【全日本】ベルト新調・世界タッグ戦へ宮原断言「俺らが巻くのにふさわしい」 V3確信で青柳暴走「宮原健斗の名前をかける」? 2025/7/3

 7・17後楽園大会の世界タッグ選手権試合「宮原健斗&青柳優馬vs大森北斗&タロース」へ向けた会見が3日、都内で行われた。

 世界タッグ王者・宮原&青柳は6・18後楽園大会で菊田円&KAIのZ-Bratsコンビを退け、2度目の防衛に成功。試合後、北斗がタロースとの挑戦を表明し、V3戦が決まった。

 そして宮原の王者権限で世界タッグのベルト新調が決定。7・17後楽園大会でお披露目されることになった。現行ベルトを巻くのはビジネスタッグが最後。「凄くワクワクしてるんですね。この7月17日は。そんなときに僕らが最後に巻いて入場するというのも凄く感慨深いし、プロレスを最近見てない人にも見に来てほしい」と話した宮原は「この新しくなる世界タッグベルト、初披露されるベルトは俺らが巻くのに必ずふさわしい。7月17日、歴史的な日に俺らが新たな世界タッグベルトを必ず巻く」と誓った。

 宮原は213cmの巨人・タロースの存在を「不安要素」に上げたが、青柳は「対タロースの対策は出来ています。もうすでにここで発表しても問題ないぐらいです」と豪語。それは「タロースには一切触れない」というもので、「タロースに触れずに大森北斗に一点集中すれば必ず勝てる」と言い切ってみせた。

 絶対の自信もあってか青柳は暴走。前回の菊田&KAI戦は「宮原健斗の髪をかける」と勝手に宣言したが、記者から「今回はそういったものをかけたりしない?」と問われ、「ベルトはすでにかかってるんで、こちらがかける理由は正直ないんですけど、相手が大森北斗ですから、ちょっとイーブンにするためにこっちが何かかけなきゃいけない気がする」と前置きして「いっそのこと宮原健斗の名前をかけるのも一つの手かなと」と発言。「全日太郎」と改名案まで提示し、宮原を困惑させた。

 一方、北斗軍は現在、北斗&羆嵐&他花師が全日本プロレスTV認定6人タッグ王座、他花師がGAORA TV王座を保持。3つ目のベルト獲りに乗り出す。タロースが「お前たちは俺らのようなチーム見たことないだろう。7月17日、あっという間にそのタイトルを奪い取ってやるよ」と予告すれば、北斗は「圧倒的な勝利でユニット最強の象徴である6人タッグのベルトを獲り、他花師はGAORAを獲り、そして、この前の後楽園で俺たちがあのELPIDAを壊滅させた。今、俺たちに勝てるところなんてお前! あると思ってんのかよ、お前!」と吠えまくり、何度も立ち上がって臨戦態勢を取ってはタロースに制止されていた。


【会見の模様】

▼北斗「北斗軍の大森北斗です。もう今回、今まで羆嵐と組んでとかで世界タッグ挑戦してきました。そういういろんな経験を経て、最強に強くなった北斗軍が今回、北斗とタロースで行くということで、これがどういう意味かわかりますか? 北斗軍が! 本気でこの世界タッグのベルトを獲りに来たということです。いつになく! 本気ということですよ。それなのに宮原健斗のヤローが『準備できてんのか』とか偉そうなこと言って。(立ち上がって)てめえこそ準備で来てんのか? いつでもやってやるぞ、お前。(タロースが制止して)OK、OK。そして今日、俺が言いたいのは大森北斗大丈夫かっていう声がいろんなところであふれている。大森北斗また変なことするんじゃねえか、プロレスおかしくするんじゃねえかって。おい! カメラの前でXやってるヤツとかよ、5ちゃんやってるヤツとかよ、お前ら、今すぐやってやってもいいんだぞ! おい、お前らあんまりナメたこと言ってたら、いってやるぞ、お前ら。(再びタロースが制止して)OK、OK。まあ、俺ももういい大人なんで、この前30歳になったばかりなんで、落ち着きをもってこれからも生きていきたいと思います。先ほどこの会見の前に健康診断も受けてまいりました。お医者さんから、もう最高の状態だと。いつでもいけるね、世界タッグという状態だとお墨付きをいただきました。ただ、最後に一言。ちょっとお腹が出すぎかもしれないみたいなことを真顔で言われました。30代を超えたんだから気を付けなきゃいけないよと言われました。おい! 俺の腹を医者! てめえ、俺の筋肉を脂肪だと思いやがったな。数値しか見ねえジジイがよ! おい、いつでもやってやるぞ。(タロースが制止して)OK、OK。まあ、30代になったということで、最高にクールでかっこいい反町隆史のような戦い方で世界タッグのベルト獲ってやりたいと思います」

▼タロース「全日本プロレス、ファンに感謝したい。お前たちは俺らのようなチーム見たことないだろう。7月17日、あっという間にそのタイトルを奪い取ってやるよ」

▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。7月17日、東京・後楽園ホールで世界タッグ選手権試合が決定しました。対戦相手は北斗軍、大森北斗&タロース。一つ不安要素があるとするならば、2メートル13センチ、タロースの攻略方法が未だ見つけられていないこと。それが不安要素。ただ、冒頭で発表があった通り7月17日、東京・後楽園ホールでこの世界タッグのベルトが初めてだ。世界タッグのベルトの歴史の中で初めて生まれ変わる。まさに歴史的な日になる。そんな歴史的な日7月17日。この世界タッグベルト、俺ら宮原健斗&青柳優馬がこのベルトの歴史の中で最後にこのベルトとともに入場することになる。そして北斗軍・大森北斗&タロース、そして俺らビジネスタッグ、勝った方が新しい世界タッグのベルトを巻くことになる。その歴史的な日に、この新しくなる世界タッグベルト、初披露されるベルトは俺らが巻くのに必ずふさわしい。7月17日、歴史的な日に俺らが新たな世界タッグベルトを必ず巻く」

▼青柳「青柳優馬です。先ほど話があったように世界タッグのベルトが新しくなります。見てください、ベルト。こっちはちぎれそうだし、こっちはもう鳥さんが羽ばたきそうだし、大変なことになってます。それだけ愛着のあるベルトで、いろんな選手に愛されたベルトで、一つの歴史が幕を閉じると思うと寂しいんですけどね。ここは世界タッグのベルトを我々ビジネスタッグが安らかな眠りにつけて、新たなベルト、全日本プロレスの新章を始めたいと思います。すでに私、青柳優馬は対北斗軍、いや対タロースの対策は出来ています。もうすでにここで発表しても問題ないぐらいです。対タロース対策の一つとして、まずタロースに触れないということです。タロースには一切触れない。大森北斗集中砲火で間違いなく…」

▼北斗「おい! 俺のことナメてんのか! やってやるぞ!」

▼青柳「今、見ての通り、タロースに触れずに大森北斗に一点集中すれば必ず勝てるということが、もうすでに証明されたと思います。7月17日の後楽園大会、世界タッグV3いただきました」

――6人タッグ王座、GAORA王座を手中に収め、北斗軍の勢いは実感している?

▼北斗「もう見てわかるでしょう。圧倒的な勝利でユニット最強の象徴である6人タッグのベルトを獲り、他花師はGAORAを獲り、そして、この前の後楽園で俺たちがあのELPIDAを壊滅させた。今、俺たちに勝てるところなんてお前! あると思ってんのかよ、お前! おい、プロ格! いつでもやってやるよ! この勢い止められるのか?」

――青柳選手から屈辱的な発言があったが?

▼北斗「それがお前どれだけナメた発言か教えてやるよ。おい、いつでもやってやるぞ」

――このベルトを巻いて入場するのは最後になるが、思い入れは?

▼宮原「僕もこの世界タッグベルトを何度か巻いてるんですけど、僕が以前巻いた時はこれがこんなパカパカしてなかったですよ。ということは先代の歴史の中のチャンピオンチームが…凄いんですよ。年季というか汗とかね、そういう裏側見たら。僕いろんなベルト見てきましたけど、こんな歴史の詰まったベルト見たことないですね。このベルトって1988年のジャンボ鶴田さんと谷津(嘉章)さんが初めて巻いてからずっとこのベルトなわけじゃないですか。だからね、凄くワクワクしてるんですね。この7月17日は。そんなときに僕らが最後に巻いて入場するというのも凄く感慨深いし、プロレスを最近見てない人にも見に来てほしいなと思っていて。そして新しくなるベルトも見て欲しいなと凄く思ってますね」

▼青柳「思い入れはとにかくありますよ。とにかく臭いんですよ、ホントに」

▼宮原「やめろよ」

▼青柳「メチャクチャ臭い。それだけ偉人たちの歴史が染みついてるってことですよ。メチャクチャ臭い。持っただけで手が臭い。とにかく臭い。しかし、この臭いにおいが二度とかげないと思うと寂しい思いがありますね。なので新たなベルトを我々が間違いなく巻きます。その時に30代後半のオジサンと30前半のオジサンのにおいをベタベタにつけて新たな歴史を刻んでいきたいと思います。匂いと一緒に」

――前回は「宮原健斗の髪をかける」と宣言したが、今回はそういったものをかけたりはしない?

▼青柳「ここはひとつ、東京スポーツさん的に何かかけた方がいいというご質問でしょうか?」

――大きく出れば引退なども…

▼青柳「そうですね。今まで引退、退団、髪の毛っていうのはプロレス界でいろいろよく聞くので、何をかけたらいいのか考えたことはあるんですけど。今回ベルトはすでにかかってるんで、こちらがかける理由は正直ないんですけど、相手が大森北斗ですから、ちょっとイーブンにするためにこっちが何かかけなきゃいけない気がするんですよ。いっそのこと宮原健斗の名前をかけるのも一つの手かなと」

▼宮原「やめろよ」

▼青柳「二度と宮原健斗を名乗れないっていう戦いにするのもありなんじゃないかなと今ふと思いつきました。いかがでしょうか?」

▼宮原「おかしいだろ。名前を変える? やめろよ。記者の言動に乗るなよ。ドシっとしろよ。構えろよ、もうちょっと」

▼青柳「今のままだとたぶん記事にしづらいんだと思います」

▼宮原「この試合に負けたら俺は名前名乗れないの?」

▼青柳「名乗れないですね」

▼宮原「どうしたらいいの? 俺はこれからのプロレス人生を。何としてやっていくの?」

▼青柳「何て名前にしますか? 逆に」

▼宮原「やめろよ、お前、マジで。俺の父ちゃん母ちゃんの許可取ったのか? 東京スポーツ。いい加減な質問しやがってよ」

▼青柳「じゃあ名前をかけます。新たな名前は全日太郎くんとかで」

▼宮原「やめろよ、市役所みたいなやつ。いいよ。負けることはねえからな」

▼青柳「イーブンにするためにやってます、これは。ホントだったらこのチン毛みたいな髪をかけてもらいたい」

▼北斗「気をつけろよ。やってやるぞ」

▼青柳「忘れてんじゃねえよ。(立ち上がって)来いよ、オラ。かかってこいよ! (タロースが立ち上がると)シット・ダウン・プリーズ。宮原健斗の名前をかけて戦いたいと思います」