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8/8【新日本】3Kの4連覇に黄信号 YOHがイーグルスのヒザ攻めに屈して泥沼2連敗

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月8日)
「SUPER Jr.TAG LEAGUE 2021」公式戦 ○ロビー・イーグルス&タイガーマスクvsSHO&YOH×

 YOHがイーグルスのヒザ攻めに屈し、開幕戦に続き泥沼の2連敗。4連覇を狙うRPG 3Kに黄信号が灯った。

 4連覇を狙って「SUPER Jr.TAG LEAGUE 2021」に臨んだ“RPG 3K"YOH&SHO。以前から続くYOHの不調が不安視されていたが、それが現実のものとなり、初戦でジュニアタッグ王者・石森&ファンタズモに敗れ、いきなり大きくつまずいた。立て直しを図ろうと、イーグルス&タイガーとの2戦目に臨んだが、結果は残酷だった。

 序盤から連係攻撃を狙ったRPG 3Kだったが、タイガーに切り崩されて不発。ここから不調のYOHが捕まってしまう。RPG 3Kとは違って急造タッグのイーグルス&タイガー組だが、ダブルローキックやサンドイッチサッカーボールキック、サンドイッチ低空ドロップキックとチームワークでも圧倒してみせた。

 そんな劣勢をSHOが覆す。IWGPジュニア王者のイーグルスと真っ向からエルボー合戦を展開。気迫全開のショルダータックルで吹き飛ばす。イーグルスも後頭部へのスライディングアックスボンバーや連続串刺しニーで巻き返したものの、SHOはブレーンバスターでぶん投げ、体力を回復させたYOHに全てを託した。

 意地を見せたいYOHはイーグルスの右ヒザにスピニングレッグロックを連発し、足4の字固めで絞め上げる。しのがれてもSHOが加勢し、ダブルジャンピングニーなど連係攻撃がさく裂。必勝パターンに持ち込んで3Kの構えに。だが、イーグルスはYOHにスイング式DDTを決めて切り抜けると、SHOにはニールキックを発射して難を逃れた。

 粘るYOHはトラースキック、ファルコンアローで巻き返すと、ヒザ十字固めに捕らえるが、急行したタイガーがタイガードライバーでイーグルスを援護射撃。SHOにはトペスイシーダを敢行して場外に足止めする。ここがチャンスと、イーグルスはアサイDDT、スワンダイブ式低空ドロップキックで追い討ち。自身のヒザのダメージを気にしながらも、抵抗するYOHをターボバックパックで叩きつけると、最後は足めがけての450°スプラッシュからロン・ミラー・スペシャルにつなげてギブアップをもぎ取った。

 イーグルス&タイガーが開幕2連勝。一方、RPG 3KはYOHがまたも敗北し、まさかの2連敗。あとがない状況に追い込まれ、4連覇に黄信号が灯った。他の試合の結果、2連勝が3チーム、2連敗が3チームとなり、状況は最悪。それでもSHOは「最後まで何が、何が起こるかわかんねぇ。だからこそ、最後までだ。明日もある。まだまだ俺たちはあきらめない」と巻き返しを誓ったが、YOHは「見えないんだよ…。遠くの未来も…近くの未来もさ…。なんかもう…ごめんね…。ホントにさ…わかんねぇんだよ」とうなだれるばかりだった。

 明日(9日)の後楽園大会ではメインイベントで田口&ワトと対戦する。そこで敗れるようなことがあれば、RPG 3Kの負け越しが決まり、早くも4連覇は消滅する。

【試合後のイーグルス&タイガー】
▼タイガー「(※先にコメントスペースへ登場し、拍手でイーグルスを迎え入れる)グッド! グッド・ロビー! サンキュー! 昨日もそうなんだけどね、僕はもうロビーにかなり助けられちゃってるなと。まあ、別にキャリアがあろうがなかろうがね、その日によって試合をリードすればいいんですよ、どっちかでも。今日もロビーがうまい具合にリードして、僕がアシストに回ったけどね。それで十分じゃないかなと思う。勝ってるから。フライングタイガー?」

▼イーグルス「フライングタイガー」

▼タイガー「でもホント、ロビーの技術、素晴らしいね。さすがチャンピオン。(※横に座っているロビーの肩に触れつつ英語で)さすがチャンピオン。明日も勝とう(※と言い残して先に立ち去る)」

▼イーグルス「ありがとう、タイガーさん。タイガーさんが言ったこと一語一句はわからないけど、リングの中でも外でも鼓舞されている。あいつと違って、俺はタイトルマッチまで休まず、今だって試合してる。誰の話かって!? もちろんあの“赤い髪の毛のTIME BOMB"だ。復帰するって言ってなかったっけ!? でも、『SUPER Jr.TAG LEAGUE』には出場してないし、BUSHIはNEVER6人タッグのベルトで忙しそうだし。何でもいいけど。あとどれだけ待たせる気だ!? ヒロム、ヒロム、どこにいるんだ!? この期間を利用してコンディションを整えてるんだろ。でも今の俺はリーグ戦、2勝0敗で向かうところ敵なしだ。優勝したら、ベルトに挑戦できるんだろう!? 9・4メットライフドームでファンタズモ&イシモリ組のベルトに喜んで挑戦する。1日目はタッグ、2日目はシングルのベルトの防衛戦、2日続けてタイトルマッチでも大丈夫だ。メットライフドームでロビー・イーグルスの真価を見せてやろう」

【試合後のYOH&SHO】
▼SHO「2連敗か…。でも、まだまだ俺たちは、あきらめない。2020年から、この世の中すべてが、何が起こるかわからねぇだろ、最後まで。この『(SUPER)Jr. TAG LEAGUE』もおんなじだ。最後まで、何が、何が起こるかわかんねぇ。だからこそ、最後までだ。明日もある。まだまだ俺たちはあきらめない。(※横に座り込んで動かないYOHを見つめ)…大丈夫ですか…!?」

▼YOH「(※座ったままうつむき)ごめん。なんか、この感覚っていうか、なんだろうって。何が違うんだろうって。俺にはさ、熱がないのかなって(感じる)。でも、そういうことじゃなくてさ、でも違って、見えないんだよ…。遠くの未来も…近くの未来もさ…。なんかもう…(※フラフラと立ち上がり)ごめんね…。ホントにさ…わかんねぇんだよ…(※と言い残して先に立ち去る)」

▼SHO「……(※YOHの後姿をジッと見つめ、無言のまま立ち去る)」

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