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1/5【新日本】棚橋KOでジェイがIWGP強奪予告 電撃復帰YOSHI-HASHI「転んだらまた立ち上がるだけ」

『NEW YEAR DASH!!』東京・後楽園ホール(2019年1月5日)
○ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ&外道vs棚橋弘至&オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI×

 棚橋をブレードランナーでKOしたジェイがIWGPヘビー級王座強奪を予告した。約4ヵ月ぶりに電撃復帰を果たしたYOSHI-HASHIはそのジェイに返り討ちにされたが、「転んだらまた立ち上がるだけ」と視線を前に向けた。

 1・4東京ドームでケニー・オメガを破り、IWGPヘビー級王座に返り咲いた棚橋が一夜明けて王者初戦に出陣。オカダ、そして4ヵ月ぶりの復帰となるYOSHI-HASHIとトリオを組み、BULLET CLUBのジェイ&ファレ&外道組とメインイベントで激突した。オカダとホワイトは東京ドームで対戦。ホワイトが勝利すると、ベルトを取ったばかりの棚橋に宣戦布告していた。YOSHI-HASHIは9・23神戸て゛棚橋とオカダを蹂りんしようとしたジェイを止めるべく乱入したものの、花道で転倒して左肩と頭部を負傷し、その後の試合を欠場していた。

 棚橋組は3人別々に入場。ジェイは棚橋を挑発するが、東京ドームと同じく以前のコスチューム姿で登場したオカダが先発を買って出る。ジェイは無視して棚橋に襲いかかるが、オカダはフロントハイキックをお見舞い。オカダと棚橋がダブルバックエルボーをぶち込むと、そこにYOSHI-HASHIがドロップキックを叩き込んだ。場内は「YOSHI-HASHI」コール一色に。

 場外戦になると、BULLET CLUBが一気に逆転。ジェイは棚橋を執拗にいたぶり、リング上で勝ち誇る。場内はブーイングに包まれたが、左肩をテーピングで固めたYOSHI-HASHIをBULLET CLUBは攻め立てた。

 一方的な展開となったが、YOSHI-HASHIがバックキックで外道に挽回すると、オカダが登場。フラストレーションを溜め込んだオカダはバックエルボーを皮切りにDDTなどで因縁の外道を攻め込む。ファレのショルダースルーを食らって苦もんしたが、グラネードはドロップキックで切り返すと、ドラゴンスクリューをお見舞いした。これには棚橋も親指を立てる。

 そして、棚橋はジェイと向かい合う。エルボー合戦で火花を散らすと、オカダへ返答するようにドラゴンスクリューを繰り出した。ジェイも高速バックドアップで巻き返すが、棚橋はすぐに立ち上がり、スリングブレイドを敢行。一歩も譲らない。

 いい場面でYOSHI-HASHIが再びリングに飛び込み、ヘッドハンターがさく裂。ここぞとばかりに棚橋とオカダは分断に動いた。YOSHI-HASHIはなおも逆水平を連射するが、ジェイは豪快なロックボトムで逆転。ブレードランナーの構えに。オカダが助けに飛び込むと、棚橋も割って入り、ジェイにツイスト&シャウトをズバリ。YOSHI-HASHIはすかさずラリアットでカチ上げると、変型フィッシャーマンバスターをお見舞いした。あわやカウント3の場面に場内は沸騰。一気にカルマを狙うが、振り払ったジェイはスリーパースープレックスで逆転すると、間髪入れずにブレードランナーを繰り出し、3カウントをもぎ取った。

 YOSHI-HASHIを沈めたジェイは、リングを去っていく棚橋にマイクで声をかけると、「お前のベルトがほしい。2018年は俺の年だったというのを証明して見せただろ? 俺が言った通り、お前を倒して、オカダも倒した。棚橋、お前がエースの時代は終わったんだよ。今はもうスイッチブレードの時代なんだ。だから、そのベルトは俺のものだ」とタイトル挑戦を表明。「今のお前を見てみろよ。歩くことすらままならない状態だ。ということは、俺がベルトを獲るのも楽になるな。タナ、来るなら来い」と挑発した。

 きびすを返して棚橋がリングに飛び込むも、BULLET CLUBは集団リンチで暴行。オカダが救出に駆けつけるが、ファレがグラネードで黙らせる。そして、ジェイはブレードランナーで棚橋をKO。ブーイングが降り注ぐ中、奪い取ったIWGPヘビー級のベルトを高々と掲げ、「今、ここで俺が倒した2人のスターの姿を見るがいい。1人は昨日倒した。そして、もう1人は近いうちに俺が倒す。そして、IWGPヘビー級の新チャンピオンになる。ここにいるお前たちができることはだた1つ、この俺とともに呼吸することだけだ。ニューイヤーというのはニュー・エラ…新しい時代のことであり、それは俺の時代だ」と新時代到来を高らかに宣言した。

 「ケニーとのメインイベントで、イデオロギーだの、スタイルだのとふざけていたが、お前の体はどうなってる? とりあえずベルトを獲れてよかったな」とバックステージでは前日のドーム決戦までこき下ろしたジェイは、「でも、お前のプライド、お前が築き上げたこの王国、そしてベルト。全てのものをお前から取り上げてみせる。俺がIWGPヘビー級のベルトを獲って、新しい時代を作ってやる」とベルト強奪を予告した。

 一方、復帰戦で敗北を喫したYOSHI-HASHIだったが、「復帰戦は負けちゃったけど、でもさ、神戸の時と一緒だよ。転けたらまた立ち上がるだけだから。これからまた立ち上がるから。まだまだこれからだ」と前向きに語っていた。

【試合後のジェイ&ファレ&外道】
▼ファレ「オカダ、わかってるよな? 俺たちはお前に花道を作ってやったようなもんなんだ。お前が退こうとしているのを俺たちが手助けしてやっているのがわかっているんだろうな?」

▼ジェイ「オカダ、あれだけ辱めてやったんだから、お前だって少しは恥ずべきじゃないのか。オカダも棚橋も俺は戦うたびに倒して、実力を証明してきた。今、ここでベルトを巻くべきなのは、他の誰でもない俺だというがわかってないのか? レインメーカーじゃない。エースでもない。これはずっと前から言ってきたことで、みんな目を開いて、現実を受け止めるがいい。その現実とは俺のこと。そして、BULLET CLUBこそが現実なんだ。俺の時代、スイッチブレードの時代…。もうレインメーカーもエースもない。俺はあのベルトを追っていく」

▼外道「お前の時代はずっと前に終わっているんだ」

▼ジェイ「ケニーとのメインイベントで、イデオロギーだの、スタイルだのとふざけていたが、お前の体はどうなってる? とりあえずベルトを獲れてよかったな。でも、お前のプライド、お前が築き上げたこの王国、そしてベルト。全てのものをお前から取り上げてみせる。俺がIWGPヘビー級のベルトを獲って、新しい時代を作ってやる」

【YOSHI-HASHIの話】「(コメントブースで座り込むと)まあ、復帰戦は負けちゃったけど、でもさ、神戸の時と一緒だよ。転けたらまた立ち上がるだけだから。これからまた立ち上がるから。まだまだこれからだ」

【オカダの話】「まあ、カッコ悪いでしょ。あんだけボコボコにするって言ってたジェイにボコボコにされちゃったから。ちょっと待って(棚橋を救出にするためにリングへ戻っていく)」

【棚橋の話】「(コメントブースで座り込むと)あー、疲れた。やっぱこういう世界だよね。ずっとベルトを追いかけて、4年ぶりにチャンピオンになった。で、チャンピオンになったらまた狙われる。とにかく1回ダメージを抜いてね。2019年、このベルトと1年で日本を2周ぐらいしますから。楽しみな2019年です。全国の皆さん、棚橋とIWGPを楽しみにしてください」

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