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9/25【ドラディション】会見における藤波の詳細コメント(後編/写真あり)

※前編からの続き

――ダブルヘッダーは初となるが?

▼LEONA「こういった形でやるのは初めてですね。当日はシングルマッチがあって、そのあとは6人タッグといえど、相手が相手ですので、こういうシチュエーションというのは初めてですね。僕は11月でデビューしてちょうど2年になるんですけど、いろんな意味で1年半以上経って、いろんな団体に上がって、いろんな経験をしてきましたが、プロレス界でさらに上にいきたい、強くなりたいという欲望はどんどん強くなってます。それを満たすためにはリングに上がって試合をしていくことが必要。3日間で6試合ですけど、これはチャンスと考えてます」

▼藤波「今までデビュー戦から試練というかサプライズ的に強敵ばかりを当ててきたけど、こういう形で彼が強い意志をぶつけてくるとは思わなかった。僕が抜けた穴を日にちが迫った中で誰にお願いしようか思案してる中で、自分しかいないだろうと息子LEONAなりに感じ取ったのかなと。当てた相手が相手だっただけに、言うのは簡単だけど、一日2試合が大変なのはわかってる。でも大変な覚悟、強い意思で食い下がるものですから、自分が折れて息子に託すしかないなと思いました」

――手術を決断したのはいつ?

▼藤波「リングに上がる以上は、ただ上がるだけじゃなく、自分が現役バリバリまではいかないけど、動けるようにというプライドがある。でも満足に動けそうにない。このまま現役を続けていくんだったら真剣に手術という部分を考えなきゃいけないと。家族会議じゃないけど、息子にも家内にも相談しました。家内は結婚した頃からケガしてからの26年間、ずっと間近で見てますから。自分が現役にこだわってるのを横で見てますから、自分が手術を決断した時、『本当にいいの?』と。自分も苦悩しました。いろんなところに支えられて、現役生活44年で、ケガしてからの方が長くなったんだけど、ここで気持ちを固めようと、それだけ強く遺志をもてる主治医とめぐり合ったんで決断した次第ですね。8月27日に入院ですから、決断したのはその前ですね」

――術後の経過は?

▼藤波「こうして会見開かせてもらうまで不安だったんです。でも痛みがここまでなくなるんだと。もっと早くやってればというのがあるかもしれないけど、タイミングは今しかなかったですね。今は恐れるものは何もないです。変わってきた部分、筋力を強化する部分はあるけど、腰の痛みはないです」

――復帰のめどは?

▼藤波「今いつというのは言えませんけど、その時の状態をみて、自分がよしと思った時、とにかく自分が感じ取った時にリングに上がりたい。リングに戻ってきただけじゃなくて、リングシューズとトランクスを履いて、相手としっかりロックアップ取れる体調で戻りたいですね」

――負担が蓄積したのか、それとも急に痛みが襲ってきた?

▼藤波「その繰り返しでしょうね。1年3ヶ月欠場して、復帰したけど完璧に治ってるわけじゃない。腰に負担をかけながらとか、背筋、腹筋の運動で腰をかばいながらリング上で戦ってきた。それが完治してないわけだから、時間の経過とともに時折、リングに上がっていてもいつもと違う状況は感じてましたしね。今回、椎間板ヘルニアと主治医の脊柱管狭窄症というのがダブルで病名がつけられたんですけどね。先生の自信のある言葉でメスを入れる決意をしたのは信頼してお願いしたんだけど、その中でヘルニアだけじゃなく狭窄症も重なってくるともっと厳しくなる。今やった方がいいなと」

――今までと違う痛みだった?

▼藤波「そうですね。それが重なってきたんでしょうね。ヘルニアも厳しかったけど、今は全くないです」

――退院したのはいつ?

▼藤波「17日ですね。手術の翌日から軽い歩行訓練をさせられましたけどね(苦笑)」

――手術はどんなものだった?

▼藤波「腰の脊髄を触るわけだから。ベイダーとやった時、メスを入れることも医者からは当然言われました。それを避けてきたんだけど、結果的にはその時の僕の選択はしなくてよかった。リングで戦い続けてこれたわけだから。今回も結果的にはよしって感じだけどね」

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