プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間13日、カリフォルニア州サンノゼで行われ、ダミアン・プリーストが死闘となったストリートファイト戦で怨敵フィン・ベイラーを粉砕した。

　ジャッジメント・デーで共闘してきた二人がたもとを分かったのは昨年8月のサマースラム。ベイラーの裏切りによってダミアンが世界ヘビー級王座陥落の憂き目にあった。以来、両者は長らく抗争を展開。昨年12・16ロウではダミアンが世界タッグ王座戦に介入し、ベイラー&JDマクドナ陥落の引き金を引いた。

　そしてこの日、遺恨決着戦となるストリートファイト戦が実現した。ダミアンは竹刀持参で登場。リング内に大量のイスを投げ入れてからリングに上がった。するとベイラーが背後から現れて襲撃。竹刀でめった打ちにした。

　ダミアンも竹刀を乱れ打って反撃。フラットライナーで実況席に叩きつけた。ベイラーがトラッシュ缶で殴打しても、ダミアンは逆にトラッシュ缶を脳天に振り下ろす。スタンド席からファルコンアローを敢行し、ベイラーをテーブル葬にした。ベイラーは大の字。担架に乗せられ、ジャッジメント・デーのメンバーによって運ばれた。

　だが、ダミアンは逃がさない。ジャッジメント・デーのメンバーを蹴散らすと、ベイラーを容赦なく殴りつけ、担架ごとリングサイドに連行。ローリングラリアットを叩き込む。ならばとカリートがバッククラッカーで急襲し、JDマクドナはムーンサルトプレスを投下。二人によってコーナーに乗せられたベイラーがクーデグラを投下したが、ダミアンはギリギリでキックアウトした。

　ここで世界タッグ王者・ウォー・レイダースが登場し、マクドナとカリートをバックステージに強制連行。リング上は1対1の状況となった。ベイラーがスリングブレイドをさく裂させ、イス攻撃を連発。ダミアンがサウス・オブ・ヘブンを敢行してもギリギリでキックアウト。場外でもスリングブレイドを決め、エプロンからのクーデグラによるテーブル葬でお返ししたが、ダミアンはテーブルへのレーザーズエッジで逆襲。ベイラーをリングに戻すと再びサウス・オブ・ヘブンを爆発させて3カウントを奪った。

　ダミアンが死闘の末、ベイラーを粉砕。先週のロウでは盟友リア・リプリーがリヴ・モーガンに報復を遂げて女子世界王座返り咲きを果たしており、テラー・ツインズがジャッジメント・デーに連勝した形となった。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。