【新日本】ニューマンがIWGP世界ヘビー挑戦を表明 コブ退団で宣言「俺がこれからUNITED EMPIREを率いていく」 2025/4/14

 カラム・ニューマンが14日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見し、後藤洋央紀の持つIWGP世界ヘビー級王座への挑戦を表明した。

 この日、ジェフ・コブの新日本退団が発表された。ニューマンは4・5両国大会でコブとのUNITED EMPIREコンビでIWGPタッグ王座を戴冠したばかり。コブ退団に伴い、防衛戦を一度も行わずして返上となる公算大となった。

 2本のIWGPタッグベルト持参で会見したニューマンは「このタッグ王座、今まで散々、苦労して、ケガを乗り越えて獲得したのに、負けてもいないのに返上しなければならないというのは非常に腹立たしい」と不満を隠せず。それでもこの状況を「確実に言えることはジェフ・コブが抜けたことによってUNITED EMPIREに一つ大きなスポットが空いたということ」と前向きに捉えた。

 そこでニューマンは「これは俺にとってチャンスだと思っている。UNITED EMPIRE、俺がこれから率いていく。俺がUNITED EMPIREをさらなる高みへと持っていくし、新日本ももっと高いところに持っていってやろう」と宣言した。それを具現化すべく「俺はG1に史上最年少で出場し、このIWGPタッグ王者に史上最年少でなることができた。そして3つ目の俺が刻む歴史はIWGPヘビー級王座史上最年少での戴冠だ」とIWGP世界ヘビー挑戦を表明。「後藤、覚悟しておけ。年老いたライオンは獲物を狙う俺のような若きライオンに食われることになる」と宣戦布告すると、「後藤革命もここまでだ。これからは俺の時代だ」と予告してみせた。

 ニューマンは22歳8ヵ月の若さ。挑戦が実現し、勝利すれば第2代王者ウィル・オスプレイの27歳10ヵ月の最年少記録を大きく更新することになる。


【ニューマンの話】「この2週間、IWGPタッグのベルト、とても楽しかった。この先、ジェフ・コブにどのような未来が待ち受けているか俺にとって知ったこっちゃないが、確実に言えることはジェフ・コブが抜けたことによってUNITED EMPIREに一つ大きなスポットが空いたということだ。俺はこれを転機と捉えて、ジェフ・コブが試合後やたらとアピールしていたように、IWGPヘビー級王者に俺が挑戦させてもらう。こんな日が来るなんて俺自身、少し信じられないところもあるが、思い返せば、俺が新日本に来てから誰も俺のことを信じきろうとしなかった。だが、俺は今までIWGPに挑戦するまで、G1史上最年少で出場した。それだけでなく、このIWGPタッグ王者に史上最年少でなることができた。そして3つ目の俺が刻む歴史はIWGPヘビー級王座史上最年少での戴冠となる。このタッグ王座、今まで散々、苦労して、ケガを乗り越えて獲得したのに、負けてもいないのに返上しなければならないというのは非常に腹立たしい。俺はヒザをケガして1ヵ月以上、歩くこともままならなかった。文字通り這いつくばって新日本のリングに戻ってきて、必死の思いで努力してようやく王座を戴冠したのに、一戦もせずに返上しなければならないのは信じられない。ただ、これは俺にとってチャンスだと思っている。UNITED EMPIRE、俺がこれから率いていく。俺がUNITED EMPIREをさらなる高みへと持っていくし、新日本ももっと高いところに持っていってやろう。後藤、覚悟しておけ。年老いたライオンは獲物を狙う俺のような若きライオンに食われることになる。後藤革命もここまでだ。これからは俺の時代だ」