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8/3【全日本】Jr.タッグリーグ開幕…2年ぶりV4へ青木&佐藤が意地の近藤&鼓太郎撃破、佐藤まさかの「最高」締め

『2018 SUMMER EXPLOSION〜YOKOHAMA TWILIGHT BLUES vol.8〜』
神奈川・横浜ラジアントホール
Jr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦=○佐藤光留&青木篤志vs鈴木鼓太郎&近藤修司×

 青木&佐藤が強敵・近藤&鼓太郎を意地の撃破。近藤をギブアップさせた佐藤は宮原ばりの「最高」締めで2年ぶりV4へ向けた号砲を上げた。

 5年連続5度目の開催となるジュニアタッグリーグ戦。唯一同じチーム編成で連続出場しているのが青木と佐藤だ。昨年は丸山&竹田に敗れて4連覇を阻まれており、今年は復権がかかっている。初戦の相手は近藤&鼓太郎の超実力派タッグ。二人にとって因縁浅からぬ相手となった。

 タッグチームとしてのキャリアの差は歴然だが、苦戦を強いられたのは青木&佐藤だった。中盤には青木が相手陣営の首攻めに捕まり、鼓太郎のブルーディスティニーで攻め込まれる場面もみられた。青木が打開して佐藤につなぐと、青木がトペスイシーダで場外の近藤に突っ込み、佐藤が腕ひしぎ逆十字で鼓太郎を捕らえる勝機を作ったものの極めるには至らない。

 そして終盤になって近藤&鼓太郎が意外な好連係を発揮してきた。4者が入り乱れる混戦模様の中、佐藤がジャンピングハイキック、サッカーボールキックで近藤を攻め立てたが、鼓太郎が飛び込んでエルボーをさく裂。青木の加勢もローリングエルボーで返り討ちにすると、近藤&鼓太郎はダブルインパクト式アッパー掌底、延髄キングコングラリアット&ランニングボディエルボーの合体技を次々に披露して佐藤を追い込む。さらに鼓太郎がアッパー掌底で棒立ちにさせたところに近藤がキングコングラリアットを叩き込んだ。

 窮地を迎えた佐藤だったが、意地で3カウントを許さない。電光石火の飛びつき腕ひしぎ逆十字で近藤に絡みつくと、三角絞めに移行。再び近藤が持ち上げようとしてもグラウンドに持ち込んで腕ひしぎ逆十字でガッチリ。近藤から逆転のギブアップを奪い、その間、青木もクロスフェースで鼓太郎をセーブする好フォローをみせた。

 ツートップとして全日ジュニアをけん引してきた二人にとって、全日ジュニアを去ったこの二人には断じて負けられなかった。まさに意地の勝利。2年ぶりV4へ向けて白星発進となった。「俺らにはな、あの二人にはどうしても負けたくない意地があるんだよ」と言い切った青木は、「いろんな団体の選手出てるけど、俺らがやっぱり優勝しなきゃ意味がないんだよ。俺らが勝たなきゃいけないんだよ。この使命感が一番あるのは俺ら二人だけ」と断言。佐藤も「もう優勝でいいな。優勝でいいんじゃないか。超えれる奴いるのかよ? 佐藤光留と青木篤志をよ!」と自信満々に胸を張った。

 そして近藤を破った佐藤は試合後のリング上で宮原ばりの「最高」マイクで締め。「横浜のみなさんに聞きたい。全日本ジュニア最高でしたか!?」、「全日本ジュニア最高!」の佐藤の叫びは二人にとってV4へ向けた号砲となるかもしれない。

 次戦は明日8・4上越大会の梶&旭戦。一方、初戦黒星となった近藤&鼓太郎の次戦は8・9新木場の望月&シュン戦となる。

【試合後の青木&佐藤】
▼佐藤「もう優勝でいいな。優勝でいいんじゃないか。超えれる奴いるのかよ? 佐藤光留と青木篤志をよ!」

――この勝利はでかいのでは?

▼青木「でかいだろ。コンビネーションどうのこうの言ったって関係ねぇよ。近藤修司と鈴木鼓太郎だぞ。普通に考えたらこっちが負けんだろうと思われてただろ。覆してやったからな。俺らにはな、あの二人にはどうしても負けたくない意地があるんだよ。だから今回、ジュニアいろんな団体の選手出てるけど、俺らがやっぱり優勝しなきゃ意味がないんだよ。俺らが勝たなきゃいけないんだよ。この使命感が一番あるのは俺ら二人だけ。他の奴らは自分のことしか考えてねぇんだよ。違ぇんだよ。俺らは全日本ジュニアのこと考えてるからな。そこの責任が違うぞ」

▼佐藤「自分のことすら考えられてねぇ奴いるだろ。出る資格がないんじゃないか? 全日本ジュニア最強・佐藤光留青木篤志が君たちにノーを突きつけよう。てめぇのことだ、ブラックめんそーれコノヤロー。何がブラックめんそーれだ。勝つ負けるじゃねぇからな。立てなくしてやるからな」

▼青木「彼についてはノーコメント。その意味はわかってください。よし、優勝だ!」

▼佐藤「よっしゃあ!」

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