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5/11【DDT】KING OF DDT2年ぶりV2へ樋口が石川との肉弾戦制す 準決勝でMAOと対決

 『KING OF DDT〜20th Anniversary〜2nd ROUND』が11日、神奈川・横浜ラジアントホールで行われ、2022年覇者・樋口和貞が石川修司とのヘビー級対決を制してベスト4進出。準決勝でDDT UNIVERSAL王者・MAOとの対決が決まった。

 1回戦で納谷幸男を破った樋口はこの日の2回戦で2016年覇者・石川と対決。2日連続のヘビー級対決となった。両者は真っ向勝負の肉弾戦を展開。樋口が強烈なチョップを叩き込めば、石川は重たいエルボーで応戦。雪崩式かんぬきスープレックス、バックドロップと怒涛の攻めを見せた。

 終盤、樋口のチョップと石川のエルボーの応酬、8度のラリアットの相打ちと、二人の意地のぶつけ合いがリングを揺るがした。ヘッドバット合戦から石川がランニングニーリフトをぶち込んだが、樋口は沈まず。投げ捨てジャーマンで流れを引き寄せると、ぶちかまし3連発で3カウントを奪った。

 準決勝の相手は公開抽選の結果、UNIVERSAL王者・MAOに決まった。MAOはこの日、To-yとのThe37KAMIINA対決に臨み、ドロップキック、ダイビングボディアタック、コジマワンダーランドと攻勢を許しながらも、旋風脚で逆転。掌底からの居合いキックで3カウントを奪取した。

 2年ぶりV2へ前進した樋口は「今日は勝った。だけど超えたなんて思っていない。俺と石川修司のボコボコのやり合いは続いていく」と石川との続きを見据えたうえで、「何回来たかわからないベスト4。ここからが俺の壁だと思ってる。まずはMAO倒して優勝、KO-Dのテッペンを目指して、また歩いていきたい。まずは準決勝のMAO、勝負だ」と気を引き締めた。

 対するMAOは「(To-yは)あんだけ泣くくらい悔しいんだ。あいつもDGCから積み上げたんだろうし、本気でKO-D獲りにいったんだと思う。俺のほうが強かっただけだ」とTo-y戦を振り返り、「次に進まなきゃいけない。4人残ったけど、見飽きちゃった存在だ。俺が一番フレッシュだ。俺以外の3人が勝ち上がったとして、KING OF DDTの未来はないと思う」と断言した。

 「俺が獲るしかない。テッペン目指して。(樋口戦は)気合いだよ。To-yのことも背負わなきゃいけないんで。初優勝目指して頑張ります」。そう誓ったMAOは「最初からデカい壁だけど、準決勝さえ超えれればクリス・ブルックスだろうが、佐々木大輔だろうが、俺はどうとでも転ばせられる。準決勝に照準を絞って頑張りたい」と自信とともに樋口突破を宣言してみせた。

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