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12/7【新日本】WTL4強出そろう 毘沙門3連覇へ2位通過、奮戦・上村を撃沈

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』宮崎・都城市早水公園体育文化センター(2023年12月7日)
Bブロック公式戦 ◯YOSHI-HASHI&後藤洋央紀vsタイチ&上村優也×

 新日本WORLD TAG LEAGUE(WTL)3連覇を目指す“毘沙門"後藤&YOSHI-HASHI組が公式戦最終日のメインで熱闘の末にBブロックを2位で通過。あす(8日)霧島大会の決勝トーナメントの組み合わせは「(Aブロック1位)アレックス・コグリン&ゲイブ・キッドvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(Bブロック2位)」「(Bブロック1位)ヒクレオ&エル・ファンタズモvsマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(Aブロック2位)」に決まった。

 全公式戦最後の一番となったのは、毘沙門とタイチ&上村の“Just 5 Guys"コンビによる対決。のっけから小細工無用の真っ向勝負が続いたものの、後藤が痛めている首にダメージを受けると、一気にJ5Gコンビが首に攻撃を集中させて主導権を握った。

 後藤も必死に切り抜けてYOSHI-HASHIが巻き返したものの、相手が代わっても上村は譲らない。真っ向からの逆水平合戦をアームドラッグからのダブルチョップで制してみせるや、串刺しドロップキックやダイビングボディアタックで駆け回って得意のかんぬきスープレックスを狙う。YOSHI-HASHIにバタフライロックで切り返されても、フランケンシュタイナーからの三角絞めでギブアップを迫った。

 タイチのカットを皮切りに、4人が次々に入り乱れて大の字。消耗戦に突入すると、再び上村とYOSHI-HASHIが真っ向からの逆水平合戦で火花だ。ここでも上村が競り勝ち、無双を初公開してYOSHI-HASHIを再び追い込むと、再びかんぬきスープレックスを狙う。

 だが、今度は駆けつけた後藤がラリアットを見舞ってYOSHI-HASHIを救出。なおも上村は回転足折り固めでニアフォール…のシーンも作り出したものの、YOSHI-HASHIも屈さず。逆にカナディアンデストロイヤーでタイチ排除するや、こん身のラリアット、串刺しラリアットで上村を追い込み、続けざまに後藤との合体式のブルドッキングヘッドロックを敢行。そして最後は必殺合体技の消灯を決めて3カウントが数えられた。

 上村の奮闘が目立ったものの、毘沙門が勝ち点を9に伸ばしてBブロックを2位で通過。タイチ&上村組の脱落が決まった。試合後はYOSHI-HASHIが上村の健闘をたたえ、後藤もノーサイドでタイチと握手を交わし、場内は爽やかな拍手に包まれた。

 マイクを握ったYOSHI-HASHIは「決勝トーナメント進出決まりました。ありがとうございました。あと2つ、俺とごっちゃんで必ず勝ち抜いてみせます。去年は優勝して皆さんの前で空前絶後の“ざんまい"をお見せしました。今年は観ている方がバカモーン! そう一喝するくらいの、けしからん極上の“ざんまい"をお見せします、皆さん楽しみにしていてください」と予告。「時計をみたら10時前、ごっちゃんは普段寝てる時間だと思います。なので最後はごっちゃんに“いつものを"言ってもらおうと思います」と相棒にマイクを渡すと、早寝早起き男・後藤も笑顔で「皆さん、今日はありがとうございました。時間も時間なんで、締めたいと思いますが、またあした、鹿児島で会いましょう! 消灯!!」を唱和して都城大会を締めくくった。

 ともあれ、これで今年のWTLはベスト4が出そろった。余韻に浸る間もなく、あす(8日)霧島大会では「(Aブロック1位)アレックス・コグリン&ゲイブ・キッドvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(Bブロック2位)」「(Bブロック1位)ヒクレオ&エル・ファンタズモvsマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(Aブロック2位)」決勝トーナメント2試合が行われ、勝者チームが最終戦12・10熊本大会での優勝決定戦に駒を進める。

プロ格 情報局