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8/8【新日本】フィンレーがキングストン熱戦撃破でC首位通過、準々決勝でオスプレイと対決へ

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』横浜武道館(2023年8月8日)
Cブロック公式戦 ○デビッド・フィンレーvsエディ・キングストン×

 フィンレーがキングストンを熱戦の末に撃破し、勝ち点10で公式戦全日程を終了。Cブロック首位通過を決め、準々決勝でウィル・オスプレイとの対決が決まった。

 NEVER王者のフィンレーは石井、EVILらを破って勝ち点8。AEWから初出場となったキングストンは鷹木、タマらを撃破して同じく勝ち点8。勝者がブロック突破を決める生き残りをかけた首位対決となった。

 激しい打撃戦で幕を開けると、フィンレーは場外ブレーンバスターで先制。フェンスや鉄柱に激突させるなど、あの手この手の腰攻めで主導権を握る。キングストンがマシンガン逆水平、エクスプロイダーと王道殺法を連発し、川田利明ばりの急角度バックドロップを敢行しても、フィンレーは変型バックブリーカーを連発して再び腰攻めを展開した。

 場外戦でキングストンを担いだフィンレーが鉄柱に投げつける荒技に出たが、キングストンはリングアウト寸前に生還した。ハーフネルソンスープレックス、ローリングケサ斬りチョップと小橋建太ばりの鉄人殺法を連発。ノーザンライトボムを執念で決めて勝機を作ったが、ニアロープで3カウントは奪えず。横浜のファンはエディコールで後押しした。

 だが、フィンレーがINTO OBLIVIONを強引に決めて逆襲。と同時に15分が経過した。残り時間5分となった中、両者はエルボー合戦、頭突き合戦、張り手合戦を展開。フィンレーがローリングエルボー3連打で押し込むと、スピアーでねじ伏せた。キングストンもギリギリで肩を上げたものの、フィンレーは再びINTO OBLIVIONを爆発させて3カウントを奪った。

 フィンレーがキングストンを脱落に追い込んで5勝目。勝ち点10で公式戦全日程を終え、Cブロック突破を決めた。メインでEVILが鷹木に勝利して同点となっても、直接勝利で勝利しているため、フィンレーの1位通過が決定。8・10船橋大会における準々決勝でBブロック2位のオスプレイと対決することになった。

 ベスト8進出を決めたフィンレーは「俺は正式に殺人者の王だ。このトーナメントに出場するにあたって、俺はこの会社で最強だと言ってきた。コンやそれを証明してみせた」と笑いが止まらない。オスプレイとは昨年の公式戦で対決し、勝利している。「去年のG1で俺は15分以内に沈めてやった。今年はもっと短い時間で沈めてやる」と予告したフィンレーは「相手がオスプレイであろうが、オカダであろうが関係ない。今年は俺のものだ」と豪語してみせた。

【フィンレーの話】「(拍手をしながらコメントスペースに入ってきて)Cブロックのチャンピオンに盛大な拍手を! ゲドー、どう思った? 初日から俺がチャンピオンになることはわかりきっていただろ。聞いてくれ。俺は正式に殺人者の王だ。このトーナメントに出場するにあたって、俺はこの会社で最強だと言ってきた。今夜、それを証明して見せた。ヤバいブロックだったが、全員をボコボコにしてきた。エディ、お前を水底まで沈めて溺れさせてやると言って、その通りにした。AEWに帰ったらロースター全員にBULLET CLUB史上最強のリーダーが誰だか伝えておけよ。さぁ、準備はできてるぞ。次はオスプレイ! 去年のG1で俺はどれくらいで勝ったかな? そう、15分以内に沈めてやった。今年はもっと短い時間で沈めてやる。わかるか? お前のUS王座を奪う一歩手前まで迫ったことを忘れちゃいないぞ。あの時、俺はまだどこかで自制をしていた。今、お前を消し去る俺を止める者はない。お前の指をへし折って、ヒザや足、腕を、そして必要なら首をへし折ってやる。お前が俺のトーキョードームでのメインイベントを邪魔する限り。お前が俺の『G1 CLIMAX』優勝を遮ろうとする限り。お前は俺がIWGP世界ヘビー級王者になるための踏み台となるのさ。今年、俺は采配を振って成し遂げてきた。(NEVER無差別級王座を示しながら)このためにタマ・トンガを破壊した! アリーナを出る時、(タマは)歩ける状態ではないだろうと言ったら、あいつはどうなった? その言葉通り、あいつは歩ける状態じゃなかった! 俺は『G1 CLIMAX』の開始前に対戦相手すべてをボコボコしてCブロックを優勝すると宣言した。そしたらどうなった? あぁ、そうだ。その通りになった! だからお前ら、今から言うことを書き留めておけ。相手がオスプレイであろうが、オカダであろうが関係ない! 今年は俺のものだ。誰も俺に触れさせない。俺よりも凶暴なヤツはいない。俺以上にこれに値するヤツはいない。だからオスプレイよ、せいぜい休んでリフレッシュしておけ。木曜日、お前は残念な結果で、このG1を終えることになる」

【キングストンの話】「(フロアの床に座り込み、時に痛みに顔をゆがめながら)あぁ?……勝っても謙虚に、負けても謙虚に……。うれしくはない。自分に怒りもある。でも、プロレスリングというこの素晴らしいスポーツにおいて、こんなこともある。今夜、フィンレーは俺よりも優れていた。王座を侮辱した点については、また別途、カメラの回ってないところで話す。ただ、今夜に関してはフィンレーは俺よりも優れていて、俺は言い訳をするつもりはない。俺自身、まだ生きてるから夢はまだ続く。これは俺がみんなに言い続けていることだ。だが俺のG1は終わった。まだ終わったばかりで気持ちの整理がついていないから振り返ることは難しい。まだ1、2、3……何大会か残ってる。(スタッフに対して)何大会残ってる? 4大会か。ということは、俺にはまだ4回、俺がここ(日本)に居場所があると見せつけるチャンスが残っているというわけだ。俺は日本のスタイルを学び、試合に取り入れきた。なぜなら、俺はそれが大好きだからだ。俺はプロレスを愛している。それ以上でも以下でもない。だから負けても謙虚に。おめでとう、フィンレー。まだG1トーナメントに残っているみんなの健闘も祈ってるよ。これまで苦行の道のりだった。俺には(初めからこの舞台に立つ)その価値があったわけではなく、努力で勝ち取ってきた。残りの4大会で日本のファンたちに俺のすべてを見せていきたいと思う。俺は感情的な男だから、それは感慨深いものになるだろう。この素晴らしいスポーツに対して、感情的で情熱的なんだ。さぁ、以上だ。起き上がろうと思うけど背中が痛い。アリガトウゴザイマス」

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