【WWE】ローガンが世界ヘビー新王者パンクを襲撃KO ザ・ビジョンと結託か 2025/11/4

 ロウが現地時間3日、ニューメキシコ州リオランチョで行われ、CMパンクが。ローガン・ポールが世界ヘビー級新王者・CMパンクをKO。ザ・ビジョンとの結託が浮上した。

 パンクは11・1『サタデーナイツ・メインイベント』における王座決定戦でジェイ・ウーソを破り、3ヵ月ぶりとなる世界ヘビー返り咲きを果たした。

 この日、新王者・パンクは大歓声の中、オープニングに登場。愛妻・AJリー、集まったファン、相手となったジェイに感謝すると、「残された時間はわからん。だが、サマースラムで勝った時の戴冠時間、たった3分は短すぎた。だから、この王座はしばらく手放さないぜ」と長期政権を宣言した。

 「冠を得た俺は全員の標的だ。毎週、俺は本気で行く。常にベスト・イン・ザ・ワールドじゃないと負ける」と王者としての覚悟を示したパンク。「俺が戦う王者である理由、それは殴りたいヤツが多いからだ」とし、AJスタイルズ、ドミニク・ミステリオ、JDマクドナ、フィン・ベイラー、シェイマスと具体名を挙げ、引退が迫るジョン・シナにも言及。「忙しいのは知ってる。だが、俺は楽しい時間にしたい。18回目を戴冠したいか? 俺が相手だ。欲しけりゃこいや」とシナのセリフを拝借して通告すると、「ふさわしいヤツ、勝ち取ったヤツ、全員かかってこいや。チャンプはここだからな」と言い切った。

 そこへやってきたのがローガン。パンクが「こいつはダメだ。戦う王者になりたいとは言ったが、こいつだけはダメだ。お前とはかかわりたくない」と拒絶反応を示しても、構わずリングに上がったローガンは不敵な笑みを浮かべながら「誰でもいいんだろ? 約束は守れよ。俺はローマン・レインズともジョン・シナともやった。AJスタイルズもレッスルマニアで倒した。王座戦を勝ち取った男は全員分かってるだろ? この俺だ」と挑戦を迫った。

 パンクが苦々しい表情を浮かべていると、“ザ・ビジョン"ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リードがヘイマンに伴われて現れた。3人はリングに歩を進めると、ヘイマンがパンクとローガンを罵倒しつつブレイカーとリードの挑戦資格を主張。ローガンが「お前ら遅いんだよ。先に来たのは俺だ」とアピールすると、ブレイカーは「狂犬はもう待てねえ。俺の王座を狙いにいく」と宣言し、「邪悪なヤツはベルトを持っているお前、そして勘違いしているクソYouTuberだ。消えないと両方引き裂くぜ」と通告した。

 パンクが「わかるか? 喧嘩の時間だ。共闘するか消えろ」と迫ると、ローガンはリングを降りた。ブレイカーはローガンを小突くと、リードとともにリングに飛び込み、二人がかりでパンクを暴行した。すると花道を下がろうとしていたローガンがリングに引き返し、ザ・ビジョンに立ち向かった。が、ブレイカーにフロントスープレックスで投げ飛ばされ、リードのツナミを被弾。息を吹き返したパンクがブレイカーとリードをイスでめった打ちにして蹴散らした。

 ローガンとブレイカーによる挑戦権争いの図式が出来上がった中、バックステージでジェイがパンク助太刀に名乗り。二人がブレイカー&リードと対戦することになった。パンクは序盤からリードのラリアット、ブレイカーのフロントスープレックスで攻め込まれながらも、ジェイとのダブルバックドロップ、ダブルラリアットで応戦。ブレイカー&リードの合体ボディプレス、合体コードブレイカーで再び劣勢となりながらも、ブレイカーにプランチャを発射。ジェイもトペでリードに突っ込むと、そのまま両軍リングアウトに終わった。

 試合後も両チームは乱闘を展開。ブレイカーが全力疾走スピアーでジェイに突っ込むと、リングに上げるとブレイカーがスピアー、リードがツナミを立て続けに見舞ってKOした。パンクがイスを手に二人を撃退すると、ブレイカー&リードもイスをもって迎撃態勢を取った。

 そこへローガンが駆けつけ、ブラスナックルを装着した右手で威嚇しながらブレイカーとリードの前に立ちはだかった。が、次の瞬間、パンクを殴打。大の字となった王者を横目にローガンがブラスナックルを渡すと、ヘイマンは不敵な笑み。ローガンとビジョンの結託が浮上した。

 今週のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。