIMAがどんな選択をしようが、どんな考えを持っていようが、お客さんが見ていようが、見ていまいが、プロレスを愛する気持ち、プロレスを嫌う気持ち、何でもいいよ。関わったヤツら全員首根っこ捕まえて幸せにしてやるからな。覚悟しとけ。GLEATがこれから必ずリアルの先のファンタジーを見せてやるから。楽しみにしとけ」 【CIMAの話】「(『フィニッシュ』と何度かつぶやくと)10月9日、後楽園のヘンから、こんなに怒り狂って、こんなにはらわた煮えくり返って、こんなに不安な日々はプロレス生活28年半で初めてや。なんで今やねん! なんでこのタイミングで俺やねん! CIMAがスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。そのCIMAを超えないと、リンダマン、お前は意味ないんや。GLEAT、ちょこまかちょこまかしょうもないこと仕掛けてるけど、結果がすべてやから。一歩ずつ、一案ずつ…東京で言ったら、新木場さんがあって、新宿FACEさんがあって、後楽園ホールがあって、そこからやろ。リンダマン、焦るなよ。俺がスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。お前、そのかつてのスーパーカーが何の修理・試運転もせずに、前哨戦もなしにいきなりMEGA。MEGAの意味わかってるやろ。GLEATが1年で一番力入れてる…全大会1試合1試合に力入れてるけど、その中でもMEGAは一番力入れてる大会やろ。なんで俺やねん? お前よ。CIMAとの試合をMEGAと言えど、前哨戦もなしに、何もなしにぶっつけ本番はないやろ。鈴木社長…。後楽園の時の怒りは30%やぞ。GLEATに入れてもらって5年目。CIMAも随分キバを抜いてもらったわ。100の怒りやったら、俺はもう今、たぶん業界から引退せんといかんかったやろうな。あんたやったらできるやろ。7月に、3日前に電話がかかってきて、中嶋選手と1対1でシングルやって、そこでも俺は負けた。10月9日、リンダマン対中嶋勝彦、G-REX戦やろ。その時に一言でよかった。『中嶋勝彦が防衛したら、MEGAで再戦しませんか? リベンジしませんか? リンダマンが勝ったら、MEGAで挑戦しませんか?』。それだけです。それがなかったんで、ファン、選手、会社、誰も幸せにならない結果になった。でも、その結果を生んでしまったのは俺CIMAやし。リンダマンに聞いたよ。『なんで今、俺やったんや?』と。リアルがどう、ファンタジーがどう。言うてはりましたけど、リンダマンなんで俺やったんやと。そうしたら、CIMAがいろいろクロスフィットやったり、ハイロックスやったり、バリバリやっているような動画を載せてただけや。実際問題は一般会員さんの中で断トツの最下位です。腕立て伏せ1回もできません。シートベルト締めれません。そんな状態や。でも、リンダマンはあれだけ活発的にトレーニングをしている。自分を追い込んでる。限界を超えている。そんなCIMAを超えてみたくなった。そう言ってたけど、お前がリアルとファンタジーの罠に引っかかってどうするねん。おい、俺がトレーニングの動画載せてるのは、リアルは10%もないぞ。ほぼほぼファンタジーや。リアルとファンタジーを提供しないといけないプロレスラーとフロントが引っかかってどうするねん? ただ、やると決めたらやる。でも、この結果や。お前が本当に超えたいCIMAはもっと先におったかもわからんぞ。今日は負けたし、リンダマンのほうが100%、1000%素晴らしいレスラーやけど、俺が仕掛けているリアルとファンタジーに引っかかっているようじゃ、実力では超えても、いつまで経ってもCIMAは超えられへんからな。あとは後楽園で言ったことがすべてやから。突発的に出たとしてもあれがすべてやから。でも、プロレスラーCIMAとしては今すぐ家に帰って充電に入りたい。でもな、プロの契約選手のCIMAとしては、一契約選手としては、契約をほっぽり出していくわけにはいかんから。12月30日、契約が残っている限りGLEATでやっていくし。このコメントを聞いて、鈴木社長。ホンマにGLEATで仕掛けていくんやったら、一歩ずつだと思いますよ。背伸びもジャンプもいいかもわからんけど、一歩ずつやと思いますよ。壮馬も田村ハヤトも山村もブラスナックルも素晴らしい選手たくさんいてんのやから、本当のGLEATを作っていってくれよ。俺は間に合わんかった…」
『GLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI』横浜BUNTAI(2025年11月3日)
G-REX選手権試合 ○エル・リンダマンvsCIMA×
血染めのリンダマンがG-REX王座を死守。TJP迎撃が決定的となった。一方、敗れた禍中のCIMAは年内出場を明言したものの、退団は撤回しなかった。
リンダマンは10・9後楽園大会で中嶋勝彦を破り、2年7ヵ月ぶりにG-REX王座返り咲き。試合後、次期挑戦者としてCIMAを指名した。寝耳に水の指名にブチ切れて大荒れとなったCIMAは対戦を受け入れたものの、「11・3BUNTAIがこのリングで最後の試合」と退団を予告。バックステージでは「これは仕掛けじゃなくて仕打ち」ともコメントし、不穏な空気が漂う中でタイトル戦が正式決定した。
大会の前に、GLEAT側からは「CIMA選手本人より契約期間内(2025年12月31日まで)は弊社側に一任すると決意表明をいただきました。弊社の希望として、11月3日横浜BUNTAI大会以降も出場していただきます」と異例の発表もあり、様々な憶測が飛び交う中、2人はビッグマッチのメインで対決した。
グラウンド戦で相手の出方をうかがう静かな立ち上がりに。ドロップキックで場外に蹴落として勢いを掴んだCIMAは、場外戦で床直撃のブレーンバスターを強行。普段の華やかな動きは鳴りを潜め、腰への一点集中攻撃を展開する。CIMAの重厚感溢れる攻撃にリンダマンは防戦一方に。
しかし、リンダマンも執念のランニングエルボーでようやく反撃へ。ミサイルキック、ダイビングボディプレスと空中戦でリズムを刻むと、腕ひしぎ十字固めに。CIMAはこれを切り返してヒザを絞め上げると、
コーナーのターンバックルを引っぺがして、それでリンダマンの腰を痛打。腰への一点集中攻撃を再開する。
引かないリンダマンはバックドロップで抵抗。DDTを食らっても、すぐさまジャーマンで投げてダブルダウンに持ち込む。先に仕掛けたリンダマンはパワーボム、熊殺しで連続してぶん投げた。動きの鈍ったCIMAにリンダマンは猛ゲキ。必死に立ち上がるCIMAにエルボーを叩き込んだ。
粘るCIMAはカウンターのパワースラムで流れを押し返すと、コーナー金具に頭から叩きつけてリンダマンを流血に追い込む。傷口を容赦なく殴りつけ、そこに噛みついて暴走。雪崩式フランケン、延髄ダブルニーからシュバインを繰り出した。さらに、モナリザオーバードライブ、クロスファイヤーとかつての得意技を惜しげもなく連発すると、メテオラを狙ってコーナーに上がる。
追いすがるリンダマンは雪崩式エクスプロイダーで形勢打開。トラースキックを食らっても止まらず、ジャーマンスープレックスで投げ飛ばした。さらに、ぶっこ抜きジャーマンを繰り出すと、猛抵抗を見せるCIMAを執念で再び投げて3カウントを奪った。
血染めのリンダマンがG-REX王座初防衛。敗れたCIMAは肩を落とし、花道を下がっていく。CIMAコールが巻き起こったものの、CIMAは一礼してリングをあとにした。
リンダマンは「俺はT-Hawkと山村とみんなで一緒にDRAGONGATEから出て、それでずっと俺はCIMAとシングルやりたいなと思っていたけど、最初はずっと組んでいてタイミングがなくて、気がついたら、CIMAがリングの最前線からいなくなってた。だから、こんな形であろうと、リンダマン対CIMAはやらなきゃいけなかったんだよ。俺はこの決断、間違ったと思ってないし、GLEATにとって、リンダマンにとって大事な戦いだと思っている」と強調。そして、「人間考え方がひとりひとり違うのは当たり前だ。CIMAが俺と考えが違っても、たとえCIMAが俺と離れ離れになってもだ。CIMA、大島伸彦を俺は心から愛してるよ」と行動を共にしてきたCIMAにメッセージを送った。
観客に対して「一人残らず幸せにしてやるからな。覚悟しておけ」と言い放ったリンダマンだったが、反GLEの河上隆一、ブラスナックルJUN、そしてTJPが乱入。試合直後のリンダマンを暴行するが、ここでTJPが裏切り、河上とJUNを排除した。
今大会でGLEAT初参戦を果たしたTJPは反GLEとの共闘でインパクトを残していたが、早くも裏切って次なる行動に出た形に。TJPは「G-REXチャンピオンシップがほしい」と挑戦表明。その言葉を聞いたリンダマンは「世界中を席巻してきたその実力。TJP、お前となら次のタイトルマッチ大歓迎だよ。楽しみにしてるよ」と受諾し、V2戦が決定的に。「G-REXの次も決まった。また1つ1つGLEATは前に進まなきゃいけないようだな」と視線を前に向けたリンダマンは、所属選手をリングに呼び込み、「GLEATしようぜ!」の雄叫びで横浜BUNTAI大会を締めくくり、未来を見据えた。
一方、バックステージでコメントを発表したCIMAは「10月9日、後楽園のヘンから、こんなに怒り狂って、こんなにはらわた煮えくり返って、こんなに不安な日々はプロレス生活28年半で初めてや。なんで今やねん! なんでこのタイミングで俺やねん! CIMAがスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。そのCIMAを超えないと、リンダマン、お前は意味ないんや」と吐露。「7月、3日前に電話がかかってきて、中嶋選手と1対1でシングルやって、そこでも俺は負けた。10月9日、リンダマン対中嶋勝彦、G-REX戦やろ。その時に一言でよかった。『中嶋勝彦が防衛したら、MEGAで再戦しませんか? リベンジしませんか? リンダマンが勝ったら、MEGAで挑戦しませんか?』。それだけです。それがなかったんで、ファン、選手、会社、誰も幸せにならない結果になった。でも、その結果を生んでしまったのは俺CIMAやし…」とうなだれた。
「やると決めたらやる。でも、この結果や。お前が本当に超えたいCIMAはもっと先におったかもしらんぞ。今日は負けたし、リンダマンのほうが100%、1000%素晴らしいレスラーやけど、俺が仕掛けているリアルとファンタジーに引っかかっているようじゃ、実力で超えても、CIMAは超えられへんからな」とプライドをあらわにすると、「あとは後楽園で言ったことがすべてやから。突発的に出たとしてもあれがすべてやから」と強調して退団表明は撤回せず。そのうえで「プロレスラーCIMAとしては今すぐ家に帰って充電に入りたい。でもな、プロの契約選手のCIMAとしては、一契約選手としては、契約をほっぽり出していくわけにはいかないから。12月30日、契約が残っている限りGLEATでやっていく」と年内出場は明言した。
最後に「このコメントを聞いて、鈴木社長。ホンマにGLEATで仕掛けていくんやったら、一歩ずつだと思いますよ。背伸びもジャンプもいいかもわからんけど、一歩ずつやと思いますよ」と鈴木社長に呼びかけると、「壮馬も田村ハヤトも山村もブラスナックルも素晴らしい選手たくさんいてんのやから、本当のGLEATを作っていってくれよ。俺は間に合わんかった…」と締めくくった。
【リンダマンの話】「よし。初防衛だ。CIMAからこのG-REXタイトル、初防衛したぞ。血なんてよ、止まるんだよ。正直さ、このバックステージまで血がダラダラ流れていたぐらいのほうが心配されておいしいかなと思ったけどよ。血なんてすぐ止まるんだよ。血なんてリンダマンにとっちゃどうってことねえよ。GLEATの未来に懸ける思いだったら、いくらでも傷を作ってやるよ。血なんていくらでも流してやるよ。それはそうと、TJP。反GLE MONSTERSに入って、それだけじゃなかったな。反GLE MONSTERSを利用して、ぶっ飛ばして、G-REX、リンダマンのタイトルに挑戦するって言ってたな。大歓迎だ。あいつはとんでもないレスラーだよ。俺は身に染みて知ってるよ。あいつと何回か手合わせしたことあるからな。あいつのすごさ、身に染みて知っている。相手にとって不足なし。G-REXにとって、エル・リンダマンにとって、GLEATにとって不足なしだ。TJP対エル・リンダマン、G-REXタイトルマッチ、楽しみにしとけ。そして、リング上で言った通りだ。俺はGLEATに関わる、プロレスに関わる全員を幸せにするんだ。CIMAがどんな選択をしようが、どんな考えを持っていようが、お客さんが見ていようが、見ていまいが、プロレスを愛する気持ち、プロレスを嫌う気持ち、何でもいいよ。関わったヤツら全員首根っこ捕まえて幸せにしてやるからな。覚悟しとけ。GLEATがこれから必ずリアルの先のファンタジーを見せてやるから。楽しみにしとけ」
【CIMAの話】「(『フィニッシュ』と何度かつぶやくと)10月9日、後楽園のヘンから、こんなに怒り狂って、こんなにはらわた煮えくり返って、こんなに不安な日々はプロレス生活28年半で初めてや。なんで今やねん! なんでこのタイミングで俺やねん! CIMAがスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。そのCIMAを超えないと、リンダマン、お前は意味ないんや。GLEAT、ちょこまかちょこまかしょうもないこと仕掛けてるけど、結果がすべてやから。一歩ずつ、一案ずつ…東京で言ったら、新木場さんがあって、新宿FACEさんがあって、後楽園ホールがあって、そこからやろ。リンダマン、焦るなよ。俺がスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。お前、そのかつてのスーパーカーが何の修理・試運転もせずに、前哨戦もなしにいきなりMEGA。MEGAの意味わかってるやろ。GLEATが1年で一番力入れてる…全大会1試合1試合に力入れてるけど、その中でもMEGAは一番力入れてる大会やろ。なんで俺やねん? お前よ。CIMAとの試合をMEGAと言えど、前哨戦もなしに、何もなしにぶっつけ本番はないやろ。鈴木社長…。後楽園の時の怒りは30%やぞ。GLEATに入れてもらって5年目。CIMAも随分キバを抜いてもらったわ。100の怒りやったら、俺はもう今、たぶん業界から引退せんといかんかったやろうな。あんたやったらできるやろ。7月に、3日前に電話がかかってきて、中嶋選手と1対1でシングルやって、そこでも俺は負けた。10月9日、リンダマン対中嶋勝彦、G-REX戦やろ。その時に一言でよかった。『中嶋勝彦が防衛したら、MEGAで再戦しませんか? リベンジしませんか? リンダマンが勝ったら、MEGAで挑戦しませんか?』。それだけです。それがなかったんで、ファン、選手、会社、誰も幸せにならない結果になった。でも、その結果を生んでしまったのは俺CIMAやし。リンダマンに聞いたよ。『なんで今、俺やったんや?』と。リアルがどう、ファンタジーがどう。言うてはりましたけど、リンダマンなんで俺やったんやと。そうしたら、CIMAがいろいろクロスフィットやったり、ハイロックスやったり、バリバリやっているような動画を載せてただけや。実際問題は一般会員さんの中で断トツの最下位です。腕立て伏せ1回もできません。シートベルト締めれません。そんな状態や。でも、リンダマンはあれだけ活発的にトレーニングをしている。自分を追い込んでる。限界を超えている。そんなCIMAを超えてみたくなった。そう言ってたけど、お前がリアルとファンタジーの罠に引っかかってどうするねん。おい、俺がトレーニングの動画載せてるのは、リアルは10%もないぞ。ほぼほぼファンタジーや。リアルとファンタジーを提供しないといけないプロレスラーとフロントが引っかかってどうするねん? ただ、やると決めたらやる。でも、この結果や。お前が本当に超えたいCIMAはもっと先におったかもわからんぞ。今日は負けたし、リンダマンのほうが100%、1000%素晴らしいレスラーやけど、俺が仕掛けているリアルとファンタジーに引っかかっているようじゃ、実力では超えても、いつまで経ってもCIMAは超えられへんからな。あとは後楽園で言ったことがすべてやから。突発的に出たとしてもあれがすべてやから。でも、プロレスラーCIMAとしては今すぐ家に帰って充電に入りたい。でもな、プロの契約選手のCIMAとしては、一契約選手としては、契約をほっぽり出していくわけにはいかんから。12月30日、契約が残っている限りGLEATでやっていくし。このコメントを聞いて、鈴木社長。ホンマにGLEATで仕掛けていくんやったら、一歩ずつだと思いますよ。背伸びもジャンプもいいかもわからんけど、一歩ずつやと思いますよ。壮馬も田村ハヤトも山村もブラスナックルも素晴らしい選手たくさんいてんのやから、本当のGLEATを作っていってくれよ。俺は間に合わんかった…」