プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間21日、ネバダ州ラスベガスで行われ、セス“フリーキン"ロリンズが前インターコンチネンタル王者ブロン・ブレイカーと電撃合体。ローマン・レインズとCMパンクをまとめてKOした。

　ロリンズは2日前の『レッスルマニア41』初日のメインでレインズ、パンクとトリプルスレット戦で対決。二人を裏切ったポール・ヘイマンの加勢を得て勝利した。

　一夜明けたこの日、ロリンズはヘイマンとともにリングに登場。入場時こそテーマ曲に合わせた絶叫が場内から発生したが、「俺は革命者、俺は先駆者」と口を開くと一転してブーイングに。「俺はローマン・レインズからワイズマンを奪い、CMパンクの親友を奪った。俺はレッスルマニアメインイベントの勝者。そう、この俺が…」と続けると、パンクが現れた。

　ジャケットを脱いで臨戦態勢を取ったロリンズはリングに飛び込んだパンクと殴り合いに。パンクが連打を浴びせてコーナーにへたり込ませ、ストンピングを連発。ヘイマンの胸倉をつかんで詰め寄ったが、ロリンズが顔面をかきむしって引き離し、カーブストンプをさく裂。パンクが大の字となった中、ヘイマンは「これにてレッスルマニア41は閉幕。注目はレッスルマニア42へ。彼は新しく唯一無二の頂点に君臨する者、業界ナンバー1のトップスター、セス“フリーキン"ロリンズです!」と1年後を見据えて予告した。

　そこへレインズが現れた。グッタリしたままのパンクを場外に叩き落として身構えたロリンズだが、リングに飛び込んだレインズがスピアーを叩き込んだ。ヘイマンにスーパーマンパンチを叩き込み、スピアーの構えに入ると、フードをかぶった男が逆にスピアーをさく裂。パーカーを脱いだその男は前IC王者のブレイカーだった。

　パンクがロリンズに襲いかかろうとしても、ブレイカーはスピアーで返り討ち。ロリンズがリング下のレインズを指さすと、ブレイカーはリングサイドを全力疾走してのスピアーでレインズに突っ込み、バリケードを破壊した。そしてロリンズがパンク、レインズにカーブストンプを次々にさく裂。大の字となったレインズとパンクの眼前でロリンズはブレイカー、ヘイマンと手を挙げて勝ち誇った。

　レッスルマニアで合体したばかりのロリンズとヘイマンに実力者・ブレイカーが合流。ここに強力な新勢力が誕生した。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。