【GLEAT】リンダマンがG-REX王座V4 JUN追放宣言で“リーダー”河上が記憶復活 2026/2/11

『GLEAT Ver.23』後楽園ホール(2026年2月11日)
G-REX選手権試合 ○エル・リンダマンvs河上“シャーマン”隆一×

 リンダマンがG-REX王座4度目の防衛に成功。敗れた河上はJUNに裏切られたものの“リーダー”時代の記憶を取り戻した。

 G-REX王者として2026年を迎えたリンダマンは1・10大阪大会で渡辺を退け、3度目の防衛に成功。試合後、河上が襲撃する実力行使で挑戦を表明し、この日、リンダマンがV4戦に臨むことになった。

 顔面ペイントを施した河上だが、意外にも正攻法。基本技の先手争いに始まり、ボディスラムで投げると、後頭部への低空ドロップキックで反撃するリンダマンをスリーパーで絞め上げる。リンダマンがミサイルキックを放っても、ブレーンバスター合戦を制し、逆片エビ固めで絞め上げた。

 しのいだリンダマンは起死回生のエクスプロイダーで反撃に成功。トペコンヒーロを放っていく。リングに戻ると河上もカウンターのラリアットで反撃したが、リンダマンはブレーンバスターで投げて流れを渡さず。串刺しラリアットを食らっても、串刺しドロップキックで応戦。クマゴロシを仕掛けた。阻止した河上はローリングバックブローを見舞っても、コーナーへのエクスプロイダーでやり返し、今度こそのクマゴロシを敢行した。

 激しいエルボー合戦に突入すると、制した河上がランニングエルボーを連発するリンダマンをランニングエルボー一発で返り討ち。意地のリンダマンもバックドロップで引っこ抜き、ダブルダウンに持ち込んだ。ここでブラスナックルJUNが乱入。リング内に大量のイスを投入した。すると河上がそこへ雪崩式ブレーンバスターを敢行。レーザーズエッジで叩きつけた。

 2発目はリンダマンがフランケンシュタイナーで切り返し、河上はイス山に突っ込んでしまう。リンダマンがイス攻撃で報復しようとしたもののレフェリーが阻止。そのスキにJUNが乱入し、ブラスナックルでリンダマンを殴打。「火気厳禁」の鉄板で殴りかかった。

 これはリンダマンが河上への同士討ちを誘った。すかさず山村が飛び込んでドロップキックでJUNを場外に吹き飛ばすと、トペコンヒーロで突っ込んで排除。孤立した河上にリンダマンがジャーマン、タイガーとスープレックスを連発して3カウントを奪った。

 リンダマンが勝ち名乗りを受けるとマイクを持つが、JUNがマイクを強奪。「おい、ザコは黙ってろ。今の試合見てたけど、このGLEATのリングで一番のザコはエル・リンダマン…ではなく、河上お前だ!」と河上に言い放ち、ブラスナックルで殴り倒した。「おい、河上。お前が一番のザコだ。俺があんだけ助けてやったのによ、なんだよ、お前は。俺はよ、お前のすべてが大嫌いなんだよ」と三下り半を突きつけると、「もうよ、反GLEは終わりだよ。俺が一から新たな名前でユニットを作ってやっていくからよ。お前ら、楽しみにしとけよ」と予告した。リンダマンまで殴りつけると、「今日会場に来ているザコども、それと配信を見ているザコども。このGLEATのリングで俺が暴れてやるからよ。お前ら楽しみにしとけよ。このザコが!」と捨て台詞を残し、観客から「ザコ」コールを浴びながらリングを去っていった。

 それが「リンダマン」コールに切り替わると、改めて王者がマイクを持つ。「ちょっと待って。メインイベントのタイトルマッチで勝ったのはこの俺、リンダマンだよな。今のリンダマンコールよりザココールのほうが大きかったんじゃないのか。どうなってんだよ!? 後楽園」とぼやきつつも、「勝ったのはこの俺、主役はこの俺、エル・リンダマンだ!」と雄叫びを上げて、再び歓声を巻き起こした。

 そんな時に我に返ったのが河上だった。激闘の末に顔面のペイントが剥がれて、シャーマンらしさがなくなった河上は、JUNに殴り倒された影響もあったのか、「おい、何がどうなってんだ?」とぼう然とするばかり。GLEATを離脱して反GLE軍になった記憶もなくなったようで、ベルトを巻くリンダマンを見て「お前チャンピオンか? 今。なんでお前坊主なんだよ? 俺何してんだ?」と混乱状態に。「なんだこれ?」と手に装着したグローブなどコスチュームを剥がし、顔に施したペイントも手で拭うと、「俺とお前、試合してたみたいだな。よくわかんねえけど、頓所君が変な頭して…。あんなだったっけ?」とリンダマンに確認した。

 河上は「社長を爆破してから、あんまりよく覚えてねえんだよ。思い出すと頭が痛い」と告白。2024年6月の名古屋大会で鈴木社長に電流爆破を仕掛けて、GLEATから選手契約を解除されて以降の記憶が残っていないことが明らかになった。

 これにはリンダマンも「ムチャクチャ過ぎるだろ!」と思わずツッコんだものの、客席からは「リーダー」コールが発生。河上は「俺、帰ってきた?」とこぼすと、リンダマンも「お帰り」と歓迎する。たいぶ意識がハッキリしてきたのか、河上は「タイトルマッチのくせに全然お客さん入ってねえじゃねえか。どうなってんだよ? GLEATは明るく楽しいプロレスなんじゃないのか? 明るい楽しいプロレスが見てえんじゃねえのか?」と記憶が無いのをいいことにもっともな指摘を口にした。

 そして、「俺はGLEATのど真ん中に帰ってきたぞ。頭痛えけど、俺がまたGLEATに入れるかわかんねえけど、またこのGLEATで明るく楽しいプロレス、この河上隆一がやってやろうじゃねえか」と決意を新たに。観客も「リーダー」コールで後押しする。勢いのままにリンダマンを差し置いて、河上が「GLEATはこんなもんじゃねえんだよ。次のGLEATもお前ら絶対に見に来いよ!」と観客に呼びかけると、強引に観客を立たせたうえで、「お前らついてこい。そして、またみんなで一緒にGLEATしようぜ!」と拳を突き上げて大会を締めくくった。リンダマンは見守るしかなかったが、最後は河上と笑顔で抱擁を交わした。

【試合後のリンダマン、河上】

▼河上「おい、リンダマン!」

▼リンダマン「主役は俺なんだけど。今日勝ったのは」

▼河上「久しぶりじゃん!」

▼リンダマン「痛い痛い痛い」

▼河上「久しぶりじゃん! リンちゃん」

▼リンダマン「でも、嬉しいよ。記憶が幸か不幸か…」

▼河上「でもなんか、うっすらリンちゃんのことを殴ってた記憶はあるんだよ。ちょっと痛みが」

▼リンダマン「幸か不幸かわからんけど、明るいリーダーが戻ってきて嬉しい」

▼河上「痛えよ、首」

▼リンダマン「お前、あんまり思い出すな。いいことばっかりじゃないから。明るいリーダーがGLEATに戻ってきたんだよ。それだけじゃねえぞ。記憶がグチャグチャかもしれないけど、頓所隼が」

▼河上「えっ、頓所君?」

▼リンダマン「頓所隼がなんか言ってたぞ」

▼河上「なんて言ってた?」

▼リンダマン「ブラスナックルJUNが…これ、全部言わなきゃいけねえのか。面倒臭えな。ブラスナックルJUNが」

▼河上「友達だったの?」

▼リンダマン「いいよ、それはいいよ。ブラスナックルJUNがお前と友達だったんだけど、お前を追放して、新しい軍団作るって。GLEATの一番のザコはお前だって言ってたぞ」

▼河上「ええ!? そして、そのザコが再びこのGLEATの中心に戻ってきたぞ! そういうことだ! オイオイオイオイ!」

▼リンダマン「ちょっとは怒れよ、お前。やり返さなきゃいけねえだろ」

▼河上「頓所君、俺が更生させてやるよ」

▼リンダマン「ザコって言われてるんだ。やり返さなきゃいけねえだろ」

▼河上「頭痛え。頭痛いけどよ、GLEATでまた元気で明るいプロレスしてみようぜ、リンちゃん」

▼リンダマン「よしやろう」

▼河上「一緒にやろう」

▼リンダマン「よっしゃあ、一緒にやろう。今日こそここで一緒にやるか」

▼河上「よっしゃあ! エネルギーが沸いてきたぜ。見てるヤツら、そしてリンダマン。一緒にいくぞ! みんなで一緒にGLEATしようぜ!!! GLEATするぞ! GLEAT、GLEAT、GLEAT、GLEAT」

※河上が先に去っていくと

▼リンダマン「俺が喋ること全部なくなっちゃったよ」


【JUNの話】「おい、リング上で起こったことがすべてだよ。まず河上の大嫌いなところ、お前らに教えてやろうか。あいつはよ、客に媚びてプロレスして、客に媚びてマイクして。気に食わねえよな、どう考えても。まあ、そのほか全部だな。あいつのすべてが気に食わねえよ。だからよ、反GLE、あいつは追放だ。それと、もう反GLEも終わりだ。俺が新たにユニットを作って、お前らを楽しませてやるからよ。お前ら楽しみにしとけ。このザコが!」