【WWE】翌日統一WWE王座戦はリングアウト、反則裁定でも王座移動 マッキンタイアが調印式で王者コーディをテーブル葬 2025/11/1

 スマックダウンが現地時間31日、ユタ州ソルトレイクシティで行われ、ドリュー・マッキンタイアが翌日に迫った統一WWE王座戦へ向けた調印式で王者コーディ・ローデスにリングアウト、反則裁定でも王座移動を認めさせたうえでテーブル葬にした。

 11・1『サタデーナイツ・メインイベント』での統一WWE王座戦が翌日に迫ったこの日、王者・コーディ、挑戦者・マッキンタイアが調印式に臨んだ。ニック・オールディスGM立ち合いのもと、コーディ、マッキンタイアの順でリングに登場。オールディスGMからサインを求められたものの、マッキンタイアは「サインはしない」と拒否。するとコーディが調印書にサインを入れた。

 オールディスGMから「なぜサインしない?」と問われたマッキンタイアは「この契約書は不公平だ」と返答した。2週間前、コーディと緊急対決した際、ベルトで顔面を殴打されているマッキンタイアは「明日、反則裁定になったらどうなる? 防衛だ。カウントアウトしても防衛だ。コーディがカウントアウトになっても防衛だ。わざと反則負けを狙ってたら防衛だよな? 不公平だからサインしない」と主張した。

 これにはオールディスGMも「サインしないならいい。もう限界だ」とうんざりと言わんばかり。「ベルトはいらないんだな。王座に挑戦したい選手は山ほどいる。今、俺が探してくる。そいつがサインすれば、明日コーディと王座戦だ」と言い放った。マッキンタイアもリングを降りようとしたが、コーディが呼び止め、「お前の狙いはわかってる。契約書に条件を追加したいんだろ? カウントアウトしたら王座陥落でいいか? 俺が反則負けしても王座陥落でいいか? それで全く問題ない。楽に勝とうなんて思っちゃいない」とマッキンタイアの要求を受け入れた。

 するとマッキンタイアも納得し、「これが正しい道だ。正式決定だな」と契約書にサインした。そして「お前は俺を真似たから物語を完結できた。お前は大企業アメリカの象徴だ。なのに、こいつらはお前に声援を送る。まさにアメリカン・ナイトメアだ」とコーディをこき下ろし、「逆に俺は真面目に誠実に働いている。俺は他国から来たアメリカ国民。俺こそがアメリカン・ドリームだ」とコーディの父ダスティ・ローデスのニックネームを借りて言いきった。

 その後もマッキンタイアのコーディ挑発は続き、「お前がいるべき居場所はここじゃない。トリック・オア・トリートに行け。愛娘たちとな。えっと、名前は何だっけ」と家族についてまで言及。するとコーディの堪忍袋の緒が切れ、マッキンタイアの首根っこをつかんで顔面をテーブルに激突させた。そしてベルトを手に殴りかかったものの、マッキンタイアはかいくぐって場外に退避。頭を抱えていらだちをむき出しにしたコーディにオールディスGMが詰め寄ると、マッキンタイアはそのスキを突いてリングに舞い戻り、クレイモアをさく裂。それでも飽き足らずパワーボムでテーブル葬にした。

 グッタリしたコーディにマッキンタイアは「明日、大事なものを奪うからな。俺が新WWE王者だ。絶対になってやる。手段は選ばんぞ」と通告。そしてベルトを高々と掲げた。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。