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10/20【リアルジャパン】12・5プロレス2戦目へ貴闘力が改めて曙戦希望も「大仁田とやれと言われたらやる」(写真あり)

 12・5後楽園大会でプロレス第2戦を控える貴闘力が20日、都内・興義館で初代タイガーマスクとともに会見。曙との元大相撲対決を希望する一方で、大仁田厚からの再戦要求にも「全部先生(初代タイガー)に任せてる。俺はやれって言われたらやる」との構えをみせた。

 元大相撲・関脇の貴闘力は4・16代々木大会でプロレスデビュー。鈴木みのるをパートナーに、大仁田&矢口壹琅とストリートファイト・トルネード・デスマッチで対決し、相撲仕込みの張り手(初代タイガー命名:リキハリアット)で矢口を仕留めて勝利で飾った。

 大仁田は自身が負けていないことを理由に12・5後楽園大会での再戦を要求してきたが、貴闘力は「俺は一回、曙とやってみたいなと思ってるんですよ。とりえず国技館を満タンにした相撲、それをプロレスに変えてどんな戦いになるか楽しみかなと思って。お互い年取ったけど、実際弱くてやめたわけじゃないからね」と大相撲時代にも対戦経験のある曙との対決を改めて希望した。

 もし元大相撲対決が実現すれば、大きな話題となるのは間違いない。師匠・初代タイガーも「曙を担ぎ上げるかもしれないし、曙を吹っ飛ばすリキハリアット。そういうものを見せてあげたい」と前向き。「相手のスケジュールとかあるでしょうから、平井さん(丈雅代表)に指示はしておきます」と交渉する可能性を示唆したものの、曙が所属する全日本は12・5後楽園大会と同日、名古屋大会を開催するため、実現できる可能性は低いといわざるを得ない。

 それでも初代タイガーは手ほどきする中で貴闘力の進化を実感し、「体も絞れてキレもよくなって蹴りも凄いし、張り手はもっと凄い」と手放しで絶賛。「親方の素質あるリキハリアットを活かせるためには、もっとプロレスらしい試合ができるものと当てて、親方の実力をどんどん上げていきたい」と考え、プロレスラー・貴闘力の本領を発揮できる相手を用意するつもり。だからこそ「大仁田と当てると喧嘩マッチになる。今度やるんだったら大仁田は命がけでやってくると思う。そんな危険なとこに親方をつけられない」と邪道の対戦要求を拒んだ。

 当の貴闘力は曙戦に色気をみせる一方で、「別に大仁田がもう一回やるんやったらいつでもやっていいし、どうしようがいいんだけど」と邪道との再戦も辞さない構え。「そのところは全部先生に任せてる。俺はやれって言われたらやる」と師匠・初代タイガーに一任する意向を示した。

 初代タイガーは大仁田との再戦に否定的。かといって本人が希望する曙戦もすんなり実現できそうにない。1ヵ月半後に控える貴闘力プロレス2戦目の対戦カードはまだまだ紛糾しそうだ。
※貴闘力、初代タイガーのコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局