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11/20【新日本】オリジナルTMDKがAEWの刺客下して白星発進 決勝の相手に毘沙門指名

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』後楽園ホール(2023年11月20日)
Aブロック公式戦 ○シェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルスvsトーア・リオナ&ビショップ・カーン×

 オリジナルTMDKのニコルス&ヘイストが「WORLD TAG LEAGUE」白星発進。AEWから乗り込んできたカーン&リオナから逆転勝利を奪って勢いに乗った2人は、決勝トーナメントの相手に“毘沙門"後藤洋央紀&YOSHI-HASHIを指名した。

 「WORLD TAG LEAGUE 2023」の公式戦がこの試合からスタート。オリジナルTMDKのニコルス&ヘイストとAEWから新日本初参戦を果たした“Gates of Agony"カーン&リオナが対戦した。カーンは183cm、107kgでROHでも活躍する37歳の実力者。リオナは193cm、136kgの体躯を誇るサモアン系の32歳だ。

 先手を取ったのはGates of Agony。互いに胸を突いて気合いを入れると、流れるように連続攻撃を浴びせ、合体バッククラッカーにつなげてヘイストの動きを止めた。しかし、ニコルスがリオナを鉄柵に投げつけて、カーンを孤立させると、TMDKがペースを掌握。日本でのキャリアで勝る2人が試合をリードする。

 流れを変えたいカーンがニコルスにラリアットをぶち込むと、あとを受けたリオナが大暴れ。ラリアットやショルダースルーなどパワフルな攻撃を連発する。TMDKの2人を対角線に追い込むと、串刺しラリアットを乱れ打ち、ニコルスにはホイップ式サモアンドロップを決めた。鉄柱への自爆からヘイストのトペに被弾したものの、強引なサイドスープレックスでやり返す。

 ヘイストは2対1の状況でも孤軍奮闘するが、Gates of Agonyは合体フェイスバスターで鎮圧。リオナが分断すると、カーンはコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターをヘイストに敢行した。さらに、リオナと合体攻撃を狙ったものの、ヘイストは必死の抵抗。あうんの呼吸で動いたニコルスが飛び込み、リオナを場外に排除すると、TMDKの合体技・タンクバスターがさく裂し、逆転勝利を奪った。

 苦しい場面が続いたTMDKだったが、最後は勝負所を逃さず逆転勝利。タッグリーグ白星一番乗りを果たした。

 ニコルスは「TMDKは世界最高のユニットだ。WORLD TAG LEAGUEも優勝者になる」と改めて予告。ヘイストは「ビシャモンは別のブロックだから、俺たちはこのブロックで勝たねばならない。お願いだからお前たちもそっちのブロックで勝ち進んでくれ。俺たちがお前らを負かすのだから」と決勝トーナメントの相手にこれまで負け越している因縁の毘沙門を指名した。


【試合後のニコルス&ヘイスト】

▼ヘイスト「ゲートが開いた。小さな2つのゲートがな。俺たちはまっすぐに歩いて通り抜けるぜ。あー、チクショウ」

▼ニコルス「大丈夫か?」

▼ヘイスト「これがここ日本での初めてのタッグマッチじゃなかったかもしれない。ストレートのタッグで6人タッグじゃない。お前らは取れたかもしれない。もう少しだった。かなりきてた。お前らは戦車だ。だがお前らは完全に壊された!」

▼ニコルス「WORLD TAG LEAGUEはとても重要だ。そしてお前らは世界最高のタッグチームを目撃している。前にも言ったが、また言うぞ。TMDKは世界最高のユニットだ。WORLD TAG LEAGUEの優勝者になる」

▼ヘイスト「俺たちは優勝しなければ」

▼ニコルス「IWGPタッグの王者にも!」

▼ヘイスト「やらねばらなん。今年を勝利で」

▼ニコルス「終わらせる! 俺たちが勝つんだ!」

▼ヘイスト「その通り。ビシャモンは別のブロックだから、俺たちはこのブロックで勝たねばならない。お願いだからお前たちもそっちのブロックで勝ち進んでくれ。俺たちがお前らを負かすのだから。お前らを3回中1度しか倒したことがない。だいたいそんな感じだ。2つ負け越している。だから俺たちはお前らを倒さなければいけないのだ。それからタイトルをかけてお前らと対峙する。そこでお前らに3度目の勝利を収めるつもりだ」

▼ニコルス「このおバカなシェインに惑わされないでくれ。俺たちが言いたいのは、このシリーズをとても真剣に捉えているということだ。なぜなら言った通り、最強のチームを見てみてみろ。俺たちがやろうとしているのはタッグリーグで優勝することだ。タッグのタイトルをとって証明してみせる。世界最強のチームであることを! ……戦車を破壊してビールを飲みに行こうぜ!」

▼ヘイスト「俺たちは赤コーナーにいた。青コーナーじゃない……」


【試合後のリオナ&カーン】

▼カーン「このゲームは、若者とハングリーな者たちへのゲームだ! (リオナの襟首をつかみ)俺たちはハングリーだろ?」

▼リオナ「ダァー!!」

▼カーン「俺たちはハングリーだ! そして俺たちには必要なんだ! 獣が何かを必要としている時、獣はそのために何でもする! 獣は行く手を阻むものすべてを踏みつけるのだ! ヤツらそうやって欲しいものを手に入れる! 俺たちに何ができるか……正確にいえば、まだ何もしていない。だが(昨日)言った通りゲート(Gates)は開いた!」

▼リオナ「(サモア語で)オア、ボー、マッ、ゲッミ、ディンナッ、ボアボアナッ!」

▼カーン「……カーンが言った通りだ」

▼リオナ「ガァーー!!!」

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