6/15【ALL TOGETHER】GHC前夜もゲイブ猛威、清宮眼前でアレハなぶり殺しの非情処刑

『TOGETHER in SAPPORO〜能登半島復興支援チャリティ大会〜』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌市)(2024年6月15日)
○ゲイブ・キッド&デビッド・フィンレー&YO-HEYvs清宮海斗&拳王&アレハンドロ×

　ALL TOGETHERで実現したGHC最後の前哨戦で、ゲイブが清宮の眼前でアレハンドロをなぶり殺しにする非情処刑を敢行した。

　明日NOAH6・16横浜BUNTAI大会でGHCヘビー級王座戦を控える王者・清宮と挑戦者・ゲイブ。昨年7月のG1公式戦で痛み分けに終わっている両者の遺恨はAT5・6日本武道館大会で再燃。メインで勝利後の清宮をゲイブが襲撃し、ベルト強奪の暴挙で挑戦を表明した。

　NOAH6・9後楽園大会で実現した前哨戦ではゲイブが清宮を大流血に追い込んだものの、清宮がシャイニングウィザードでゲイブをKO。GHCベルトも取り戻し、「横浜BUNTAIでお前を血祭りにしてやるよ!」と予告した。そして決戦前日となったこの日、AT札幌大会で拳王&アレハンドロとのALL REBELLIONトリオ、フィンレー&YO-HEYとのWAR DOGS&GLG連合トリオをそれぞれ結成し、最後の前哨戦で激突した。

　二人の戦いは場外戦で幕開け。エルボー合戦を激しく打ち合い、ゲイブが頭突き連打で再び額を叩き割った。リングに戻ると清宮がドロップキックで3人をなで斬りにして逆襲。ゲイブにパンチ連打を浴びせ、串刺し低空ドロップキックを顔面に突き刺した。

　すかさず清宮がシャイニングウィザードの構えに入ったが、フィンレーがジャンピングエルボースマッシュで妨害した。ならばと拳王が輪廻でフィンレーを撃退したが、ゲイブがジャーマンで蹴散らす。それでも清宮はめまぐるしい読み合いをジャンピングニーで制した。

　だが、最後に決めたのはゲイブ。清宮に見せつけるようにパイルドライバーをアレハンドロに3連発。さらにレッグトラップパイルドライバーでダメ押ししてレフェリーストップ勝ちを決めた。

　GHC戦を翌日に控えた中、ゲイブが清宮の眼前で非情すぎる処刑を敢行。タイトルマッチでこれを再現し、NOAHの至宝ベルトを強奪するつもり。「(俺が)怒る必要はない。（清宮が）明日の横浜BUNTAIで怒り狂えばいい。BUNTAIでGHCチャンピオンマッチだ。『ザ・ゲイブ・ヘザー・クラウン』と呼ばれるのには理由がある。お前らバカどもは誰も俺に触れることはできない!」と豪語したゲイブは「勝ってそのベルトを獲ったら、2つのベルトが俺の肩にかかっていることになる。AEWに乗り込んで、どいつもこいつも叩きのめしてやる! 俺が望む相手は誰でもだ!」とGHC戴冠後の青写真を描いた。

　ゲイブが「狂ったカイト・キヨミヤとやりたい。オカダに顔面を蹴られたカイト・キヨミヤとやりたい。クソ食らえ! オカダの顔面に蹴りを入れたカイト・キヨミヤとやりたい!」と望むように、清宮の怒りの導火線に完全に着火。「やってくれたな、ゲイブ・キッド! おい、てめえ覚悟しろよ、オイ。あんな汚え野郎にな、このベルトは絶対に触れさせねえ! 俺がNOAHを守る! 明日、横浜BUNTAI、あいつの今までのこの全部、あの悪行、清算して、あいつの首をへし折ってやる。覚悟しろ!」と怒声とともに完全制裁を予告していた。

【ゲイブの話】「この場に来るべきか!? 叫ぶべきか!? 怒るべきか!? いや、その必要はない。あの叫び声を聞いたか? カイトがどうしたか見たか? ヤツは冷静さを失った。ヤツは2022年の俺のようだ! クレイジー、クレイジー。だからあいつとやりたい。狂ったカイト・キヨミヤとやりたい。オカダに顔面を蹴られたカイト・キヨミヤとやりたい。クソ食らえ! オカダの顔面に蹴りを入れたカイト・キヨミヤとやりたい! どっちもふざけんな! 俺はこの1カ月、お前の会社を軽視してきた! お前のおでこに、ギャルの◯◯◯と同じくらいの傷ができた! ◯◯◯野郎め! (俺が)怒る必要はない。明日の横浜BUNTAIで怒り狂えばいい。BUNTAIでGHCチャンピオンマッチだ。『ザ・ゲイブ・ヘザー・クラウン』と呼ばれるのには理由がある。お前らバカどもは誰も俺に触れることはできない! 勝ってそのベルトを獲ったら、2つのベルトが俺の肩にかかっていることになる。AEWに乗り込んで、どいつもこいつも叩きのめしてやる! 俺が望む相手は誰でもだ!」

【フィンレーの話】「知っての通り、あれは1年ちょっと前のことだ。俺が業界全体にWAR DOGSというギフトを贈った時のことだ。皆に1つのミッションを与えた。『ゴールドを持ってこい。もしできないのなら、死体を持ってこい』と伝えた。あれから1年経ち、俺たちは2つのグローバルヘビー級王座を獲得した。俺たちは2つのジュニアヘビー級タッグ王座を獲得した。ゲイブ・キッドはエディ・キングストンを倒してNJPW STRONGのベルトを獲った。そしてゲイブは何をしたか? ゲイブがエディ・キングストンをやったがために、やつは9カ月から12カ月もの間、プロレスができないことになった。俺がボーイズたちにゴールドか死体を持ってこいというミッションを与え、ヤツらは1マイルにも及ぶ死体の跡を残した! あいつらは何ポンドものゴールドをもたらした! 明日、ゲイブ・キッドはNOAHに出向き、世界ヘビー級チャンピオンを取り戻すつもりだ。ノーノーノー! あれはGHCだったか? グローバル・ヘビー・クラウン(※正しくはGlobal Honored Crown=グローバル・オナード・クラウン) あのベルトが何と呼ばれようと、どうでもいい! NOAHには興味はない。だがゲイブは、ヤツらのベルトを奪い、WAR DOGSの元へと取り戻す! それがボーイズたちのやるべきことだと俺が言ったからだ。明日について話を戻そう。本物のグローバルヘビー級チャンピオンシップだ。本物の世界王座戦だ。SANADA、お前を指名したのは、お前を呼んだ理由は、お前がグローバルヘビー級王者(※IWGP世界ヘビー級王者)として今年をスタートさせたからだ。去年、『NEW JAPAN CUP』でお前は俺を倒した。その後も、お前はオカダを倒した。貴重で栄誉ある世界ヘビー級チャンピオンシップでだ。お前は保持し続け、何をしたのか、その途中でお前は体を壊した。復讐だ! お前と対峙したい。お前に言うことがある。お前はファンシーなスーツを着たカワイイヤツだ。そしてそれがお前の全てだ。明日、お前にもう一度、栄光のチャンスを与えてやる。だからもしお前が命を懸けて闘わないのならば、お前を生きたまま食い尽くしてやる!」

※YO-HEYはノーコメント


【試合後の清宮&拳王&アレハンドロ】

▼拳王「(※清宮と一緒に、アレハンドロに肩を貸しながら)大丈夫か、オイ、アレハ?」

▼清宮「アレハーッ! アレハーッ!」

▼拳王「(※アレハンドロに向かって)オイ、大丈夫か?」

▼清宮「(※アレハンドロを床に降ろして、心配そうに)アレハー! (※凄い形相になって)オイ、やってくれたな、ゲイブ・キッド! オイ、テメー、覚悟しろよ、オイ! あんな汚え野郎にな、(※肩にかけたGHCヘビー級のベルトをパンと叩いて)このベルトは絶対に触れさせねえ! 俺がNOAHを守る! 明日、横浜BUNTAI、アイツの今までのこの全部、あの悪行、清算して、アイツの首をへし折ってやる。覚悟しろ!」

▼拳王「(※倒れたままのアレハンドロに向かって)大丈夫か、オイ?」

▼清宮「アレハーッ!」

▼拳王「(※アレハンドロを抱き起こしながら)クソーッ! オイ、この大会はな、オイ! 『ALL TOGETHER』だろ、お前? 地震で苦しんだ人に、力と勇気を与えるんだろう! オイ、ふざけんじゃねえぞ、お前! こんな闘いで、能登の人、元気になんのか? ナメんじゃねえぞ! 俺はな、今日、しっかりと能登の人のために闘ったつもりだ、お前。ふざけんなよ、オイ! オイ、コスチューム売って、30万円も募金してきた。オイ、まだまだあるかもしんねえぞ! やれるかんな、オイ! (※清宮と一緒にアレハンドロを抱えて、引き上げながら)やったるぞ、オイ! 許さねえよな、あんなヤツらな! ふざけんなよ、この野郎!」

※アレハンドロは終始倒れたままコメントを発さず