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『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・両国国技館(2020年10月18日)
○EVIL&高橋裕二郎vs内藤哲也&BUSHI×

　EIVLがG1最終戦でも内藤をKO。大の字になった制御不能男を踏みつけると、奪い取った2本のベルトを掲げ、二冠返り咲きを猛アピールした。

　G1・Bブロックで首位争いを展開しながらもともに優勝戦進出を逃した二冠王・内藤とEVILがタッグマッチで激突。公式戦ではEVILが勝利していたが、最終戦でも実力行使を見せた。

　のっけからEVILは裕二郎と2人がかりで内藤を蹂りん。場外戦ではパイプイスを背中に振り下ろした。リング上で対峙してもEVILが圧倒。ロープに固定して荒々しく胸板を踏みつけると、豪快なラリアットを振り抜いた。

　内藤もマンハッタンドロップ、延髄斬りの連続攻撃やスイング式DDTで一矢報いたものの、EVIL組は代わったBUSHIに猛攻。内藤も援護に回ったものの、EVILは抵抗するBUSHIをラリアットで黙らせ、ダークネスフォールズからのScorpion Deathlockでギブアップをもぎ取った。

　試合後、内藤とにらみ合ったEVILだったが、セコンドの東郷に背後からワイヤー攻撃で襲撃させると、暗黒の王はEVILをズバリ。内藤を大の字すると、その後頭部を踏みつけながら、2本のベルトを奪い取って掲げ、奪還の意思表示を見せた。

　EVILは「リング上、見たまんまだよ。内藤、受けるか受けないかは、お前自身に委ねてやるよ」と余裕タップリにアピール。一方、屈辱を受けた内藤も「このG1 CLIMAX、俺に土をつけた選手に、俺とのタイトルマッチを主張する権利は十分にあると思うんでね。いいと思いますよ。あとは新日本次第なんじゃないの?」と迎撃姿勢を見せており、両者の再戦は避けられない状況となった。

【東郷の話】「オイ、内藤! 今月でレンタル期間、終わりだよ。そろそろEVILの腰にベルト返してもらおうか」

【EVILの話】「オイ、リング上、見たまんまだよ。内藤、受けるか受けないかは、お前自身に委ねてやるよ。よし、行くぞ(と言って東郷の肩を抱きながら控室へ)」

※裕二郎はノーコメント

【内藤の話】「(※フラフラとインタビュースペースにたどり着くと床に片膝をついて)EVILは、(※床に置かれたベルトに目をやり)この2本のベルト、もしくはどちらかのベルトに挑戦したいってことでいいのかな。まぁ、口に出すことは自由だし、口に出さなきゃ誰にも伝わらないんで、いいんじゃないですか。この『G1 CLIMAX』、俺に土をつけた選手に、俺とのタイトルマッチを主張する権利は十分にあると思うんでね。いいと思いますよ。あとは、新日本次第なんじゃないの? 今夜、EVILには、菅林会長に電話してお願いすることをオススメしますよ。もちろん、ダークネスな時間にね」

※BUSHIはノーコメント