【NOAH】「高橋ヒロムに恥と大恥をかかす」「師HAYATAを簡単に超える」 ジュニアGPへ菊池悠斗インタビュー 2025/11/5
11月8日の後楽園大会から開幕するノアジュニアのシングルトーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』。ノアジュニア新世代の一角・菊池悠斗は、11・9川越大会の1回戦で関西プロレスシーンの師匠格にあたるHAYATAと対決する。 昨年9月からノアジュニアに本格参戦。勝ち気な言動で突き進んできたものの、大きな“結果"をつかむには至っていない。 だからこそ胸にあるのは強烈な“危機感"。そして今夏一騎打ちで敗れたGHCジュニア王者・高橋ヒロムへの強烈な“雪辱欲求"だ。ノアジュニアには闘争心がない。HAYATA、Eita、AMAKUSAは中堅レスラー。ノアジュニアのすべてを変えるつもりで今回のトーナメントに臨む“浪速のブラックイーグル"が、その胸の内を語った。 【菊池悠斗インタビュー】 ――『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』出場が決まりました。 ▼菊池「ノアジュニアとしても久々の大きなトーナメント。去年はGHCジュニアの挑戦者決定トーナメントに出ましたけど、今年は人数も多くて、去年よりずっと難しいトーナメントになると思ってます。何より自分は現状に“危機感"を持ってるんで。本格的にNOAHに上がるようになって1年以上が過ぎましたけど、結果らしい結果を残せてない。『菊池悠斗はノアジュニアでやってきて強くなってるんやぞ』っていうのを、いよいよ見せるトーナメントにしないといけない」 ――直前に情熱RATEL'Sを脱退しました ▼菊池「ヨーちゃん(YO-HEY)と稲葉(大樹)さんが欠場して、サクソン(ハックスリー)がイギリスに帰ってる時期で、情熱RATEL'Sが征矢さんと二人だけになった。そんな時『そもそも自分はなんのためにノアジュニアに来たんやろう?』って考えるようになって。もともと自分は最短でノアジュニアのトップを獲るために来た。だからこそRATEL'Sに入った時も『仲良しこよしじゃない、俺が引っ張る』と言ってたワケで。だから、このままみんなの帰りを待ってるだけで“最短で"ノアジュニアのトップに立てるのか?…って考えた時、『抜ける』ことを選びました。自分を追い込む意味でも、退路を断った」 ――11・9川越大会の1回戦ではHAYATA選手と対決します ▼菊池「自分の師匠はHAYATA。そう言い続けてきたんで、うれしいですね。ずっと(情熱RATEL'Sとして)組んでやってきたんで、シングルは初対決。それもうれしいんですけど、NOAHが菊池悠斗に師匠を超える舞台を与えてくれたんやな…っていう、そのうれしさが一番デカいですね。何より、いつまでも『師匠、師匠』って言ってられないんで、当たり前のように勝たないといけない。“師匠の壁"って、どんな世界でも越えるのが難しいと思うんですけど、自分は逆に簡単に越えてやろうかな…って思ってますね」 ――高橋ヒロムがトップにいるノアジュニアの現状をどうみる? ▼菊池「これは声を大にして言いたいんですけど、高橋ヒロムに一番リベンジしたいと思ってるのは菊池悠斗なんですよ。Eitaでも、小田嶋大樹でも、宮脇純太でもない。菊池悠斗なんですよ。何度も言うようですけど、自分はノアジュニアのトップを取るために来た。危機感もある。だから所属じゃないですけどGHCジュニアを獲りたい気持ちは誰よりも強いんですよ。所属の人間より。しかも高橋ヒロムにそのGHCジュニアのベルトが渡ったワケで」 ――ヒロム選手には8月の川崎大会でシングルで負けています。 ▼菊池「そう。絶対リベンジしたろう…!って思ってる人間が、最短で獲りたいと思ってるGHCジュニアを持ってるワケですから。そんなん菊池悠斗が行くしかないじゃないですか。(ヒロムはノアジュニアを)リスペクトしてるって言うてますけど、ノアジュニアのベルトを外の人間が持ってるんですよ。この状況で強く声を上げないのは論外やと思うし、菊池悠斗が一刻も早くこの高橋ヒロム政権を終わらせますよ」 ――ノアジュニアによる“ヒロム包囲網"は、まだまだ熱を帯びてないと感じる? ▼菊池「そうですね。なんで所属のノアジュニアの選手は、高橋ヒロムに対してもっと声を上げへんのやろ?って思いますけどね。心のどこかで高橋ヒロムがGHCジュニアを巻いてくれてる状況を『おいしい』って思ってんじゃないの?って。所属じゃない菊池悠斗からすると『いや、お前ら逆に高橋ヒロムにおいしく使われてるんだよ、はよ気づけよ』って言いたいですけどね」 ――では決勝では高橋ヒロムと当たりたい? ▼菊池「優勝すればGHCジュニアを狙えるんで、どのみち高橋ヒロムとはやることになると思うんですけど、まずはこのトーナメントの決勝で恥をかかせたいですね。そのうえでタイトルマッチで大恥をかかせてやろうかな、と。1回負けてるんで2回勝たないと気が済まない」 ――優勝したらノアジュニアをどう導いていく? ▼菊池「ノアジュニアで戦っていて一番感じるのは、闘争心を持ってる選手が少ないこと。まぁ、道頓堀プロレスっていう関西のインディーから来てる菊池悠斗って選手を、どっかでナメてるところもあるんでしょう。そんな自分が『最短、最短』って言い続けてるのは、所属でもない道頓堀プロレスから上がってる菊池悠斗がGHCジュニアを獲ったら、絶対食いついてくると思うんですよ。確かに今、みんな高橋ヒロムに噛みついてますけど、まだまだ噛みつき方が甘い。でも、これが高橋ヒロムやなくて菊池悠斗だった場合、もっと噛みついてくると思うんですよね。だから、そうなったらもっと闘争心があって、もっとバチバチになると思う。自分はずっと、そういうノアジュニアを創りたいって思い続けてきたんで。だからRATEL'Sに入った時も『HAYATA、YO-HEY、タダスケが自分を追いかける』って画を創ろうと思ってましたし」 ――新世代の台頭も現在のノアジュニアのテーマのひとつです ▼菊池「宮脇純太、カイ・フジムラ、そして小田嶋大樹。シングルじゃなくても全員自分に負けてるんで。関西のインディーから来てる選手に負けてるのに、なんでもっと噛みついてこないんやろ?って思ってましたけど、優勝して自分がベルト獲ったら、いよいよ目の色変わって来るでしょう」 ――ノアジュニアの勢力図を一気に塗り替えるきっかけにすると ▼菊池「はい。だからHAYATAとかAMAKUSAとかEitaみたいな“中堅レスラー"の方々には、そのまま座って見ていてもらって。どうせ俺らを超えられないんでしょ?って、あぐらかいてる中堅レスラーの方々も『あ、ヤバいな』って思わせたいですね。危機感に火をつける。とにかく菊池悠斗がトップに立つことで、ノアジュニアのすべてを活性化させたいですね」
11月8日の後楽園大会から開幕するノアジュニアのシングルトーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』。ノアジュニア新世代の一角・菊池悠斗は、11・9川越大会の1回戦で関西プロレスシーンの師匠格にあたるHAYATAと対決する。
昨年9月からノアジュニアに本格参戦。勝ち気な言動で突き進んできたものの、大きな“結果"をつかむには至っていない。
だからこそ胸にあるのは強烈な“危機感"。そして今夏一騎打ちで敗れたGHCジュニア王者・高橋ヒロムへの強烈な“雪辱欲求"だ。ノアジュニアには闘争心がない。HAYATA、Eita、AMAKUSAは中堅レスラー。ノアジュニアのすべてを変えるつもりで今回のトーナメントに臨む“浪速のブラックイーグル"が、その胸の内を語った。
【菊池悠斗インタビュー】
――『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』出場が決まりました。
▼菊池「ノアジュニアとしても久々の大きなトーナメント。去年はGHCジュニアの挑戦者決定トーナメントに出ましたけど、今年は人数も多くて、去年よりずっと難しいトーナメントになると思ってます。何より自分は現状に“危機感"を持ってるんで。本格的にNOAHに上がるようになって1年以上が過ぎましたけど、結果らしい結果を残せてない。『菊池悠斗はノアジュニアでやってきて強くなってるんやぞ』っていうのを、いよいよ見せるトーナメントにしないといけない」
――直前に情熱RATEL'Sを脱退しました
▼菊池「ヨーちゃん(YO-HEY)と稲葉(大樹)さんが欠場して、サクソン(ハックスリー)がイギリスに帰ってる時期で、情熱RATEL'Sが征矢さんと二人だけになった。そんな時『そもそも自分はなんのためにノアジュニアに来たんやろう?』って考えるようになって。もともと自分は最短でノアジュニアのトップを獲るために来た。だからこそRATEL'Sに入った時も『仲良しこよしじゃない、俺が引っ張る』と言ってたワケで。だから、このままみんなの帰りを待ってるだけで“最短で"ノアジュニアのトップに立てるのか?…って考えた時、『抜ける』ことを選びました。自分を追い込む意味でも、退路を断った」
――11・9川越大会の1回戦ではHAYATA選手と対決します
▼菊池「自分の師匠はHAYATA。そう言い続けてきたんで、うれしいですね。ずっと(情熱RATEL'Sとして)組んでやってきたんで、シングルは初対決。それもうれしいんですけど、NOAHが菊池悠斗に師匠を超える舞台を与えてくれたんやな…っていう、そのうれしさが一番デカいですね。何より、いつまでも『師匠、師匠』って言ってられないんで、当たり前のように勝たないといけない。“師匠の壁"って、どんな世界でも越えるのが難しいと思うんですけど、自分は逆に簡単に越えてやろうかな…って思ってますね」
――高橋ヒロムがトップにいるノアジュニアの現状をどうみる?
▼菊池「これは声を大にして言いたいんですけど、高橋ヒロムに一番リベンジしたいと思ってるのは菊池悠斗なんですよ。Eitaでも、小田嶋大樹でも、宮脇純太でもない。菊池悠斗なんですよ。何度も言うようですけど、自分はノアジュニアのトップを取るために来た。危機感もある。だから所属じゃないですけどGHCジュニアを獲りたい気持ちは誰よりも強いんですよ。所属の人間より。しかも高橋ヒロムにそのGHCジュニアのベルトが渡ったワケで」
――ヒロム選手には8月の川崎大会でシングルで負けています。
▼菊池「そう。絶対リベンジしたろう…!って思ってる人間が、最短で獲りたいと思ってるGHCジュニアを持ってるワケですから。そんなん菊池悠斗が行くしかないじゃないですか。(ヒロムはノアジュニアを)リスペクトしてるって言うてますけど、ノアジュニアのベルトを外の人間が持ってるんですよ。この状況で強く声を上げないのは論外やと思うし、菊池悠斗が一刻も早くこの高橋ヒロム政権を終わらせますよ」
――ノアジュニアによる“ヒロム包囲網"は、まだまだ熱を帯びてないと感じる?
▼菊池「そうですね。なんで所属のノアジュニアの選手は、高橋ヒロムに対してもっと声を上げへんのやろ?って思いますけどね。心のどこかで高橋ヒロムがGHCジュニアを巻いてくれてる状況を『おいしい』って思ってんじゃないの?って。所属じゃない菊池悠斗からすると『いや、お前ら逆に高橋ヒロムにおいしく使われてるんだよ、はよ気づけよ』って言いたいですけどね」
――では決勝では高橋ヒロムと当たりたい?
▼菊池「優勝すればGHCジュニアを狙えるんで、どのみち高橋ヒロムとはやることになると思うんですけど、まずはこのトーナメントの決勝で恥をかかせたいですね。そのうえでタイトルマッチで大恥をかかせてやろうかな、と。1回負けてるんで2回勝たないと気が済まない」
――優勝したらノアジュニアをどう導いていく?
▼菊池「ノアジュニアで戦っていて一番感じるのは、闘争心を持ってる選手が少ないこと。まぁ、道頓堀プロレスっていう関西のインディーから来てる菊池悠斗って選手を、どっかでナメてるところもあるんでしょう。そんな自分が『最短、最短』って言い続けてるのは、所属でもない道頓堀プロレスから上がってる菊池悠斗がGHCジュニアを獲ったら、絶対食いついてくると思うんですよ。確かに今、みんな高橋ヒロムに噛みついてますけど、まだまだ噛みつき方が甘い。でも、これが高橋ヒロムやなくて菊池悠斗だった場合、もっと噛みついてくると思うんですよね。だから、そうなったらもっと闘争心があって、もっとバチバチになると思う。自分はずっと、そういうノアジュニアを創りたいって思い続けてきたんで。だからRATEL'Sに入った時も『HAYATA、YO-HEY、タダスケが自分を追いかける』って画を創ろうと思ってましたし」
――新世代の台頭も現在のノアジュニアのテーマのひとつです
▼菊池「宮脇純太、カイ・フジムラ、そして小田嶋大樹。シングルじゃなくても全員自分に負けてるんで。関西のインディーから来てる選手に負けてるのに、なんでもっと噛みついてこないんやろ?って思ってましたけど、優勝して自分がベルト獲ったら、いよいよ目の色変わって来るでしょう」
――ノアジュニアの勢力図を一気に塗り替えるきっかけにすると
▼菊池「はい。だからHAYATAとかAMAKUSAとかEitaみたいな“中堅レスラー"の方々には、そのまま座って見ていてもらって。どうせ俺らを超えられないんでしょ?って、あぐらかいてる中堅レスラーの方々も『あ、ヤバいな』って思わせたいですね。危機感に火をつける。とにかく菊池悠斗がトップに立つことで、ノアジュニアのすべてを活性化させたいですね」