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8/9【新日本】L・I・JがNEVER6人タッグ最後の前哨戦制す BUSHIはマスク剥ぎ阻止で石井に一矢

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月9日)
○鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&真壁刀義×

 NEVER6人タッグ王座戦へ向けた最後の前哨戦はL・I・J軍に凱歌。BUSHIはマスク剥ぎを仕掛けてきた石井を延髄斬りで返り討ちにして一矢報い、「お前らも言ってるだろ? ベルトを獲るのは一瞬なんだってな。その一瞬、明日の横浜で俺たちが証明してみせるよ」とベルト獲りを予告してみせた。

 明日8・10横浜武道館大会でNEVER6人タッグ王座を争う王者・後藤&YOSHI-HASHI&石井と挑戦者・内藤&SANADA&BUSHIが最後の前哨戦を迎えた。前夜の後楽園大会では石井がBUSHIのマスクを剥ぎ、両者の間に遺恨が芽生えたばかり。この日、両陣営がタイトルマッチへ向けて最後の火花を散らした。

 入場と同時にBUSHIがミサイルキックで石井に奇襲。場外に転落したところに間髪入れずトペ・スイシーダで突っ込んだ。さらに石井をフェンスに投げつけるなど、のっけから気を吐いた。リング上ではIWGP世界王者・鷹木と真壁の珍しい顔合わせが実現。タックル合戦で正面衝突し、真壁がなぎ倒して先手を取れば、鷹木もすぐさまタックルでやり返した。

 その後もBUSHIは石井と場外戦を展開。エルボー合戦で押し込んでみせた。これで勢いづいたL・I・J軍は後藤に的を絞って左足攻めでペースを握る。YOSHI-HASHIには腕攻めを展開した。

 中盤に入ってBUSHIと石井が再び向き合った。ドロップキックで機先を制したBUSHIはコーナーに追い込んでお株を奪うエルボーを連発していく。石井がエルボーと逆水平を交互に連打しても、BUSHIは体を入れ替えてエルボー連打でやり返す。突進してきた石井にカウンターの延髄斬りをさく裂させ、なおもエルボーを連打して攻勢を続けた。

 だが、石井が強烈なエルボー一撃でBUSHIにヒザをつかせる。「こいよオラ!」と挑発しながらヘッドバットを叩き込むと、BUSHIは追尾式ドロップキックで意地の反撃。エプロンへのDDTが不発に終わると、石井はまたもマスクに手をかけたが、何とか阻止したBUSHIは足を預けてのジャンピングスピンキックで逆襲した。

 終盤には6人が入り乱れる混戦模様となり、その中でBUSHIはフィッシャーマンスクリューで叩きつけて石井を蹴散らした。孤立した真壁も両腕ラリアットで鷹木とBUSHIをまとめてなぎ倒し、ジャーマンで投げるなど気を吐いたが、鷹木はパンピングボンバーでねじ伏せて逆転。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを爆発させて3カウントを奪った。

 NEVER6人タッグ最後の前哨戦はL・I・Jが制した。試合後、BUSHIは石井と近距離で視殺戦。マスクに手をかけようとした石井を延髄斬りで返り討ちにしてみせた。

 CHAOSトリオはこの日で戴冠からちょうど1周年を迎えたが、BUSHIは「そりゃめでたいよ。めでたいけどな、そんなハッピーな日がずっと続くと思うなよ」と通告。「いいか、お前らも言ってるだろ? ベルトを獲るのは一瞬なんだってな。その一瞬、明日の横浜で俺たちが証明してみせるよ」とYOSHI-HASHIの発言を逆手にとってベルト獲りを予告してみせた。

 6・2後楽園大会以来2ヵ月ぶりの再挑戦となるL・I・Jトリオ。後藤&YOSHI-HASHI&石井に雪辱を遂げ、6人タッグ王座戴冠を果たせるか。その鍵は覚悟を決めたBUSHIが握っているのかもしれない。

【鷹木の話】「当然の勝利だよ。だがな、昨日は小島聡、今日は真壁刀義。二人とも元IWGPヘビー級王者だろ? 当たり前の勝利だと思ってねえよ。昨日今日と俺は価値ある勝利だった。そして明日は…明日は謎のシングルマッチ! 裕二郎か。オイ、裕二郎! あの野郎、やる気あんのか、ないのか分かんねえけどよ、オイ! これはある意味、査定マッチだと思ってるぜ、裕二郎。明日、中途半端な試合をしてみろ! 今年、お前のG1はなしだな。俺はもちろん10分以内、いや、5分で勝負つけてやるよ!」

【内藤の話】「YOSHI-HASHIと俺の立場が反対だったら、今回のタイトルマッチに関してネチネチ文句を言うんだろって昨日YOSHI-HASHIが言ってたけどさ。う〜んそれはちょっと違うかな。だって、先月、真駒内大会にて行なわれたIWGPタッグ選手権試合、試合後すぐにタイチ選手とザック・セイバーJr.選手が『もう一回やらせろ』って言いに来たけど、俺は一言もネチネチ文句言ってないからね。やっぱさ、楽しい相手とは何度でもやりたいもんだよ。そういう意味では後藤&YOSHI-HASHI&石井組っていうのは何度でもやりたくなる相手だよ。俺は素直にそう思うよ。だ〜か〜ら、だから明日、横浜武道館にて行なわれるNEVER無差別級6人タッグ王座戦がめちゃめちゃ楽しみだぜ、カブロン!」

【BUSHIの話】「オイ、チャンピオンチーム! NEVER無差別級6人タッグのベルト、調べたところによると、どうやら今日で獲ってちょうど丸1年経つらしいじゃねぇか。そりゃめでたいよ。めでたいけどな、そんなハッピーな日がずっと続くと思うなよ。いいか、お前らも言ってるだろ? ベルトを獲るのは一瞬なんだってな。その一瞬、明日の横浜で俺たちが証明してみせるよ。リベンジした意味をな。それと石井! お前、しつこいぞ、マスク。マスクマンになりたいのか? まあ、どうでもいいけどな、お前のことなんてな。それよりも明日だよ。NEVER無差別級6人タッグのベルトを懸けてのチャンピオンシップは明日だよ、明日!」

※SANADAはノーコメント


【石井の話】「BUSHI、明日マスク2〜3枚用意しといたほうがいいぞ」

【YOSHI-HASHIの話】「いよいよ明日、NEVERのタイトルマッチ。BUSHIの気持ち、前回と全然違うよ。期間は短いけど、タイトルマッチやる意味、凄いあんじゃないの? ただ、このベルトは渡さない。俺たちが必ず防衛して、IWGPタッグのベルトを巻いて二冠になる。それは何ら変わりないからな」

※後藤、真壁はノーコメント

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