【天龍プロジェクト】天龍が“最後の後楽園"で「エイエイオー」締め 「今日の大会は俺からの遺言ですよ」 2025/11/4

『天龍源一郎 引退10周年記念興行〜革命飛翔〜』東京・後楽園ホール(2025年11月4日)

 天龍源一郎が天龍プロジェクトとしては最後となる後楽園ホール大会を恒例の「エイエイオー!」で締め。熱闘が続いた興行を振り返り、「今日の大会は俺からの遺言ですよ」と満足げに語った。

 天龍プロジェクトとして2年ぶりに開催する後楽園ホール大会は、天龍プロジェクト15周年、天龍引退10周年、天龍75歳の3つを記念した興行。天龍プロジェクトとしては“最後の後楽園ホール"という区切りとなった。

 全33選手が出場した全7試合は激闘の連続に。メインイベントでは鷹木信悟&拳剛と海野翔太&岩本煌史が熱戦を展開。場内をヒートアップさせた。

 熱戦の余韻がリングを包み込む中、『サンダーストーム』に乗って天龍が登場。場内は「天龍」コールに包まれる。歩行器具を使いながらリングインした天龍は「連休明けのこの日にたくさんご来場いただき、ありがとうございます」と観客にあいさつすると、「面白かったよね」と満足げに大会を振り返った。

 マイクを渡された天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表は「大将、10年ぶりに私にマイクを渡してくれましたね。この10年後もまたこうしてマイクが回ってくると思わなかったので感無量です」と感慨深げ。「この日に向けて、皆さんの前で歩く練習を大将してたもんね。この姿が少しでも見せられてよかったです。長生きするのって楽じゃないなって思います」と感極まりながら噛みしめると、「33選手もの豪華な選手に出ていただきましたけど、リングを無事に降りるのってとても大変なことだと思います。だから、本当にプロレスラーの皆様には尊敬しかありません。皆さん、ありがとうございます」と出場選手に感謝。「これからも歳は取ってますけど、天龍源一郎の反骨精神をみんなで分け合って、プロレス界にたくさん残していけたらと思うので、天龍源一郎とここにいるプロレスラーたちにこれからも熱い声援をよろしくお願いします」と前向きに語った。

 最後は恒例の「エイエイオー!」締め。天龍を中心に出場選手たちがリングを取り囲むと、「エイエイオー!」と拳を突き上げて、天龍プロジェクト最後の後楽園大会は幕を下ろした。

 バックステージで改めてコメントした天龍は「これはね、俺からの遺言ですよ、今日の大会は。皆さんが集まってくれて。曲がりなりにもちょっとレベルの高いプロレスを今日みえたお客さんに提供できたという自負があるから。これが天プロだって。これが俺の遺言で、プロレスファンに残していきますよ」と今宵の試合に太鼓判。「杖ついて歩くまでは回復してなかったから。俺は猪木さんが車イスでずっと最後まで見届けられたのがあって。俺の中ではワンランクアップした天龍源一郎を見せたくて、今日は車椅子で出ていった限りですけど、それでもよかったと思っています」と反骨心をのぞかせると、「出てくれた選手全員にありがとうという気持ちですね。心配しなくても、もう発表になってるから。ハロウィン宝くじが当たっているから。みんなに金配ってやるから大丈夫だよ。ファイトマネーに上乗せして払うから」と笑顔を見せながら冗談で締めくくった。


【天龍の話】

――改めて節目の大会を終えて、今はどんな思い?

▼天龍「これはね、俺からの遺言ですよ、今日の大会は。皆さんが集まってくれて。曲がりなりにもちょっとレベルの高いプロレスを今日みえたお客さんに提供できたという自負があるから。これが天プロだっていうもので、これが俺の遺言で、プロレスファンに残していきますよ」

――車椅子ではなく、自分の足で歩く姿を見せたが?

▼天龍「まだもうちょっとね、杖ついて歩くまでは回復してなかったから。俺は猪木さんが車椅子でずっと最後まで見届けられたのがあって。俺の中ではワンランクアップした天龍源一郎を見せたくて、今日は車椅子で出ていった限りですけど、それでもよかったと思っています」

――出てくれた選手に対してはどういう思い?

▼天龍「出てくれた選手全員にありがとうという気持ちですね。心配しなくても、もう発表になってるから。ハロウィン宝くじが当たっているから。みんなに金配ってやるから大丈夫だよ。ファイトマネーに上乗せして払うから。ハロウィンが当たっているから大丈夫です」