プロレス/格闘技DX

　『Get Alive 2023 TOUR in SHINJUKU』が16日、東京・新宿FACEで行われ、“D・O・A(デッド・オア・アライブ)"秋山準&男色ディーノ&大石真翔が4チーム参加の王座決定トーナメントを制し、KO-D6人タッグ王座を戴冠した。

　赤井沙希の引退に伴い、Eruptionの坂口征夫&赤井&岡谷英樹がKO-D6人タッグ王座を返上。この日、新王者決定トーナメントが4チームで争われた。

　“D・O・A"秋山&ディーノ&大石は1回戦で新結成されたユニット“シャーデンフロイデ・インターナショナル"クリス・ブルックス&高梨将弘&アントーニオ本多と激突。ディーノが本生わさびを口に含んでのリップロックから男色ドライバーを決めて本多に勝利した。一方、上野勇希&MAO&小嶋斗偉の“The37KAMIINA"が佐々木大輔&KANON&MJポーの“DAMNATION T.A"と対戦。11・12両国大会でKO-D無差別級王座初戴冠を果たして勢いに乗る上野がBMEでポーを仕留めた。

　決勝戦でD・O・AとThe37KAMIINAが激突。秋山が上野とバチバチにやり合えば、ディーノはMAOにリップロックを4連発し、小嶋に濃厚なリップロック、ファイト一発の猛攻から男色ドライバーを狙った。

　不発に終わると小嶋が掟破りの逆リップロックで応戦。コジマワンダーランド、上野と小嶋の合体技My MADMAXと集中砲火を浴びたディーノだったが、秋山のカットが間に合った。小嶋のととのえスプラッシュを自爆させたディーノは大量の本生わさびを口に含んでリップロックで逆襲。秋山がエクスプロイダーで投げて援護射撃すると、最後はディーノが男色ドライバーで小嶋を料理した。

　D・O・Aがワンデートーナメントを制してKO-D6人タッグ王座を奪取。54歳・秋山、46歳・ディーノ、44歳・大石とベテラントリオによる戴冠となり、ディーノは「DDTが若い人がガッと行ってる中で獲れたのはデカいと思ってる。まだ終わんないよ」と宣言。フェロモンズ解散によるスランプを払拭した様子だった。

　秋山はKO-D6人タッグ初戴冠。「遠藤(哲哉)は俺がいてやりづらいこともあるだろうから、自分のやりたいようにやってもらえたら」とし、「遠藤に全部任せて。年内いっぱいでバーニングから離れて、自分の道を模索していこうかなと。D・O・Aとは関係なく」とバーニング脱退を表明した。これを受けて遠藤は「一昨年の12月に始動したんですけど、これといった実績も残せずで。自分の中で甘えみたいなものがあったので、それも実績が残せなかった原因かなと。秋山さんに相談したところ、遠藤、岡田(佑介)、高鹿(佑也)で大きくして行けと」と話し、「岡田、高鹿はアジアタッグ獲って。秋山さんが今日ベルト獲ったんで、俺たち3人で挑戦します」とバーニングによるベルト獲りを描いた。