5/2【全日本/連載企画】選手21人に聞いた 全日本で最も「いい体」なのは?『選手が選ぶ選手権』
団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。全日本編・第4回の今回は『ボディメイク部門』をお届けします。
※現在全日本に参戦する21選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施
【問】
団体内で最も良い体つきだと思う選手と、その理由を教えてください。
◇第1位◇
ゼウス
12票/21選手中
☆「ゼウス」を選んだ選手の声
●ゼウス
「絶対俺。人より体作りの努力をしているから当たり前」
●秋山準
「四六時中トレーニングをやっているような男だからゼウスって言っておかないと本人怒るだろうな(笑)」
●大森隆男
「体作りは自分との戦い。ゼウス選手の肉体は彼の努力の結晶」
●宮原健斗
「確実に唯一無二。あの体は凄いな、うらやましいなと思う」
●石川修司
「体のカットがあるし、パーツが全部でかい。レスラーの肉体としてダメな部分が一切ない」
●ジェイク・リー
「あの彫刻のような肉体美は一朝一夕で出来上がるものじゃないし、リスペクトしてる」
●野村直矢
「憧れであり目標。あの体は男の自分でも見入っちゃう」
●青柳優馬
「漫画のキャラクターなんかにも引けを取らないカッコいい体」
●イザナギ
「1個1個の筋肉がでかい。その凄さに目を奪われる」
●大森北斗
「普通の筋トレじゃ絶対にできない体。あの逆三角形は誰が見ても凄い」
●青柳亮生
「完璧な肉体って感じで漫画に出てきそうな凄い体」
●田村男児
「彫刻みたいな体。見た目だけじゃなく力も凄いんで憧れる」
[寸評]
21人中12票と過半数以上の支持を集めたゼウスが文句なしで1位に選ばれた。
ボディビル出身のゼウスは現在、地元・大阪市内でジムを経営。肉体づくりに関しては人一倍こだわりが強く、鍛えに鍛え抜いてきた。“破壊神"の異名通り、まるで神話の世界から飛び出したような肉体美は見事の一語に尽きる。初めて見たら目を奪われるであろう鋼の体はまさに「金の取れる体」(宮原談)の表現がふさわしい。
本人も含め、票を投じたほとんどの選手が「ゼウスしかいない」というニュアンスとともに即答。全日本はもちろんプロレス界でも屈指の肉体美とあって、野村を筆頭に憧れを抱く選手も多い。
◇第2位◇
岩本煌史
3票/21選手中
☆「岩本煌史」を選んだ選手の声
●岩本煌史
「自分が理想としている体を意識して作っているつもり」
●TAJIRI
「逆三角形で厚みもあって、凄くバランスが取れていて闘士って感じ」
●KAI
「胸板も背中も広くて分厚くて、頑丈そうなプロレスラーらしい体型」
[寸評]
本人の自薦も含む3票で岩本煌史が2位となった。まるで岩のようなゴツい体つきで、ジュニア戦士では珍しい体型の持ち主。特に広く分厚い胸板が目を引き、見るからに頑丈そう。本人は理想の体型を目指し、さらに磨きをかけていくつもりでいるが、いつか超ジュニアと称されるような肉体を作り上げるかもしれない。
◇第3位◇
石川修司
2票/21選手中
☆「石川修司」を選んだ選手の声
●諏訪魔
「プロレスラーとして理想的。ちょうどハンセンと同じぐらいで俺が見てた頃の全日本のでかさ」
●ブラックめんそーれ
「でかくて厚みも凄くてプロレスラーらしい体は間違いなく強さの説得力になる」
[寸評]
3位となったのは大巨人・石川修司だ。全日本は大型ヘビー級選手が多いのが団体としての特色だが、それを象徴する存在が石川。票を投じたパートナー・諏訪魔が言うように、195cm、130kgの巨体はスタン・ハンセンら往年の外国人レスラーを思い起こさせる。肉体美というよりも、その大きさがプロレスラーらしさをこれでもかと感じさせてくれる。
次回の全日本編・第5回は「スピード」部門をお届けします。
※21選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」にて掲載予定です