『プロレスリング・ノア×プロレス／格闘技DXアワード2019』結果発表

半数近い支持を集めて清宮海斗が2019年のMVPに輝いた。最年少でGHCヘビー戴冠を成し遂げ、拳王（2回）、北宮、丸藤、杉浦、中嶋と強豪を次々に退けて年間6度の防衛に成功。新しい景色を目指しながら通年王者として駆け抜け、23歳の若さで新生ノアをけん引した。

［1］清宮海斗：266票（得票率43％）
［2］拳王：101票（得票率16％）
［3］杉浦貴：91票（得票率15％）

混戦となったベストバウトは11・2両国大会の初代ナショナル王者決定戦「杉浦vsエルガン」が最多支持を獲得した。豪華カードが並んだ両国大会において、シンプルかつ壮絶な肉体の削り合いを展開。初対決ながら国技館を揺るがし、杉浦が競り勝て初代王者の座をつかんだ。

［1］GHCナショナル戦「杉浦vsエルガン」／11・2両国：152票（得票率24％）
［2］GHCヘビー戦「清宮vs拳王」／11・2両国：104票（得票率17％）
［3］GHCタッグ戦「中嶋＆潮崎vs北宮＆稲村」／11・2両国：60票（得票率10％）

ユニットがひしめく現ノアマットにおいて、GHCタッグ王者の“AXIZ”が2位以下を引き離す支持を集めた。タッグ戦線の中心軸であり続けた一方で、シングルプレイヤーとしても両者存在感を発揮。強い絆と、ファンとの信頼関係を年間通じて着実に積み上げ続けた。

［1］AXIZ：234票（得票率36％）
［2］杉浦軍：123票（得票率20％）
［3］金剛：116票（得票率19％）

年間最大の舞台とされた11・2両国大会がダントツの支持を集めてベスト興行に。5大GHC戦に加えてムタ、桜庭、藤田、エドワーズといった豪華面々が参戦した一方で、長州さんや小橋さんも特別立会人に。5000人以上を動員し、プロレス界に新生ノアの存在感を刻んだ。

［1］11・2両国『NOAH the BEST 2019～美学のある闘い～』：329票（得票率53％）
［2］9・16大阪『N－1 VICTORY 2019 GRAND FINAL』：48票（得票率8％）
［3］3・10横浜文体『GREAT VOYAGE 2019 in YOKOHAMA』：45票（得票率7％）

ベスト入場曲は丸藤正道の『HYSTERIC』が最多支持を獲得。デビュー当時から使い続ける定番曲の根強さが際立つ形となったが、続く拳王の『失恋モッシュ』も定番の域に。比較的新しい3位清宮の『Explosion Soul』も定着度を伺わせる結果となった。

［1］丸藤正道『HYSTERIC』：155票（得票率25％）
［2］拳王『失恋モッシュ』：98票（得票率16％）
［3］清宮海斗『Explosion Soul』：69票（得票率11％）