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1/5【新日本】モクスリーがジュース粉砕でUS王座V1も鈴木が襲撃KO

『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』東京ドーム(2020年1月5日)
IWGP USヘビー級選手権試合 ○ジョン・モクスリーvsジュース・ロビンソン×

 モクスリーが仕切り直しの一戦でジュースを下し、US王座V1。試合後に鈴木みのるが乱入し、ゴッチ式パイルドライバーでモクスリーをKO。「こいつが売ったケンカ、俺が買ってやる!」と宣戦布告した。

 モクスリーは昨年の10・14両国でUS王者として因縁のジュースと防衛戦を行う予定だったが、台風の影響によるフライトトラブルで来日不能に。王座は返上扱いとなり、ジュースとの新王者決定戦を制したアーチャーにベルトを獲得した。王座返り咲きの機会をうかがっていたモクスリーは昨日(4日)の東京ドームでのテキサスデスマッチでアーチャーを撃破。3ヵ月ぶりにベルトを取り戻し、ジュースとの決着戦が実現する運びとなった。

 ジュースの奇襲で幕開け。場外戦になると、イスへのカニバサミやキャノンボールで先手を取る。しかし、荒れた展開では一日の長があるモクスリーは荒々しくナックルパートを乱れ打って逆転。ワンハンドバックブリーカーやキャメルクラッチなどで腰狙いでリズムを掴んだ。

 ジュースはスパインバスター、パワーボムなどで立て直しを図ると、ナックルパートを乱れ打つが、モクスリーは隙を突く足4の字固めに捕獲。さらに鉄柱を使っての足4の字固めに持ち込んで、意外なテクニックを披露する。

 ジュースはイスごとモクスリーをナックルパートで射抜いて、今度こそ逆襲へ。腰のダメージを気にしながらも、雪崩式ブレーンバスター、ジャックハマーと大技ラッシュ。パルプフリクションの構えに。切り抜けたモクスリーが投げ捨てジャーマンを放つが、ジュースも即座に投げ捨てジャーマンでお返し。ラリアット合戦に持ち込んだ。モクスリーのデスライダー狙いを丸め込むと、キックアウトされた直後に豪快なラリアットをぶち込む。

 終盤は激しい打撃戦に。エルボーや頭突きが何発も交錯。モクスリーが左右のエルボー連打やランニングニーを突き刺しても、引かないジュースはこん身のナックルパートを何発もぶち込んでUS王者をぐらつかせると、再びパルプフリクションへ。だが、モクスリーは一瞬の隙を突いて、ダブルアーム式DDTを敢行。間髪入れずにデスライダーを爆発させて、3カウントをもぎ取った。

 モクスリーが乱戦を制してUS王座V1。勝利の雄叫びを上げたモクスリーの前に姿を現したのが鈴木だ。鈴木は昨年の12・8広島にモクスリーが乱入した際に、デスライダーの餌食になっており、2人の間には遺恨がくすぶっていた。『風になれ』が鳴り響くと、不敵な笑みを浮かべて花道から登場し、ジャージを脱ぎ捨てショートタイツで臨戦態勢を取る。「風になれ!」の大合唱とともにリングに上がると、モクスリーとナックルパートで殴り合い、バックに回り込むと、スリーパーで絞め上げる。ゴングが打ち鳴らされても、気にせずゴッチ式パイルドライバーをズバリ。モクスリーをKOした。

 マイクを持った鈴木は「誰にケンカ売ってんだ? 俺はな、プロレス王・鈴木みのるだ。こいつが売ったケンカ、俺が買ってやる!」と高らかに宣言。ベルトを奪い取って高々と掲げた。鈴木が去っていくと、意識を取り戻したモクスリーは激怒。そんなモクスリーをあざ笑うかのように、東京ドームは再び「風になれ!」の大合唱に包まれた。

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