【DDT】両国KO-D戦へMAOがDAMNATION T.Aの裏切りで上野に直接敗戦も「俺が決めたこと。最後まで駆け抜けてやる」 2024/7/5

 『闘うビアガーデン2024 in UENO』が5日、東京・上野恩賜公園野外ステージで行われ、7・21両国大会でのKO-D無差別級王座戦へ向けてThe37KAMIINAから“家出"したMAOがDAMNATION T.Aと合体したものの裏切られ、王者・上野勇希に直接敗北を喫した。

 両国大会でKO-D王者・上野とのThe37KAMIINA対決に臨むMAOは「The37KAMIINAで組みながらやっても、本気の上野勇希を引き出せない。上野勇希と俺のモチベーションが120%、200%に上がっていく最高の選択」とし、The37KAMIINA家出を宣言。前哨戦では一夜限りでDAMNATION T.A、D・O・Aと共闘することになった。

 この日、MAOはDAMNATION T.Aの佐々木大輔&KANONとのトリオで、勝俣瞬馬&To-yと組んだ上野と激突した。上野に奇襲攻撃を仕掛けたMAOは佐々木とKANONに連係を呼びかけたものの応じてもらえず。ならばと1000円札5枚を二人に渡して買収に成功。佐々木&KANONとの連係が成立した。

 MAOは上野とバチバチの激しい攻防を繰り広げたものの、イス攻撃が佐々木に誤爆してしまった。KANONがラリアットを叩き込み、DAMNATION T.Aの二人は控室へ。1対3の状況となったMAOは上野のドロップキック、Jul.2を食らって3カウントを聞いた。

 KO-D前哨戦でMAOが上野に直接敗北。試合後、佐々木、KANON、MJポーに3人がかりで暴行されてしまった。試合後、MAOは「さびしい〜! でも仕方ない。俺が決めたことなんだ。最後まで駆け抜けてやるさ」と言い切り、「俺が駆け抜けた後ろには新しい道がやってくる。両国で俺は勇希からベルト獲るぞ!」とKO-D無差別戴冠を誓ってみせた。

 一方、DAMNATION T.Aは7・21両国大会で“スマイルスカッシュ"HARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人の持つKO-D6人タッグ王座にサバイバル4WAYマッチで挑む。すでに2本のベルトを王者から盗んでいたが、この日はHARASHIMAから3本目を強奪。佐々木は「チャンピオンとして両国のリングに立つ」と理不尽にも宣言した。両国大会のKO-Dタッグ王座戦へ向けた前哨戦として7・10新宿でNOAH潮崎豪との一騎打ちを控える飯野雄貴は「(6・30)後楽園ではXでチョップが痛々しいと言ってたけど、もっと痛々しいチョップを打ってやるよ。潮崎豪のあのチョップと豪腕を吸収して、両国ではもっと痛々しい体にさせてやるよ」と予告していた。

【MAOの話】「DAMNATION T.Aに関しては言うことはない。こうなることは分かってた。獅龍さんを最後に引っ張り出したとき、“いつかやれたらいい"の“いつか"は来ないということが分かったから。いつか組こともあると思ってる佐々木大輔、KANONと。組んだことはほとんどないよ。“いつか"というのは来ないから動いていかないと。“いつかKO-D無差別のベルト巻けたらいいな"と思ってたけど、そのいつかは来ないからとにかく動く。こうやって両国まで特別なことをやっていって、両国が盛り上がればいいなって。それが俺が上野勇希と向き合うために離れた、もう一つの理由。(直接敗退は)いろんな要素があったんですけど、KANONがあそこでかって。(上野は)一撃必殺持ってるから、王者としてやってるのかもしれない。こうして当たったから、Jul.2は引き出せた技かもしれないし、今日はラッキー」

【上野の話】「今日からMAOちゃんが家出。MAOの一撃一撃は強烈ですよ。俺達は離れてるならMAOのことは助けないし、勝ちに行くよ。The37KAMIINA、1回も負けないよ。このベルトをMAOから守る」

【勝俣の話】「MAOちゃんが家出して、両国で上野さんとやりますけど、我々は両国でKO-D6人タッグありますから。アジャ(コング)さんと獲って、The37KAMIINAがグランドスラム達成しよう。(8・10大阪大会で木下亨平とのEXTREME王座戦が決まり)ルールは未定ですけど。防衛して盛り上げていきましょう」