プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/12【Fortune Dream】潮崎が大門寺を豪腕連発葬 元後輩にエール「熱いもの感じた」

『Fortune Dream 9』後楽園ホール(2024年6月12日)
○潮崎豪vs大門寺崇×

 潮崎が大門寺を豪腕ラリアット連発で撃破。元後輩にエールを送った。

 大会プロデューサーである小橋建太の付き人も務めていた潮崎は5年ぶり5度目のFortune Dream参戦に。対する大門寺は元NOAHの練習生でランズエンド所属。オールアジアヘビー級王座を保持しており、大日本のストロング戦線やGLEATなどで活躍し、頭角を現している。潮崎は豪腕ラリアット、大門寺はブラックレイン(スライディング延髄ラリアット)を得意としており、ラリアット対決になった。

 ゴング直後からロックアップで押し合うと、激しいショルダータックル合戦に発展。スピーディな動きから一気に突進した大門寺が豪快に吹き飛ばして先制する。潮崎をサードロープに首から押しつけると、リングサイドをダッシュしてドロップキックを発射。ブラックレインにつなげるべく強烈なエルボーも叩き込んだ。

 潮崎はバックドロップで反撃ののろしを上げると、重たい逆水平を駆使して何度も大門寺を打ち倒していく。大門寺も気持ちで引かずに立ち向かうが、潮崎はリング中央でコブラツイストに捕獲。ミッチリと絞め上げると、小橋に視線を送りつつ、マシンガン逆水平で滅多打ちにした。

 流れを変えたい大門寺はフィッシャーマンバスター狙いをブレーンバスターで切り返すと、バックフリップを皮切りに猛追に出る。「大門寺」コールが発生すると、串刺しラリアット、フォールアウェイスラムも繰り出した。潮崎の逆水平には負けじと逆水平を返すと、場外に蹴落とし、トペスイシーダを敢行する。リングに戻ると延髄エルボーからブラックレインの構えに。一度はかわされたものの、逆さ押さえ込みから不意を突き、一気に後頭部へ叩き込んだ。

 しかし、潮崎は沈まず。大門寺はブラックレインにつなげようと、後頭部にエルボーを連発し、延髄斬りも決めるが、潮崎はダウンを拒否し、左腕ラリアットを振り抜くと、フィッシャーマンバスターで突き刺す。大門寺はローリングエルボーで反攻し、ロープに飛んだものの、潮崎はカウンターの豪腕ラリアットを一閃。間髪入れずにショートレンジでも振り抜いて、3カウントを奪った。

 潮崎が豪腕ラリアットで快勝。倒れる大門寺に手を返すと、胸を叩いて激励。大門寺が頭を下げると、潮崎も一礼した。

 潮崎は「最後の最後まで歯を食いしばって立ってきた彼の姿勢には熱いものを感じました。このFortune Dreamの名に相応しい選手だなと思いました」と大門寺を評価。再戦の可能性も示唆しつつ「まだまだ彼も、そして俺も上昇中だよ」と語っていた。


【試合後の潮崎】

▼潮崎「なんかね、戦う前はいろいろ彼もXとかでね。やるからには相手を倒す気持ちじゃなきゃ。そんな思い出作りに突き合うつもりもないし。でも、最後の最後まで歯を食いしばって立ってきた彼の姿勢には熱いものを感じました。このFortune Dreamの名に相応しい選手だなと思いました」

――アドバイスを送るなら?

▼潮崎「アドバイスはいらないでしょう。こうやって戦いを重ねて、どんどんどんどん経験していけばいいと思うよ。そんなにアドバイスも何にもいらないと思う」

――また戦ってみたい選手ではある?

▼潮崎「もっと面白いだろうし、もっともっと引き出しもあるだろうし。今日初めて戦って、こういうものだなと。そんなものじゃ俺は沈まないし。まだまだ彼も、そして俺も上昇中だよ」

【大門寺の話】「悔しいっすね。悔しい。僕は13年前、NOAHさんの元で練習生をさせてもらってた。練習を見てくださっていた先輩ですけど、その先輩と13年ぶりに会って、感無量なんて甘い考えが。その時点で僕が悪いですね。甘ちゃんですね。甘ちゃんでした。悔しいです。負けて悔しい。プロレス界のトップの選手。下馬評はどう考えても潮崎さんのほうが上ですよ。でも、久々に会えて嬉しいとか、いらなかったです。本当に強さっていうのを見せつけられました。でも、こうやって自分の中で一歩進んだんで。じゃあ次、勝ちます。勝つってことを次のステップにして、目標を掲げていきます。まあ、こんな素晴らしい機会を与えてくださった小橋さんに感謝します。いいモチベーションができました。小橋さん最高です。Fortune Dream最高です! ここから僕が登っていくのを皆さんの中でも1つのストーリーとして楽しみにしててください。Fortune Dreamの名の通り、僕が夢を見せます」

プロ格 情報局