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7/4【新日本】“散髪"KENTA面前で完勝 STRONG無差別前哨戦はキングストンに軍配

『レックPresents NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』後楽園ホール(2023年7月4日)
○エディ・キングストン&ロッキー・ロメロvsKENTA&外道×

 STRONG無差別級前哨戦はキングストンに軍配。“散髪"したばかりだったKENTAの面前で外道に完勝した。

 明日(5日)の後楽園大会でタイトルマッチを控えるSTRONG無差別級王者・KENTAと挑戦者・キングストンがそれぞれ外道、ロメロと組み、前哨戦で激突した。KENTAは5・3博多大会でヒクレオに敗れて王座陥落。伸びた髪の毛を敗因に挙げたものの、5・22ロサンゼルス大会では長髪を結んで試合に臨み、見事ベルト奪還。今大会の試合前にTwitterでようやく散髪したことを告白していた。

 12年ぶりの来日となったキングストンとKENTAがのっけから対峙。しかし、KENTAは組み合うことなく外道にスイッチしてスカす。外道はキングストンとの対戦を嫌がり、ロメロとのタッチを求めた。その後、キングストン組が外道を攻め込む展開が続いたが、場外乱闘になると、KENTAがキングストンを襲撃。ラフファイトで暴行した。

 リング上でようやく対峙すると、キングストンが反撃へ。握り拳を作りながら外道もろとも逆水平でメッタ打ちに。KENTAにはエクスプロイダーも決めると、その後も逆水平を多用。90年代の全日本プロレスを意識した動きでKENTAを圧倒した。

 引かないKENTAが上手くスカしてDDTで黙らせると、あとを受けた外道も追い討ちに出る。だが、ロメロが割って入って好フォローを見せてKENTAを分断。チャンスを逃さないキングストンは外道のトラースキックをキャッチすると、側頭部にバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャー(裏拳)をぶち込んで一気に3カウントを奪った。

 前哨戦はキングストンに凱歌。散髪したばかりだったKENTAの眼前で外道を沈めた。ロメロはベルトを奪い取ってキングストンに手渡すが、キングストンは自らKENTAに返却する。そして、ベルトを指差し、正攻法でのベルト奪取を誓った。

 バックステージでキングストンは「俺が初めて新日本プロレスの試合を見たのは13歳の時だった! あの日! 13歳のあの時から! 俺の目標はここに来ることだった!」と新日本に対する熱い思いを吐露。「KENTA! 明日の夜、対決だ! 長年にわたる痛み、苦闘、失意と闘うことになる! お前は太刀打ちできないだろう!」と勝利に自信を見せた。

【ロメロの話】「これこそコーラクエンホールのパーティーだな! これがNJPW STRONGだ。俺がCMLL世界ヒストリック・ウェルター級王座のロッキー・Azcar・ロメロだぞ! そして我が良き友人を紹介しよう。マッド・キング、次期NJPW STRONG無差別級王者のエディ・キングストンだ。あとはご自由に!」

【キングストンの話】「俺が初めて新日本プロレスの試合を見たのは13歳の時だった! あの日! 13歳のあの時から! 俺の目標はここに来ることだった! 俺を根気よく育ててくれた母と父のために新日本のリングに立つのが、13歳の時からの夢だった! KENTA! 明日の夜、対決だ! 長年にわたる痛み、苦闘、失意と闘うことになる! お目は太刀打ちできないだろう! だが俺は違うぞ! 明日の夜、会おう!」


【KENTAの話】「(STRONG無差別級とDEFYの2本のベルトを肩にかけて、ビデオカメラマンに)久しぶりだな。うーい。(片手でハートの半分を作る。カメラマンが残り半分を出すと)いや、ハートじゃねぇんだよ。ハートの指も特徴ねぇな。ふざけんな。(2本のベルトを掲げて)見てこれ。何から話そうかな、俺、今日。(改めて2本のベルトを掲げて)まず見てこれ、2冠。DEFY。知らねぇだろ、知らねぇかもしんねぇけど、『どこのベルトだよ!』っての掲げてるヤツ、いろいろ今まで思ってたんだけど、やっぱりチャンピオンになったってことはその団体の顔になんなきゃいけないわけだから、宣伝していかないとね。日本でまだ知らない人がいるならば、この団体を広めていくのがチャンピオンとしての役目だから。俺がベルト獲った試合、いつでも見れるから。相手、17歳! 自分の子供でもおかしくないだろ。17歳相手に、俺ベルトでぶん殴ってんの、42のオッサンが! その試合見て? 大人げないから。勝ったし、2冠ベルト。似合ってる? (カメラがうなずくと)で、もう気付いてるか知らないけど、(髪に手を当てて)髪切った! 髪切った! (ビデオカメラマンに)気付いた? (カメラがうなずくと)さすがに気付く? 何で切ったかっていうと、しかも短く切りたかったんだけど、バッサリいくつもりだったんだけど、土壇場になってビビっちゃって。長めに切っちゃった。許して。髪の毛洗うと、すごいの、抜け毛が! 長いと。知ってる? 伸ばしたことない? 凄いの、ホントに。長いことにどうのこうのよりも、抜けてくことに『ハゲるんじゃないか』っていう恐怖が勝っちゃってんの。別に俺、ハゲを悪く言ってるわけじゃないからね。「太ってるな」は柔らかく言えるけど、ハゲはちょっと……ハゲの人は『ハゲ』って言われてどう思うんだろうな? 聞いてみたいけどな。それを聞いたら、まるで俺がその人を『ハゲ』って扱ってるようになるから、聞くに聞けないよね。(記者の2人に)どう思……(笑) それはいいんだよ。この2ヵ月とかさぁ、凄い動きあったじゃん。G1 CLIMAXも発表されたり、何かPPVもあったりいろいろあったじゃない。そんな中、俺さ、2冠にはなったものの、取り残されてる感じあったから、G1で、何か新世代がどうこうとかいろいろあるけど、今年のG1ね、俺、いろんな意味で主役もらってくから。覚えとけよ。分かった? とにかく明日。このベルト守って、チャンピオンのままG1に臨むから。それでいけるかいけないかで、だいぶデカいから。チャンピオンのままいくから。結局最後、何が言いたいかっていうと、『太ってる』はイジりやすいけど、『ハゲてる』はイジりにくいってこと!」

※外道はノーコメント

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