プロレス/格闘技DX

『THE GATE OF DESTINY 2025』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(202511月3日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○Riiita&JACKY KAMEIvs吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤ×

　KAMEI&Riiitaが吉岡&ダイヤを破ってチンゲート王座を戴冠。LOVE&PEACEに初のベルトをもたらした。

　ツインゲート王者・吉岡&キッドはそれぞれKUSHIDA、田口隆祐と組んで新日本の『SUPER Jr.TAG LEAGUE』に出場。ともに優勝はならなかったものの、新たな刺激を得てこの日、V2戦に臨んだ。対するはKAMEI&RiiitaのLOVE&PEACEコンビ。勝利すればKAMEIはジェイソン・リーと第58代王者に君臨して以来、3年2ヵ月ぶりの戴冠で、Riiitaは初戴冠となるところだった。

　先手を取ったのは挑戦者組。KAMEIがダイヤにトペコンヒーロ、Riiitaが吉岡にトルニージョを立て続けに放った。「俺たちの方がツインゲートにふさわしいだろ!」と吠えたKAMEIはダイヤとチョップ合戦で火花。吉岡&ダイヤも代わる代わるの腕攻めでKAMEIを劣勢に追い込み、吉岡がダブルニードロップ、ダイヤがその場飛びムーンサルトプレスを立て続けに投下して流れを作った。

　KAMEIが突破口を開くと、Riiitaが多回転式フライングヘッドシザースでダイヤを場外に吹き飛ばし、再びトルニージョを発射して巻き返す。ダイヤがドロップキックで反撃しても、KAMEIがダイビングヒップドロップを投下。KAMEI&Riiitaはダブル串刺し攻撃、ダブルフェースクラッシャー、ダブル低空ドロップキックを立て続けに決めた。

　ならばと吉岡がジャーマンでRiiitaを投げ、ダイヤは雪崩式アストロシザースでKAMEIを叩き落として逆襲。さらにダイヤが逆打ち、吉岡がデスバレーボムの波状攻撃でKAMEIを攻め込む。負けじとKAMEIは吉岡に変型コードブレイカーを決めたが、ムーンサルトアタックは吉岡がエルボーで撃墜。吉岡がエルボー、ダイヤが延髄斬り、ダブルヒップトスと攻勢を続け、吉岡がフラッシュバン、ダイヤがDDDDTでたたみかけた。

　Riiitaのカットが間に合ったが、吉岡はブレーンバスターで迎撃。バトルフックを叩き込む。ダイヤもエンドオーバーで追い討ちをかけ、DDDDTを狙ってコーナーに上がったが、KAMEIが雪崩式フランケンで撃墜。RiiitaがダイヤをRiiitanic、KAMEIが吉岡を“JACKY"ナイフで次々に丸め込んで勝機を作る。吉岡を場外に分断すると、Riiitaはリバースフランケン、Riiitanicを立て続けに決めて3カウントを奪った。

　KAMEI&Riiitaが熱戦の末に吉岡&ダイヤを破り、ツインゲート王座戴冠を果たした。試合後、二人は「これがジャッキーリータだ! やっとツインのベルト獲ることができた」(Riiita)、「俺たちの目標である、認知、世の中に認知してもらう最初の一歩として、ツインゲートのベルト獲りました!」(KAMEI)と喜びを爆発。Riiitaは「大阪の皆さん、分かったでしょうハエTな俺たちが今現在、DRAGONGATEナンバー1チームのジャッキーリータ。そして最高のタッグチームです」と豪語した。

　これで二人は11・6後楽園大会で開幕する『KING OF GATE 2025』にツイン王者として臨むことになった。Riiitaは11・8神戸大会における1回戦でダイヤと再び激突する。KAMEIから「11月始まって、このツインゲート戦もメチャクチャ大事だったけど、Riiitaはその先もっと大事なことがあるんじゃない?」と呼びかけられると、Riiitaは「今週から始まるKING OF GATE、僕の1回戦は今日戦ったドラゴン・ダイヤです。余裕だよ。勝ったからね。またあいつからしっかり勝ちますんで、皆さんKOGご期待ください」と予告してみせた。

　ツイン戴冠によって、LOVE&PEACEに初のベルトをもたらしたことになる。KAMEIが「俺たちはLOVE&PEACE始まってから初のベルト、ジャッキーリータで獲ることができました」と胸を張ると、Riiitaは「目指すのはDRAGONGATE史上最高のタッグチーム。違うよ。世界ナンバー1のチームにします。このツインゲートのベルトと一緒に世界にとどろかせます」と高い目標を掲げた。