プロレス/格闘技DX

　新日本とIMPACT WRESTLINGの合同興行『Multiverse United: Only The STRONG Survive』が現地時間30日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのGlobe Theatreで行われ、棚橋弘至がメインイベントに登場。マイク・ベイリーとの一騎打ちを熱戦の末に制した。

　新日本とIMPACTの合同興行となったこの日、メインを務めたのはエース・棚橋だった。相手のベイリーはかつてDDTの常連として活躍し、現在はIMPACTの若手筆頭株。ベイリーが求めた握手に応じて開始のゴングを聞いた棚橋はダイビングボディアタックで先手を取った。キック連打など打撃の雨を降らされても、低空ドロップキックでお返し。相手の足をギター代わりにしたエアギターで挑発した。

　ベイリーも負けてはいない。トラースキックなど得意のキック攻撃を連発し、その場飛びシューティングスタープレスを発射。棚橋もフライングフォーアーム、ダイビングサマーソルトドロップで応戦し、ロープ越しドラゴンスクリューを連発したが、低空ドロップキックが空を切って場外に転落すると、トップロープからのラ・ケブラーダを被弾した。

　シーソーゲームが続く中、ベイリーが雪崩式フランケンシュタイナーで攻勢に出て、ハイキック、トラースキック、キリモミ式ジャンピングハイキックで攻め込んだが、必殺技のアルティマウェポンは棚橋が自爆させた。ロコモーション式ツイスト&シャウトで流れを引き寄せた棚橋はスリングブレイドもさく裂。すかさずハイフライフローを発射して3カウントを奪った。

　棚橋が熱戦の末にベイリーに快勝。試合後、健闘を称え合うと、エアギターを披露して締めた。