6/21【DDT】EXTREME王者・勝俣がサウナ路上プロレスで5WAY戦制してV4、アイアンマン王座戴冠で2冠王に君臨も…
『サウナ路上プロレス』が21日、千葉・佐倉市の温浴施設アクア・ユーカリで行われ、勝俣瞬馬がDDT EXTREME&アイアンマンヘビーメタル級両王座をかけたエニウェアフォール・サバイバル5WAYマッチを制し、EXTREME王座4度目の防衛と同時にアイアンマン王座を戴冠。シングル2冠王となったものの、大会終了後、アイアンマン王座を失ってしまった。
この日、温浴施設を舞台にサウナ路上プロレスが実現し、サウナをこよなく愛するユニット、The37KAMIINA(サウナカミーナ)の一員でもあるEXTREME王者・勝俣に須見和馬、納谷幸男、To-y、イルシオンが挑戦する5WAYマッチが組まれた。大会直前になってアイアンマン王者・須見が同王座をかけるよう希望。ダブルタイトルマッチとして行われた。
試合形式は敗者が退場となり、最後まで勝ち残った選手が勝者となるもので、休憩所で開戦。納谷が勝俣を階段から突き落とし、ゲームセンター、カラオケ、広場などで楽しむ一幕も。男湯で激しい攻防となり、女湯のサウナ室では勝俣がアウフグースで熱風を起こし、サウナが苦手な納谷は意識もうろうとなった。
耐えきれず室外に出た納谷はダウン。一度は立ち上がったものの4人がかりでカバーされて3カウントを聞いた。その後も外気浴スペースを経て、プールに移動すると、イルシオンがTo-yを関節技で捕らえたものの、水没してレフェリーストップ負け。To-yがバルーンの中に勝俣と須見を閉じ込めて膨らませると、プール上に浮かばせたが、逆に押し潰されて3カウントを聞いて失格。酸欠状態の勝俣と須見はセコンドの中村圭吾に救出された。
残るは勝俣と須見。シングル王者対決となった。戦場は野外プールエリアへ移動し、イスチャンバラで火花。須見がテーブルをセットし、ラダー上からのダイブを狙ったが、阻止した勝俣がイスでめった打ちにした。すかさずトラースキック、バズソーキックを叩き込んだ勝俣はテーブル上に須見を寝かせると、約3メートルの壁を登り、ととのえスプラッシュを投下。須見から3カウントを奪い、55分20秒に及んだ“熱い戦い”に終止符を打った。
勝俣がEXTREME王座V4を果たし、アイアンマン王座を奪取した。2冠王となった勝俣が試合後、「ととのい過ぎて、ベルトを獲れた安心感とすべてで脳が停止してます。我々はDDTが好きだから、こういう盛り上げ方をしてる」とアピールすると、To-yが割って入って「DDTが好きで、The37KAMIINAが大好きです。今日は戦ったけど、The37KAMIINAで協力してベルトを獲ることもしてみたいと改めて思いました。勝俣さんと協力して、チームとして楽しいこともしてみたい」と熱望。勝俣も「どう一緒に狙えるか、ちょっと考えるわ」と前向きに返答した。DDTにはKO-Dタッグ、同6人タッグ、同10人タッグ各王座があり、The37KAMIINAがいずれかのベルトを狙いに行く公算大となった。
勝俣は大会終了後、アウフグース用タオルをかけながら寝そべって、すっかりリラックス。するとレフェリーが3カウントを数え、勝俣の上に乗っていたアウフグース用タオルにアイアンマン王座が移動した。そこへやってきたのが中村。アウフグース用タオルをスリーパーで絞め上げ、ベルト奪取を果たした。
