プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/12【新日本】清宮が猛牛狩り「今日の主役は天山」 初参戦HAYATAブーイング浴びるも存在感

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』両国国技館(2023年8月12日)
○清宮海斗&HAYATAvsマスター・ワト&天山広吉×

 清宮が変型シャイニングウィザードで天山狩りに成功。新日本初参戦を果たしたHAYATAはブーイングを浴びながらも存在感を発揮した。

 G1に出場したNOAH・清宮が初参戦となるGHCジュニア王者のHAYATAとタッグを結成。天山&スーパージュニア覇者・ワトの師弟コンビが迎え撃った。HAYATAとワトは6月の『ALL TOGETHER AGAIN』でタッグを組んだが対戦は初めて。清宮とワトは2016年5月の『LION'S GATE』で一騎打ちを行っており、清宮が勝利。デビュー5ヶ月だった清宮にとってこれがシングル初勝利だった。

 いきなりワトとHAYATAの顔合わせが実現。HAYATAがスキを突くマンハッタンドロップから側頭部にドロップキックを浴びせれば、ワトもコルバタで呼応し、2人はにらみ合った。清宮と天山も対峙。大歓声を受けた天山を手招きして挑発した清宮は連続してショルダータックルを浴びせると、低空ドロップキックも放つが、天山も譲らず、頭突きやモンゴリアンチョップで両国を沸かす。

 HAYATAも持ち味を発揮し、天山に大胆にもモンゴリアンチョップを放ってブーイングを浴びる場面も。再びワトと対峙すると、空中殺法と蹴り技で攻め込まれたものの、延髄斬りで応戦。久々にワトと対戦した清宮も豪快なミサイルキックを叩き込んだ。

 G1男・天山が意地を見せて、串刺しラリアットからブレーンバスターにつなげる連続攻撃やマウンテンボムなどで気を吐き、清宮をアナコンダバイスに捕獲するが、HAYATAのカットが間に合う。ワトが急行し、プランチャで分断を狙うが避けられて自爆に。リング上では清宮がローリングエルボーで反撃すると、モンゴリアンチョップを受けても下がらず、ジャンピングニーを一閃。HAYATAが延髄斬りで援護射撃すると、清宮が変型シャイニングウィザードで猛牛狩りを果たした。

 清宮が天山を撃破。敗れた天山は潔く敗北を認め、清宮の手を掲げる。HAYATAの手も掲げるが、モンゴリアンチョップを見せたことに抗議するかのように、殴りつける素振りも見せた。

 試合を制した清宮は「天山選手へのお客様の反応が凄かったです。このG1、『主役をいただきます』とずっと言ってきましたけど、今日の試合の主役は天山選手だったと思います」と天山にリスペクトを示した。天山との対戦で何かを感じ取った様子の清宮は「明日の大会に出るかわからないですけど、出る限りは自分の全部を出し切っていきます」と誓った。HAYATAは「天山!」とだけ叫んで控え室へ消えていった。

 一方、敗戦した天山は「NOAHから来た清宮、HAYATA、2人とも強い、若いし、スピードもある」とNOAH勢を評価。ワトも天山にリスペクトを示すと、「GHCジュニア王者、HAYATA選手。戦うのは初めてで、試合が決まった時から凄くワクワクしていました。まだまだこれがね、戦うのが最後になるわけじゃないと、俺は信じてます。その時までしっかりチャンピオンでいてください」とHAYATAにメッセージを送っていた。

【清宮の話】「いや、すごかったですね。反応がすごかったです。何のかっていうと、天山選手へのお客さんの反応がすごかったです。このG1、『主役をいただきます』とずっと言ってきましたけど、今日の試合の主役は天山選手だったと思います。自分は次の大会も、G1 CLIMAX明日の大会出るかどうか分からないですけど、出る限りは自分の全部出し切っていきます!」

【HAYATAの話】「天山!」


【試合後の天山&ワト】

▼天山「この両国国技館、ちょうど20年も前やね、2003年。俺が初優勝したっていうね。あのテープ(ビデオ)見たら泣けてくるよね。今のこのジジ臭い天山広吉、アレ見たらホンマ、触発されて『やらなイカン』思うよ。まだまだこんなんで終わってるようじゃ。ホンマしっかりとやりたいとこやったけど、NOAHから来た清宮、HAYATA、2人とも強い、若いし、スピードもある。俺もワトちゃんと組んで対抗したけど、ワトちゃん、(呼び込むと、横にやってきたワトに)ソーリー」

▼ワト「ありがとうございました(天山と握手)」

▼天山「ごめんな。ワトちゃんは何も悪くない。ここぞという時に決めれなかった。ごめん。ワトちゃんはね、どんどんこれから伸びていかないと。俺なんかもう落ちていく一方やけど、それでもしがみついていくから」

▼ワト「まだまだ全然そんな」

▼天山「ワトちゃん、俺も頑張るから、頼むで。ありがとうな(先に控室へ去りながら)G1 CLIMAX、清宮、カマーン!」

▼ワト「ああいうコメントをね、天山さんも出したと思うんですけど、まだまだ天山さん自身にも、俺は諦めてほしくないと思ってます。G1 CLIMAXといえば天山広吉。俺の中でも、今日集まったファンの中でも、忘れない記憶にあると思います。それとGHCジュニア王者、HAYATA選手。戦うのは初めてで、試合が決まった時からすごくワクワクしていました。まだまだこれがね、戦うのが最後になるわけじゃないと、俺は信じてます。その時までしっかりチャンピオンでいてください。そして、何か、久しぶりな感覚がしたよ。思い出してきたな……」

プロ格 情報局