プロレス/格闘技DX

　『Sweet Dreams!2024』が28日、東京・後楽園ホールで行われ、KO-D6人タッグ王者の“DEAD OR ALIVE(D・O・A)"秋山準&男色ディーノ&大石真翔が佐藤光留&樋口和貞&川村亮を退けて3度目の防衛に成功。ユニット名も死守した。

　6人タッグ王者に君臨する“D・O・A"に対し、長年“DEAD OR ALIVE"をキャッチフレーズにしてきた光留がクレームとともに挑戦を表明。王者組が敗れた場合はユニット名「DEAD OR ALIVE」を名乗れなくなる条件が付けられた。

　まずは秋山と光留がレスリング勝負を展開。ディーノが男色殺法で樋口を幻惑し、川村の三角絞めに捕まっても、股間に噛みついて脱出した。ならばと光留組は大石に波状攻撃を浴びせたが、ディーノがリップロックで光留をもん絶させ、秋山がエクスプロイダーで投げ飛ばした。

　すかさずディーノがコーナートップで尻を出すと、秋山が光留の顔面をあてがってダウンに追い込んだ。ディーノの尻に生わさびを塗りたくった大石が川村のパンチを食らって誤爆して窮地を迎えたものの、最後は直伝トルネードクラッチで丸め込んで3カウントを奪取。3度目の防衛を果たした王者組がユニット名も死守した。

　セミファイナルではアメリカAEWから一時帰国したKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が元オープン・ザ・ドリームゲート王者の土井成樹と一騎打ち。TAKESHITAが場外での垂直落下式ブレーンスターを敢行し、パワーボムでコーナーに投げつければ、土井はDOI555からのバカタレスライディングで応戦した。TAKESHITAも沈まず、投げ捨てジャーマン、ワガママ(ザーヒー改め)で逆襲。土井が2カウントで返すと、TAKESHITAはむき出しの右ヒザでワガママを叩き込んで3カウントを奪った。

　TAKESHITAが土井との熱戦を制した。試合後、「楽しかった。試合中、何度かプロレスファンの竹下幸之介に戻った瞬間もあった」と振り返ったTAKESHITAは「プロレスラーになりたいと思ったあのときの気持ち、ましてやプロレスラーになったときの気持ち。米国に行こうがどこに行こうが、あのときの原点を絶対忘れへん。勝ち負け以上の経験、喜び、いろんなものをつかませてもらった。土井さん、ありがとうございました。次は米国で会いましょう」と土井に感謝していた。