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9/8【新日本】“王者"EVILがいきなりSANADA無法粉砕「俺が法律、クズどもは終わりだ!」

『Road to DESTRUCTION』後楽園ホール(2023年9月8日)
◯EVIL&SHOvs×タイチ&SANADA×

 10・9両国大会のIWGP世界ヘビー級選手権試合「(王者)SANADAvsEVIL(挑戦者)」に向けた前哨戦がスタート。ベルトを強奪して“王者"を名乗るEVILが、ベルト攻撃でSANADAを無法粉砕して「クズどもは終わりだ!」とJUST 5 GUYSもろとも終えんに導くことを宣言した。

 IWGP世界王者として『G1 CLIMAX 33』に臨んだSANADAは、Aブロックを全勝で突破したものの、8・10船橋大会における準々決勝でEVILに敗退。最終戦の8・13両国大会ではEVILがSANADAからベルトを強奪し、「今日から俺が王者だ」と勝手に宣言していた。

 10・9両国大会での王座戦が決まったが、ベルトはEVILの手に渡ったまま。この日から始まった前哨戦では、同じくタイチのKOPWベルトを強奪中のSHOと組んで、SANADA&タイチ組と激突した。

 EVILは、セコンドのディック東郷に“EVIL王者Tシャツ"(自作?)を着込ませて現れる徹底ぶり。序盤から場外戦を駆使してSANADAを痛めつけ、ブーイングが強まってもどこ吹く風。負けじとJ5GサイドもSANADAがSkull End、タイチが聖帝十字陵を繰り出す二重奏で決定機を作ったものの、EVILも自力でロープへ足を届かせた。

 ならばとSANADAはシャイニング・ウィザードで追い打ちをかけたものの、EVILも必殺デッドフォールだけは打たせず。逆にレフェリー誤爆を誘って無法地帯を作り上げるや、すかさずセコンドの東郷がイス攻撃だ。怒りのタイチが割って入っても、EVILの急所攻撃→SHOのトーチャーツールでKO。返す刀でEVILがベルト金属部分でSANADAを公然と殴りつけ、最後は必殺EVILで叩きつけてまんまと直接3カウントを奪い去った。

 試合が終わっても、助けに入ったDOUKIもろともSANADA、タイチを公開リンチ。怒号と“帰れ"コールのなかでマイクを握ったEVILは「うるせえんだよ、この野郎! おいSANADA、みてみろ、テメーのこともう誰もチャンピオンだなんて思ってねえんだよ。チャレンジャーのくせに情けねえ野郎だな。いいか? ベルトはここなんだよ!」とベルトを掲げて勝ち誇る。「この会社は俺の会社なんだよ。テメーらみたいなクズの集まりはな、今シリーズで終わりにしてやるよ。分かったか? よく覚えとけ!」とJ5G勢に宣告し、地声で「俺が法律だ」と最後まで“正当性"を主張しながら高笑いを決め込んだ。

【EVILの話】「リング上で言った通りだよ、おい! この会社はよぉ、俺のもんなんだよ。新日本プロレスは俺のもんなんだよ、分かったか、おい。ガタガタ、ブーブーうるせぇんだよ、てめえら。文句あるヤツは全員ぶっ潰してやるからな、分かったか。よく覚えとけ」

【SHOの話】「オイオイオイ、今年のよぉ、1・4からよぉ、これ(KOPWのベルトを掲げて)はもう俺のもんなんだよ。一番最初に入場したのは俺やろ。その時点でよぉ、俺は福男なんよ、今年の。あいつがよぉ、どんなセコいルールにしてこようがよぉ、こっちにも考えがあるんや。いいか、おい。これはもう俺のもんなんや!」

※SANADA、タイチはノーコメント

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