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1/20【新日本】ヒクレオ&ELPがSTRONGタッグV5 オーエンズ返り討ちでタイトル2連戦先勝

『THE NEW BEGINNING in NAGOYA』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)(2024年1月20日)
STRONG無差別級タッグ選手権試合 ○エル・ファンタズモ&ヒクレオvsKENTA&チェーズ・オーエンズ×

 ヒクレオ&ファンタズモがオーエンズを返り討ちにして、STRONG無差別級タッグ王座V5。タイトル2連戦・初戦で先勝を果たし、IWGPタッグ選手権試合に弾みをつけた。

 1・4東京ドーム大会でIWGPタッグ&STRONGタッグの二冠王となったヒクレオ&ファンタズモを、翌日の墨田区大会でオーエンズが襲撃。KENTAと組み、2・11大阪大会でIWGPタッグ王座に挑戦することが決定した。当初、今大会ではノンタイトルでのタッグマッチが予定されていたが、王者サイドの提案により、急きょ、STRONGタッグ王座が懸けられることになった。

 王者組は同時アトミックドロップで先制。勢いに乗ったファンタズモは連続ダイブ攻撃を狙ったものの、ライオンサルトをKENTAが妨害する。すかさず場外で鉄柱に叩きつけるなどして暴行し、主導権を強奪した。KENTA&オーエンズはラフファイトを織り交ぜつつ、ジワリジワリとファンタズモを追い込んでいく。

 反撃のチャンスをことごとく潰され、長時間捕まったファンタズモだったが、ようやくヒクレオが登場すると、流れは一変する。圧倒的なパワーで挑戦者チームをナデ斬りに。2人の首根っこを掴んでのゴッドセンドは未遂に終わったものの、両腕ラリアットをぶち込んだ。

 挑戦者組は連係を駆使して巻き返す。KENTAはダイビングフットスタンプや掌底連打でヒクレオに追い討ち。相手がファンタズモに代わると、空中殺法で守勢を強いられたものの、KENTAはグリーンキラーで突き刺すと、ローリング袈裟斬りチョップ連発からgo 2 sleepへ。ファンタズモは丸め込んで切り抜けるも、介入したオーエンズがエプロンDDTをズバリ。すかさずKENTAはGAME OVERに捕獲した。

 急行したヒクレオがカットに成功。KENTAのフロントハイキックをオーエンズに誤爆させる。息を吹き返したファンタズモは、ヒクレオの援護射撃を受けて、スピニングトーチャーラックネックブリーカードロップがさく裂した。さらに、サンドイッチ攻撃を狙うも、場外から介入したオーエンズはヒクレオを股間から鉄柱に叩きつけて戦線離脱に追い込む。

 KENTA&オーエンズは合体ネックブリーカーを繰り出すが、孤立しながらもファンタズモは勝負を捨てない。ダイビングフットスタンプを狙うKENTAを股間から金具に激突させて足止め。さらに、オーエンズにはサドンデス、変型バーニングハンマーと大技ラッシュを浴びせる。焦ったKENTAはダイビングフットスタンプでカットを狙ったものの、ファンタズモは避けてオーエンズへの誤爆を誘うと、CRIIへ。ヒクレオも同時にゴッドセンドをKENTAに決めて、一気に試合を制した。

 ヒクレオ&ファンタズモがオーエンズを返り討ちにして、STRONGタッグV5。タイトル2連戦の初戦を制し、2・11大阪大会でのIWGPタッグ防衛戦に向けて弾みをつけた。

 「お前たちはこのツアー中ずっと遊びたいと思っているようだな。ツアー中はずっとああいう風にやってやるよ。ツアー中ずっとだ」と予告したファンタズモはIWGPタッグ王座防衛にも自信を示した。

 一方、敗れたオーエンズは「これが俺とKENTAにとって初めて2対2で組む試合だ。いくつかある。俺たちが解決できることがある。いくつかは修正する必要がある」と立て直しを宣言すると、「2月11日にオーサカ。オーサカ! お前らは新しいIWGPヘビー級タッグチャンピオンを目撃することになる!」と断言してみせた。

【試合後のヒクレオ&ファンタズモ】

▼ファンタズモ「ああ、コンチクショー!」

▼ヒクレオ「なんてこった、KENTAが戻ってきやがった」

▼ファンタズモ「2024年はもうブラザーじゃないぞ。スピニングバックを顔に受けたが、それでもお前たちのケツを叩き落としたぞ。まあまあ簡単なことだ! お前たちはこのツアー中ずっと遊びたいと思ってるようだな。ツアー中はずっとああいう風にやってやるよ。ツアー中ずっとだ。嫌なヤツらだ。ゴリラたちはどうやって嫌なやつになるのかわかってるんだろ? 俺たちは昨夜何をした? どれほど俺たちは酷い目にあった?」

▼ヒクレオ「アァ」

▼ファンタズモ「オォ〜」

▼ヒクレオ「ここ2ヵ月、大きな試合が続いている。このツアーの最初の試合はチャンピオンマッチだ」

▼ファンタズモ「チクショー」

▼ヒクレオ「どうってことないけどな」

▼ファンタズモ「このツアー最後の試合もチャンピオンシップだ!」

▼ヒクレオ「そうだな」

▼ファンタズモ「Fをやろう。ブルーボーイズ、ゴールドボーイズ。そんなのは関係ない。俺たちはどの試合も防衛するまでだ。全員を倒すことを許されている。ヤツらはこのベルトをひとつの大きなケツ、大きな釜に入れたいと思ってやがる。俺らが溶かしてやるよ。それで俺らが新品のセクシーなタイトルを、ビッグでブルーなセクシーボーイたちのために作ってやる!」

▼ヒクレオ「ワォ!」

▼ファンタズモ「次はタマとイービルだ。水をもらって、モニターを見に行こうぜ。タマはまだ終わっちゃいない」

【オーエンズの話】「オーケー。計画した通りにはいかなかった。だがな、俺とKENTA、俺たちはずっと一緒にいる。6人マッチ、8人マッチ、10人マッチ。これが俺とKENTAにとって初めて2対2で組む試合だ。いくつかある。俺たちが解決できることがある。いくつかは修正する必要がある。(カメラに向かって)こっちに来い。こっちだ、こっち。ELP、ヒクレオ。お前ら! 2月11日までに、オーサカ。オーサカ! お前らは新しいIWGPヘビー級タッグチャンピオンを目撃することになる! TOO SWEET。……アァ、イタイ! イタイッ! アァ、イッタイ!」

※KENTAはノーコメント

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