【AEW】血染めダニエルソンがストリックランドを熱戦撃破でAEW世界王座初戴冠 2024/8/26

 『AEWオール・イン・ロンドン』が現地時間25日、イギリス・ロンドンのウェンブリースタジアムで行われ、ブライアン・ダニエルソンがスワーヴ・ストリックランドを破り、AEW世界王座初戴冠を果たした。

 7月いっぱいでAEWとの契約満了を機に、ダニエルソンはフルタイム参戦終了を意思表示。“最後のチャンス"と決意して臨んだ7月のオーエン・ハート杯トーナメントを制し、この日のAEW世界王座挑戦を決めた。

 王者・ストリックランドはウィル・オスプレイらを破って4度の防衛に成功。ノンタイトル戦でもオカダ・カズチカ、石井智宏、KONOSUKE TAKESHITAらをことごとく撃破してきた。

 愛妻、愛息、愛娘が見守る中、負けたら引退の覚悟で出陣したダニエルソンはスワンダイブ式トペコンヒーロで先制。ぶら下がり式腕十字で絞め上げたが、ストリックランドはエプロンでのデスバレーボムを敢行。セコンドのプリンス・ナナがセットしたゴングの上に叩き落とされたダニエルソンは流血に追い込まれてしまった。

 何とかリングに戻ったダニエルソンだが、ストリックランドのダイビングエルボースマッシュを後頭部に被弾。家族の目の前で両手を取ってのストンピングを連発されてしまう。トップロープからの雪崩式バックドロップで叩き落とされたが、ダニエルソンは起死回生のルベルロックで捕らえて逆襲。フライングラリアット、串刺しジャンピングフロントハイキック連打と巻き返し、ミドルキック連打、顔面蹴りと蹴りまくった。

 すかさずダニエルソンは雪崩式タイガースープレックスの荒技を敢行してニアフォールに追い込んだ。さらにキャトルミューティレーションで絞め上げたが、ストリックランドはリバースゴリーボムで逆襲。ダイビングフットスタンプ、ハウスコールキック3連打で一気に勝負をかけたが、ダニエルソンは3カウントを許さない。張り手連打、ミドルキック連打から三角絞めで絞め上げ、リーガルプレックスでぶん投げた。

 続くブサイクニーはストリックランドがかいくぐり、4発目となるハウスコールキックを叩き込み、マスキュラーボムで叩きつけたが、ダニエルソンは沈まない。リングサイドにアダム・ペイジが現れ、セキュリティ陣に制止される中、ダニエルソンはブサイクニーで反撃ののろし。頭突きをぶち込むなど粘るストリックランドに再びブサイクニーをさく裂させると、後頭部にもブサイクニーをお見舞い。ルベルロックで絞め上げてストリックランドをギブアップさせた。

 ダニエルソンが激闘の末にストリックランドを撃破。AEW世界王座初戴冠を果たした。血染めのダニエルソンは試合後、大量の花火が打ち上がる中、家族からの祝福を受けた。