【AEW】ジョー&柴田&ホッブスがAEW世界トリオ王座2週連続防衛も 4日前暴挙に観客反発で大ブーイング 2025/10/23

 AEWダイナマイトが現地時間22日、テキサス州サンアントニオで行われ、"The OPP's"サモア・ジョー&パワーハウス・ホッブス&柴田勝頼が“ハート・シンジケート"ボビー・ラシュリー&シェルトン・ベンジャミン&MVPを退け、AEW世界トリオ王座防衛を果たしたものの、大ブーイングを浴びた。

 The OPP'sは先週、“LFI"ルーシュ&ビースト・モルトス&ドラリスティコを破ってトリオ王座防衛に成功。この日、ラシュリー&ベンジャミン&MVPを相手に2週連続の防衛戦に臨んだ。来日経験もあるハート・シンジケートの3人は10・18『AEWレッスルドリーム』で“ザ・デマンド"リコシェ&ビショップ・カウン&トーア・リオナとの挑戦者決定戦に勝利した。

 ジョーは『AEWレッスルドリーム』でAEW世界王者ハングマン・アダム・ペイジに挑戦したものの敗戦。試合後、柴田&ホッブスとともにペイジを集団暴行した。その行為に対する反発か、The OPP'sの3人が登場するとブーイングが浴びせられた。

 先発で飛び出した柴田はベンジャミンを相手にアンクルホールドを極め合い、腕ひしぎ逆十字を仕掛けたが、ラリアットを食らってしまう。ジョーもラシュリーのラリアット、コンプリートショットで攻め込まれ、ホッブスもベンジャミンのジャンピングスピンキックを被弾。それでもラリアットでベンジャミンを場外に叩き落とした。

 なおもホッブスがベンジャミンにアバランシュホールド、ジョーがセントーンの連続攻撃でThe OPP'sが攻勢。柴田も足4の字固めで絞め上げ、コーナーに追い込んでエルボー連打を浴びせた。ジョーは打撃戦でベンジャミンを圧倒したが、飛びつきDDTで反撃を許した。

 柴田もラシュリーにラリアットを連発され、フロントスープレックス、串刺しスピアー、スイングネックブリーカードロップの猛攻を浴びてしまう。カナディアンハンマーで叩きつけられると、ホッブスが加勢に急行。ラリアットを繰り出したが、相打ちに。その間、立て直した柴田がPKをさく裂させた。

 終盤、両軍が入り乱れる混戦模様の中、ジョーがMVPのプレイメーカーの餌食となりかけたが、リコシェがエプロンに上がってきて介入の構え。MVPの動きが止まったスキに逃れたジョーはコキーナクラッチで捕らえてギブアップを奪った。

 The OPP'sがトリオ王座防衛を果たした。試合後、ジョーがマイクで「俺がこの地球に存在し、お前がチャンピオンを自称している限り、俺をお前を狩りに来る。お前は自分が最高の男だと信じてこの地球を闊歩する限り、お前はそんな男じゃないと証明するために俺は立ちはだかる。お前を俺の奴隷にしてやる」思っている。でも、君はそんな男じゃない」と世界王者・ペイジに向けて通告。「お前の目の前に立ちはだかるのはThe OPP'sだ。俺たちは誰に対しても敵対する」と宣言すると、場内から大ブーイングが浴びせられた。