【新日本】新IC王者・内藤は「挑戦名乗り」、ジュニア王者・BUSHIは「指名に足る選手」の出現を希望 ロスインゴ軍両王者が会見 2016/9/26 16:02
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新IWGPインターコンチネンタル(IC)王者の内藤哲也とIWGPジュニア王者のBUSHIが26日、都内新日本事務所で会見。内藤は“名乗りを上げる選手"、BUSHIは“指名に足る選手"の出現を望んだ。 前夜の神戸大会でマイケル・エルガンを破って新IC王者となった内藤。とはいえ「欲しいとは一言も言ってない」とベルトをいきなりぶん投げ、「ベルトのほうが俺についてこられるかどうか」と内藤流の“王者像"を掲げてみせた。 通例の“一夜明け会見"でも奔放そのもの。いきなりベルトをぞんざいに扱いつつ「今日はBUSHIの会見でしょ? 俺は付き添いできただけですからね。昨日のコメントで彼(BUSHI)は会見をやりたいって言ってたけど、俺は会見したいなんて一言も言ってない」とBUSHIを主役に立てて、自らは会見場の隅へと移動した。 BUSHIも「今日の新日本のツイッターで…“内藤哲也一夜明け会見"って。なんで俺の名前が無いのかな? 大田区のタイトルマッチで勝ち獲ったのに会見が用意されない。チャンピオンとしての扱いをちゃんとしてもらいたい…っていうのはありますよね」とボヤきつつ、今後の防衛戦プランに言及。 現状はBUSHIに敗れてベルトを失ったKUSHIDAが再戦を要求しているものの、その他目立った動きはなし。BUSHIは「他の選手は興味ないのかな、って思いますよね。IWGPジュニアをかけて俺と戦いたい…って選手がいないのか。そもそも俺に興味がないのか知らないですけど、このままだと“消去法"でKUSHIDAを選ぶしかなくなっちゃう。KUSHIDAがチャンピオンだった時、俺を“指名"することにこだわったんですよ。だから僕も初防衛戦は慎重に考えて、最強の挑戦者とやりたい」と“挑戦に足る選手"の出現を望んだ。 一方の内藤は、IC王座獲得ではなく“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとしての1年間"に感慨深げ。 「IC歴代チャンピオンを見てたらラ・ソンブラって名前を見つけて。そういえば彼も巻いてたな…と。そして昨日の会場である神戸ワールド記念ホール。1年前のワールド記念ホール。俺が初めて“パレハ"という言葉を発した会場ですよ。1年前の神戸大会では、まだロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは出来てないわけで。何なら俺一人で日本では活動していたわけで。神戸の会場の反応も、昨日と1年前とは全然違ったし。俺が日本にロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰ってから1年。随分景色が変わってしまったな、と」。 さらには胸に拳をあててから上に掲げるおなじみのポーズ。「この意味、分かってます? 今はもう、いくつかの団体に分かれてしまったし、国もいくつかの国に分かれてしまったけど、俺たちロス・インゴベルナブレスはいつもここ(心)でつながってると。そういう縁をこのベルトの歴代保持者を見ていて感じたし、改めて俺をロス・インゴベルナブレスに招き入れてくれたラ・ソンブラに、そして受け入れてくれたロス・インゴベルナブレスのメンバーに感謝だな…と、昨日は改めて思いましたよ」と続けた。 IC王者としての今後については、「これから年末、来年にかけてのプラン。もちろん練ってますよ」と話したものの、やはり“焦んなよ"とばかりに多くは語らず。むしろ「俺がIWGPヘビー級を持ってる時に、当時チャンピオンだった俺のリクエストは結局受け入れてもらえなかったからね。防衛戦の相手。別に俺に決定権は無いから。だから俺が指名しなくても新日本プロレスが用意してくれるんでしょ。まぁ“言うだけ損かな"と思っちゃってるんで」とぶっちゃけつつ、「むしろ今、もっともプロレス界で“神(かみ)ってる"俺に絡んできたほうがいいでしょ。絡んだら“おいしい"からね。そういう気持ちがある選手が名乗りを上げるべきなんじゃないですか? 名乗りを上げるだけは自由だからね。どんどん上げればいいんじゃない? 金光でも上げればいいんじゃない?」と“名乗りを上げる選手"の出現を望んだ。 周囲を翻ろうして、手のひらの上にのせながら圧倒的な支持率を獲得。「皆さんで想像して楽しんどいてくださいよ。答えはそのうち分かるでしょ。その分かる瞬間まで…」。東京ドームに向けた秋、そして年末にかけても、制御不能な一挙手一投足から目が離せそうにない。 【会見の模様】 ※会見場に現れるなり、内藤は置かれていたインターコンチネンタルのベルトをぞんざいに引きずりながら、会見場の隅へ ▼内藤「あれ? 今日はBUSHIの会見でしょ? 俺は付き添いできただけですからね。昨日のコメントで彼(BUSHI)は会見をやりたいって言ってたけど、俺は会見したいなんて一言も言ってないからね。BUSHIに質問があれば聞いてください」 ▼BUSHI「まずね、今日の新日本のツイッターで…“内藤哲也一夜明け会見"って。なんで俺の名前が無いのかな? やっぱりIWGPジュニアを獲っても何の返りも無いのかな…って。大田区のタイトルマッチで勝ち獲ったのに会見が用意されない。チャンピオンとしての扱いをちゃんとしてもらいたい…っていうのはありますよね。まず、そこから変えていきたいですよ」 ――改めてベルトを巻いた感想は? ▼BUSHI「やっぱりコレ目指して僕は戦ったし、挑戦したくて挑戦したし。もちろん2度目の挑戦でもあったけど、僕にとっては初戴冠。凄くうれしいですよね。このベルトを目指してる以上は」 ――KUSHIDAのリマッチ要求については? ▼BUSHI「他の選手は興味ないのかな、って思いますよね。IWGPジュニアをかけて俺と戦いたい…って選手がいないのか。そもそも俺に興味がないのか知らないですけど、このままだと“消去法"でKUSHIDAを選ぶしかなくなっちゃう。KUSHIDAがチャンピオンだった時、俺を“指名"することにこだわったんですよ。だから僕も初防衛戦は慎重に考えて、最強の挑戦者とやりたい。だから僕から指名したいですよね。戦う相手は」 ――スーパージュニアで敗れた選手などやってみたい選手はいる? ▼BUSHI「大いに頭にはありますよ。スーパージュニアってここ最近で最も多くシングルをやった舞台。そこでいいようにやられたし。自分の中で納得してないし。でもKUSHIDAしか挑戦に名乗りを上げてない。そこは残念ですよね。俺に興味がないのか」 ――両国ではジュニアの防衛戦は組まれていないが? ▼BUSHI「まぁ俺としては慎重に考えたいし。ベルトを(防衛戦なしで)保持できる期間ってあるわけじゃないですか。どれくらいあるんですか?」 ――半年とされているが? ▼BUSHI「ギリギリまでとは言わないですけど、僕が選ぶまでは次の挑戦者は考えさせてもらおうかな…と」 ――防衛期限内に東京ドームの舞台も入って来る? ▼BUSHI「東京ドームのリングは今年、セコンドとして内藤と一緒に…くらいですからね。まぁ堂々と入場したいなっていうのはありますよ」 ――内藤はベルトを投げ捨てたが、BUSHI選手は巻いて入場しているが? ▼BUSHI「このベルトを目指していたからには、巻いてみたい。とりあえず巻いてみた…って感じですね。まぁ素直にうれしいですね。自分がチャンピオンなんだと思うと」 ――付き添いの方(内藤)はインターコンチネンタル王座に関する今後のプランは? ▼内藤「神戸での試合の前から結果は見えてたわけで。これから年末、来年にかけてのプラン。もちろん練ってますよ。今日はあくまでもBUSHIの会見だから。俺に答えて欲しいんだったら、そういう場を用意してもらいたいですよね。たとえば新日本プロレスワールドの中でも“インタビュー・ウィズ・ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン"とかあるわけでしょ? そういうところでじっくりお話しますよ。まぁまぁ、でも、昨日リング上で言ったことがほぼほぼ全てですよね。このベルト…俺は『欲しい』だなんて言ってないですからね。ただ、歴代チャンピオンを見てたらラ・ソンブラって名前を見つけて。そういえば彼も巻いてたな…と。そして昨日の会場である神戸ワールド記念ホール。1年前のワールド記念ホール。俺が初めて“パレハ"という言葉を発した会場ですよ。1年前の神戸大会では、まだロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは出来てないわけで。何なら俺一人で日本では活動していたわけで。神戸の会場の反応も、昨日と1年前とは全然違ったし。俺が日本にロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰ってから1年。随分景色が変わってしまったなと。まぁあとは…(※胸に拳をあててから上に掲げるおなじみのポーズをしながら)この意味、分かってます? 今はもう、いくつかの団体に分かれてしまったし、国もいくつかの国に分かれてしまったけど、俺たちロス・インゴベルナブレスはいつもここ(心)でつながってると。そういう縁をこのベルトの歴代保持者を見ていて感じたし、改めて俺をロス・インゴベルナブレスに招き入れてくれたラ・ソンブラに、そして受け入れてくれたロス・インゴベルナブレスのメンバーに感謝だな…と、昨日は改めて思いましたよ。ま、その程度ですかね」 ――両国ではインターコンチネンタルの防衛戦は組まれていないが、防衛戦の相手は浮かんでいる? ▼内藤「まぁ、浮かんでますよ。何名か。でもさ、つい数か月前ですよ。俺がIWGPヘビー級を持ってる時に、当時チャンピオンだった俺のリクエストは結局受け入れてもらえなかったからね。防衛戦の相手。別に俺に決定権は無いから。だから俺が指名しなくても新日本プロレスが用意してくれるんでしょ。まぁ“言うだけ損かな"と思っちゃってるんで(笑) 『いつどこでタイトルマッチをやりたいです!』って俺の中で希望は無いですよ。むしろ今、もっともプロレス界で“神(かみ)ってる"俺に絡んできたほうがいいでしょ。絡んだら“おいしい"からね。そういう気持ちがある選手が名乗りを上げるべきなんじゃないですか? さっき言ったように決定権は俺には無いからね。まぁ名乗りを上げるだけは自由だからね。どんどん上げればいいんじゃない? 金光でも上げればいいんじゃない?」 ――インターコンチのベルトを『自分を東京ドームのメインから引きずり下ろしたベルト』と表現していたが、ドームに向けてどんなことを考えている? ▼内藤「なんか浮かんでます? 内藤が東京ドームに向けて何をするか? 浮かんでます? 何が浮かんでます?」 ――ファン投票とか? ▼内藤「ほー(笑) まだ東京ドームのカードは出てないからね。その“何とか投票"とかに関しては、まだはっきりと言う必要はないかな。何なら東京ドームで防衛戦をやらなきゃいけないってルールもないからね。やらなくてもいいんでしょ? ファン投票するのかしないのか。東京ドームで内藤は防衛戦を行うのか、行わないのか。行う場合相手は果たしてだれなのか。ま、その辺は皆さんで想像して楽しんどいてくださいよ。答えはそのうち分かるでしょ。その分かる瞬間まで……なんですか?」 ――トランキーロ、焦んなよ…? ▼内藤「そういうことですよ」 ――この1年間で2人のタイトルホルダーが出た成果について達成感は? ▼内藤「達成感ねえ…まぁ俺自身についてはベルトの存在感を超えてしまってる部分があると思ってるし。良く言われるんですよ。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンでベルトを独占してしまったらカッコイイじゃないか、とか。俺はあんまりそこに興味はなくて。欲しいとは言ってないベルトを獲ってはしまったけど、独占したいがためだけに、欲しくも無いベルトに挑戦する意味なんて無いからね。俺がIWGPヘビー級持ってた時も、SANADAでありEVILがIWGPヘビーを欲しいんだったら、たとえ仲間であっても戦うべきだと思ってたから。だからもし、SANADA、EVILがこのベルト(IC)を欲しいっていうなら、正々堂々戦いますよ。だから独占したい欲もなければ、達成感もあんまりないかな。BUSHIは欲しいベルトを手にしたわけだから達成感はあると思うけど、ひとつ達成した後に、彼の中にまた新たな目標が芽生えてきてるはずなんで。僕はそこを楽しみにしてます」 ――BUSHI選手は? ▼BUSHI「1年前っていえば、去年の今頃、俺は復帰戦の前だったし。思い出しただけで泣けるぐらい辛い日々を過ごして。プロレスに向き合うまで時間がかかって。今週の誰かの選手日記でも触れてたんだけど、1年前ってそんなことがあったんだなって。病院での生活だったり。このベルト(IWGPジュニア)に近づくために、復帰して早々CMLLのベルトに近づいて、そこを踏み台にIWGPジュニアにたどり着いた。まさに激動の1年だったなと。感慨深いところはありますよね。それを含めてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに合流したのも、まさに“デスティーノ"(運命)だったんじゃないかな、と」
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新IWGPインターコンチネンタル(IC)王者の内藤哲也とIWGPジュニア王者のBUSHIが26日、都内新日本事務所で会見。内藤は“名乗りを上げる選手"、BUSHIは“指名に足る選手"の出現を望んだ。
前夜の神戸大会でマイケル・エルガンを破って新IC王者となった内藤。とはいえ「欲しいとは一言も言ってない」とベルトをいきなりぶん投げ、「ベルトのほうが俺についてこられるかどうか」と内藤流の“王者像"を掲げてみせた。
通例の“一夜明け会見"でも奔放そのもの。いきなりベルトをぞんざいに扱いつつ「今日はBUSHIの会見でしょ? 俺は付き添いできただけですからね。昨日のコメントで彼(BUSHI)は会見をやりたいって言ってたけど、俺は会見したいなんて一言も言ってない」とBUSHIを主役に立てて、自らは会見場の隅へと移動した。
BUSHIも「今日の新日本のツイッターで…“内藤哲也一夜明け会見"って。なんで俺の名前が無いのかな? 大田区のタイトルマッチで勝ち獲ったのに会見が用意されない。チャンピオンとしての扱いをちゃんとしてもらいたい…っていうのはありますよね」とボヤきつつ、今後の防衛戦プランに言及。
現状はBUSHIに敗れてベルトを失ったKUSHIDAが再戦を要求しているものの、その他目立った動きはなし。BUSHIは「他の選手は興味ないのかな、って思いますよね。IWGPジュニアをかけて俺と戦いたい…って選手がいないのか。そもそも俺に興味がないのか知らないですけど、このままだと“消去法"でKUSHIDAを選ぶしかなくなっちゃう。KUSHIDAがチャンピオンだった時、俺を“指名"することにこだわったんですよ。だから僕も初防衛戦は慎重に考えて、最強の挑戦者とやりたい」と“挑戦に足る選手"の出現を望んだ。
一方の内藤は、IC王座獲得ではなく“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとしての1年間"に感慨深げ。
「IC歴代チャンピオンを見てたらラ・ソンブラって名前を見つけて。そういえば彼も巻いてたな…と。そして昨日の会場である神戸ワールド記念ホール。1年前のワールド記念ホール。俺が初めて“パレハ"という言葉を発した会場ですよ。1年前の神戸大会では、まだロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは出来てないわけで。何なら俺一人で日本では活動していたわけで。神戸の会場の反応も、昨日と1年前とは全然違ったし。俺が日本にロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰ってから1年。随分景色が変わってしまったな、と」。
さらには胸に拳をあててから上に掲げるおなじみのポーズ。「この意味、分かってます? 今はもう、いくつかの団体に分かれてしまったし、国もいくつかの国に分かれてしまったけど、俺たちロス・インゴベルナブレスはいつもここ(心)でつながってると。そういう縁をこのベルトの歴代保持者を見ていて感じたし、改めて俺をロス・インゴベルナブレスに招き入れてくれたラ・ソンブラに、そして受け入れてくれたロス・インゴベルナブレスのメンバーに感謝だな…と、昨日は改めて思いましたよ」と続けた。
IC王者としての今後については、「これから年末、来年にかけてのプラン。もちろん練ってますよ」と話したものの、やはり“焦んなよ"とばかりに多くは語らず。むしろ「俺がIWGPヘビー級を持ってる時に、当時チャンピオンだった俺のリクエストは結局受け入れてもらえなかったからね。防衛戦の相手。別に俺に決定権は無いから。だから俺が指名しなくても新日本プロレスが用意してくれるんでしょ。まぁ“言うだけ損かな"と思っちゃってるんで」とぶっちゃけつつ、「むしろ今、もっともプロレス界で“神(かみ)ってる"俺に絡んできたほうがいいでしょ。絡んだら“おいしい"からね。そういう気持ちがある選手が名乗りを上げるべきなんじゃないですか? 名乗りを上げるだけは自由だからね。どんどん上げればいいんじゃない? 金光でも上げればいいんじゃない?」と“名乗りを上げる選手"の出現を望んだ。
周囲を翻ろうして、手のひらの上にのせながら圧倒的な支持率を獲得。「皆さんで想像して楽しんどいてくださいよ。答えはそのうち分かるでしょ。その分かる瞬間まで…」。東京ドームに向けた秋、そして年末にかけても、制御不能な一挙手一投足から目が離せそうにない。
【会見の模様】
※会見場に現れるなり、内藤は置かれていたインターコンチネンタルのベルトをぞんざいに引きずりながら、会見場の隅へ
▼内藤「あれ? 今日はBUSHIの会見でしょ? 俺は付き添いできただけですからね。昨日のコメントで彼(BUSHI)は会見をやりたいって言ってたけど、俺は会見したいなんて一言も言ってないからね。BUSHIに質問があれば聞いてください」
▼BUSHI「まずね、今日の新日本のツイッターで…“内藤哲也一夜明け会見"って。なんで俺の名前が無いのかな? やっぱりIWGPジュニアを獲っても何の返りも無いのかな…って。大田区のタイトルマッチで勝ち獲ったのに会見が用意されない。チャンピオンとしての扱いをちゃんとしてもらいたい…っていうのはありますよね。まず、そこから変えていきたいですよ」
――改めてベルトを巻いた感想は?
▼BUSHI「やっぱりコレ目指して僕は戦ったし、挑戦したくて挑戦したし。もちろん2度目の挑戦でもあったけど、僕にとっては初戴冠。凄くうれしいですよね。このベルトを目指してる以上は」
――KUSHIDAのリマッチ要求については?
▼BUSHI「他の選手は興味ないのかな、って思いますよね。IWGPジュニアをかけて俺と戦いたい…って選手がいないのか。そもそも俺に興味がないのか知らないですけど、このままだと“消去法"でKUSHIDAを選ぶしかなくなっちゃう。KUSHIDAがチャンピオンだった時、俺を“指名"することにこだわったんですよ。だから僕も初防衛戦は慎重に考えて、最強の挑戦者とやりたい。だから僕から指名したいですよね。戦う相手は」
――スーパージュニアで敗れた選手などやってみたい選手はいる?
▼BUSHI「大いに頭にはありますよ。スーパージュニアってここ最近で最も多くシングルをやった舞台。そこでいいようにやられたし。自分の中で納得してないし。でもKUSHIDAしか挑戦に名乗りを上げてない。そこは残念ですよね。俺に興味がないのか」
――両国ではジュニアの防衛戦は組まれていないが?
▼BUSHI「まぁ俺としては慎重に考えたいし。ベルトを(防衛戦なしで)保持できる期間ってあるわけじゃないですか。どれくらいあるんですか?」
――半年とされているが?
▼BUSHI「ギリギリまでとは言わないですけど、僕が選ぶまでは次の挑戦者は考えさせてもらおうかな…と」
――防衛期限内に東京ドームの舞台も入って来る?
▼BUSHI「東京ドームのリングは今年、セコンドとして内藤と一緒に…くらいですからね。まぁ堂々と入場したいなっていうのはありますよ」
――内藤はベルトを投げ捨てたが、BUSHI選手は巻いて入場しているが?
▼BUSHI「このベルトを目指していたからには、巻いてみたい。とりあえず巻いてみた…って感じですね。まぁ素直にうれしいですね。自分がチャンピオンなんだと思うと」
――付き添いの方(内藤)はインターコンチネンタル王座に関する今後のプランは?
▼内藤「神戸での試合の前から結果は見えてたわけで。これから年末、来年にかけてのプラン。もちろん練ってますよ。今日はあくまでもBUSHIの会見だから。俺に答えて欲しいんだったら、そういう場を用意してもらいたいですよね。たとえば新日本プロレスワールドの中でも“インタビュー・ウィズ・ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン"とかあるわけでしょ? そういうところでじっくりお話しますよ。まぁまぁ、でも、昨日リング上で言ったことがほぼほぼ全てですよね。このベルト…俺は『欲しい』だなんて言ってないですからね。ただ、歴代チャンピオンを見てたらラ・ソンブラって名前を見つけて。そういえば彼も巻いてたな…と。そして昨日の会場である神戸ワールド記念ホール。1年前のワールド記念ホール。俺が初めて“パレハ"という言葉を発した会場ですよ。1年前の神戸大会では、まだロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは出来てないわけで。何なら俺一人で日本では活動していたわけで。神戸の会場の反応も、昨日と1年前とは全然違ったし。俺が日本にロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰ってから1年。随分景色が変わってしまったなと。まぁあとは…(※胸に拳をあててから上に掲げるおなじみのポーズをしながら)この意味、分かってます? 今はもう、いくつかの団体に分かれてしまったし、国もいくつかの国に分かれてしまったけど、俺たちロス・インゴベルナブレスはいつもここ(心)でつながってると。そういう縁をこのベルトの歴代保持者を見ていて感じたし、改めて俺をロス・インゴベルナブレスに招き入れてくれたラ・ソンブラに、そして受け入れてくれたロス・インゴベルナブレスのメンバーに感謝だな…と、昨日は改めて思いましたよ。ま、その程度ですかね」
――両国ではインターコンチネンタルの防衛戦は組まれていないが、防衛戦の相手は浮かんでいる?
▼内藤「まぁ、浮かんでますよ。何名か。でもさ、つい数か月前ですよ。俺がIWGPヘビー級を持ってる時に、当時チャンピオンだった俺のリクエストは結局受け入れてもらえなかったからね。防衛戦の相手。別に俺に決定権は無いから。だから俺が指名しなくても新日本プロレスが用意してくれるんでしょ。まぁ“言うだけ損かな"と思っちゃってるんで(笑) 『いつどこでタイトルマッチをやりたいです!』って俺の中で希望は無いですよ。むしろ今、もっともプロレス界で“神(かみ)ってる"俺に絡んできたほうがいいでしょ。絡んだら“おいしい"からね。そういう気持ちがある選手が名乗りを上げるべきなんじゃないですか? さっき言ったように決定権は俺には無いからね。まぁ名乗りを上げるだけは自由だからね。どんどん上げればいいんじゃない? 金光でも上げればいいんじゃない?」
――インターコンチのベルトを『自分を東京ドームのメインから引きずり下ろしたベルト』と表現していたが、ドームに向けてどんなことを考えている?
▼内藤「なんか浮かんでます? 内藤が東京ドームに向けて何をするか? 浮かんでます? 何が浮かんでます?」
――ファン投票とか?
▼内藤「ほー(笑) まだ東京ドームのカードは出てないからね。その“何とか投票"とかに関しては、まだはっきりと言う必要はないかな。何なら東京ドームで防衛戦をやらなきゃいけないってルールもないからね。やらなくてもいいんでしょ? ファン投票するのかしないのか。東京ドームで内藤は防衛戦を行うのか、行わないのか。行う場合相手は果たしてだれなのか。ま、その辺は皆さんで想像して楽しんどいてくださいよ。答えはそのうち分かるでしょ。その分かる瞬間まで……なんですか?」
――トランキーロ、焦んなよ…?
▼内藤「そういうことですよ」
――この1年間で2人のタイトルホルダーが出た成果について達成感は?
▼内藤「達成感ねえ…まぁ俺自身についてはベルトの存在感を超えてしまってる部分があると思ってるし。良く言われるんですよ。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンでベルトを独占してしまったらカッコイイじゃないか、とか。俺はあんまりそこに興味はなくて。欲しいとは言ってないベルトを獲ってはしまったけど、独占したいがためだけに、欲しくも無いベルトに挑戦する意味なんて無いからね。俺がIWGPヘビー級持ってた時も、SANADAでありEVILがIWGPヘビーを欲しいんだったら、たとえ仲間であっても戦うべきだと思ってたから。だからもし、SANADA、EVILがこのベルト(IC)を欲しいっていうなら、正々堂々戦いますよ。だから独占したい欲もなければ、達成感もあんまりないかな。BUSHIは欲しいベルトを手にしたわけだから達成感はあると思うけど、ひとつ達成した後に、彼の中にまた新たな目標が芽生えてきてるはずなんで。僕はそこを楽しみにしてます」
――BUSHI選手は?
▼BUSHI「1年前っていえば、去年の今頃、俺は復帰戦の前だったし。思い出しただけで泣けるぐらい辛い日々を過ごして。プロレスに向き合うまで時間がかかって。今週の誰かの選手日記でも触れてたんだけど、1年前ってそんなことがあったんだなって。病院での生活だったり。このベルト(IWGPジュニア)に近づくために、復帰して早々CMLLのベルトに近づいて、そこを踏み台にIWGPジュニアにたどり着いた。まさに激動の1年だったなと。感慨深いところはありますよね。それを含めてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに合流したのも、まさに“デスティーノ"(運命)だったんじゃないかな、と」
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