【プロレス大賞/天龍プロジェクト】会見における天龍の詳細コメント(写真あり) 2015/12/8
7日、東京・赤坂の天龍プロジェクト事務所で会見した天龍源一郎の詳細コメントは以下の通り。 【会見の模様】 ――オカダとの引退試合でプロレス大賞ベストバウトを受賞したが? ▼天龍「第一報を聞いた時はちょっと驚いたのが正直なところでしたけどね。それからじわじわと…俺、うれしかったのがね。ご覧になってる皆さんが決して動きの派手じゃないプロレスで気持ちをベストバウトに選んで頂いたのが凄くうれしいですよね。言い方を変えれば決して平成のプロレスではないプロレスがベストバウトに選ばれたのがうれしいと同時に、少しは皆さんの気持ちに俺たちの魂が届いたのかなと思う。これで本当に心置きなくプロレス界を去ることができますよ」 ――試合前にベストバウトを狙う」と宣言していたが? ▼天龍「あれはね。自分に発奮材料を与えるつもりで言ったんですけどね。季節もいい頃で、皆さんの心に残ってくれたっていうのがありがたいですね」 ――前回ベストバウトを受賞した99年と同じく宣言通りの受賞となったが? ▼天龍「俺、予知能力あるのかな(笑) これからそれでメシくっていくかな」 ――相手の存在もあったが? ▼天龍「そうですね。オカダ・カズチカ、現IWGPチャンピオンとやるということがお客さんの興味を引いたのと、平成のプロレスでチャンピオンであってというのと相まって俺が昭和の名残を残してるというので、皆さん、どういう仕組みのプロレスをやるのか想像つかなかったっていうことが逆にインパクトを与えたのかなと思ってます。皆さんの中で想像ができる試合だったら、想像と違ってたらガッカリしてたかもしれないし、期待に応えたらもっともっとという気持ちがあったと思うんですけど、何がどうなるか、かみ合うのかわからないというところで及第点になったのが皆さんの記憶に残っててベストバウトになったのかなと思います。俺はやるだけのことやったから。会見で言ったようにスッキリしたというのが正直なところでしたよ。やりたいことは全てやり遂げたという、そういう気持ちだけでしたね。それよりも負けたとか、いろんなことの方が相まって癪に障ったというのが正直なところでしたよ。早く家に帰ってさっぱりしたい、そんな感じでしたよ。一切、そういうプロレスの記事は排除してたんですけど、取材の時、倒れてる俺にオカダが頭を下げた写真をみて、何かちょっと違った感情がわいてきましたよね。俺はやるだけのことはやったんだなという、達成感というのがありましたね」 ――引退試合がベストバウトに選ばれるのも前代未聞だが? ▼天龍「また65歳でね。これも俺らしくていいんじゃないですかね。また一つ冥土への免罪符ができましたよ。これで地獄に行くことはないでしょう」 ――第一報を聞いた時は? ▼天龍「俺は(嶋田紋奈)代表とハイタッチしましたよ。イケてるねぇ、クールだよって。ウチの女房に電話して、女房も喜んでくれて、『今日は辛口のビールを用意してる』って言ってましたよ。祝杯? 祝杯っていうか飲みますよ」 ――平成へのバトンタッチともなったが? ▼天龍「言葉としてはあれですけどね。これから彼があと何十年プロレスやっていくかはわからないけど、悩んでっていう人生がここから始まると思ってますよ。トップの気持ちはトップを獲れた奴しかわからない。ここからが彼のプロレス人生のスタートだと俺は思ってますよ。でも、それにふさわしいということなんじゃないですかね」 ――9度目のベストバウトで史上最多だが過去のベストバウトの中でも特別? ▼天龍「やっぱり引退試合で65歳でベストバウトもらったのは感慨深いですね。でもいやらしい男だと思うよ、俺は。引退試合でベストバウト獲って、こんな気障な奴いないよ」 ▼天龍「そこは何もないですよ。ただ、先ほどの話と重複するけど、えてしてハイスパートのプロレスがプロレスファンって好きなのかと思ったら、意外と心を打つプロレスも好きな人たちがいるんだなってことを今の若い人たちもわかれば、プロレスが原点回帰するのではないかなと。そういう気持ちもあります。これ以上いったらレスラーの寿命が短いのか、本当に言葉として適当かわからないけど、こんなに死と隣り合わせの職業なんて真っ平ごめんだと思ってますよ」 ――特別功労賞も獲得し、ジャンボ鶴田と並ぶプロレス大賞22個目の受賞になるが? ▼天龍「あぁ、そうですか。最後の最後で並んだと。でも抜いてないんだろうな。だって彼はどんだけ早くリタイアしてんのよ」
7日、東京・赤坂の天龍プロジェクト事務所で会見した天龍源一郎の詳細コメントは以下の通り。
【会見の模様】
――オカダとの引退試合でプロレス大賞ベストバウトを受賞したが?
▼天龍「第一報を聞いた時はちょっと驚いたのが正直なところでしたけどね。それからじわじわと…俺、うれしかったのがね。ご覧になってる皆さんが決して動きの派手じゃないプロレスで気持ちをベストバウトに選んで頂いたのが凄くうれしいですよね。言い方を変えれば決して平成のプロレスではないプロレスがベストバウトに選ばれたのがうれしいと同時に、少しは皆さんの気持ちに俺たちの魂が届いたのかなと思う。これで本当に心置きなくプロレス界を去ることができますよ」
――試合前にベストバウトを狙う」と宣言していたが?
▼天龍「あれはね。自分に発奮材料を与えるつもりで言ったんですけどね。季節もいい頃で、皆さんの心に残ってくれたっていうのがありがたいですね」
――前回ベストバウトを受賞した99年と同じく宣言通りの受賞となったが?
▼天龍「俺、予知能力あるのかな(笑) これからそれでメシくっていくかな」
――相手の存在もあったが?
▼天龍「そうですね。オカダ・カズチカ、現IWGPチャンピオンとやるということがお客さんの興味を引いたのと、平成のプロレスでチャンピオンであってというのと相まって俺が昭和の名残を残してるというので、皆さん、どういう仕組みのプロレスをやるのか想像つかなかったっていうことが逆にインパクトを与えたのかなと思ってます。皆さんの中で想像ができる試合だったら、想像と違ってたらガッカリしてたかもしれないし、期待に応えたらもっともっとという気持ちがあったと思うんですけど、何がどうなるか、かみ合うのかわからないというところで及第点になったのが皆さんの記憶に残っててベストバウトになったのかなと思います。俺はやるだけのことやったから。会見で言ったようにスッキリしたというのが正直なところでしたよ。やりたいことは全てやり遂げたという、そういう気持ちだけでしたね。それよりも負けたとか、いろんなことの方が相まって癪に障ったというのが正直なところでしたよ。早く家に帰ってさっぱりしたい、そんな感じでしたよ。一切、そういうプロレスの記事は排除してたんですけど、取材の時、倒れてる俺にオカダが頭を下げた写真をみて、何かちょっと違った感情がわいてきましたよね。俺はやるだけのことはやったんだなという、達成感というのがありましたね」
――引退試合がベストバウトに選ばれるのも前代未聞だが?
▼天龍「また65歳でね。これも俺らしくていいんじゃないですかね。また一つ冥土への免罪符ができましたよ。これで地獄に行くことはないでしょう」
――第一報を聞いた時は?
▼天龍「俺は(嶋田紋奈)代表とハイタッチしましたよ。イケてるねぇ、クールだよって。ウチの女房に電話して、女房も喜んでくれて、『今日は辛口のビールを用意してる』って言ってましたよ。祝杯? 祝杯っていうか飲みますよ」
――平成へのバトンタッチともなったが?
▼天龍「言葉としてはあれですけどね。これから彼があと何十年プロレスやっていくかはわからないけど、悩んでっていう人生がここから始まると思ってますよ。トップの気持ちはトップを獲れた奴しかわからない。ここからが彼のプロレス人生のスタートだと俺は思ってますよ。でも、それにふさわしいということなんじゃないですかね」
――9度目のベストバウトで史上最多だが過去のベストバウトの中でも特別?
▼天龍「やっぱり引退試合で65歳でベストバウトもらったのは感慨深いですね。でもいやらしい男だと思うよ、俺は。引退試合でベストバウト獲って、こんな気障な奴いないよ」
▼天龍「そこは何もないですよ。ただ、先ほどの話と重複するけど、えてしてハイスパートのプロレスがプロレスファンって好きなのかと思ったら、意外と心を打つプロレスも好きな人たちがいるんだなってことを今の若い人たちもわかれば、プロレスが原点回帰するのではないかなと。そういう気持ちもあります。これ以上いったらレスラーの寿命が短いのか、本当に言葉として適当かわからないけど、こんなに死と隣り合わせの職業なんて真っ平ごめんだと思ってますよ」
――特別功労賞も獲得し、ジャンボ鶴田と並ぶプロレス大賞22個目の受賞になるが?
▼天龍「あぁ、そうですか。最後の最後で並んだと。でも抜いてないんだろうな。だって彼はどんだけ早くリタイアしてんのよ」