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4/11【全日本】石川熱戦突破でジェイク会心初日 CC連覇&三冠奪回予告

『2022 Champion Carnival』東京・後楽園ホール(2022年4月11日)
Aブロック公式戦 ○ジェイク・リーvs石川修司×

 昨年覇者・ジェイクが2017年覇者・石川に会心の勝利。2戦目にして初日を出し、連覇達成へ向けて始動した。

 ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、鈴木みのる、宮原に次ぐ史上5人目の連覇を狙うジェイクだが、4・9大阪大会の初戦で芦野に苦杯。スタートダッシュに失敗した。2戦目となったこの日は2017年覇者・石川と対決。歴代優勝者対決が逆襲への第一歩となった。

 190cm超えの両者の対決はまさに全日本を象徴するような戦い。ジェイクが華麗なコルバタで先制したが、その後はやはりともに得意とする打撃を主体とした肉弾戦を繰り広げた。ジェイクが場外戦でフロントハイキックを連発すれば、石川はパワーボムでエプロンに叩きつけて応戦。腰攻めに出た大巨人はエルボーの打ち合いでも圧倒した。

 ジェイクも譲らない。ファイアーサンダーを食い止めると、ニーリフトで動きを止め、脇固め、腕固めで絞め上げる。なおもミドルキックで左腕を狙い撃ちしたが、石川もエルボーの猛連打でジェイクをリングアウト寸前に追い込むと、ラリアット、ドラゴンスープレックス、ランニングニーリフトで一気にラッシュをかけた。

 その後、両者はエルボー合戦で真っ向から火花を散らした。ジェイクが変型羽根折り固めで再び腕攻めに出ると、ヒザ蹴り乱打を浴びせて高笑い。勝利を確信して天を指さし、D4Cを予告したが、次の瞬間、石川がファイアーサンダーを敢行して大巨人の猛攻が始まった。宮原殺し2019、カミゴェ、ランニングニーリフトの波状攻撃に出ると、ジャイアントスラムによる仕上げを狙った。

 これをジェイクはヒザ蹴りで食い止めて九死に一生を得た。ハイキック、後頭部へのジャイアントキリングで石川を止めると、ジャンボ鶴田ばりに「オー!」と叫んで右手を突き上げ、高角度バックドロップを爆発。石川もギリギリで肩を上げたが、ジェイクはD4Cでダメ押しして3カウントを奪った。

 石川との激闘を制したジェイクが2戦目で待望の初白星を挙げた。芦野に敗れて初戦を落としたが、「まったく問題ない。もっと楽しもうぜ」と動揺せず。それもあって「(初戦黒星を)払拭できたさ。最高の形でな」と言うように会心の勝利をつかむことができた。

 連覇へ向けた立て直しに成功し、折り返しとなる3戦目は4・13保土ヶ谷大会。GAORA TV王者・入江との対決を控える。試合後のリング上で「俺はベルトを取り戻すだけなんだ。そのために優勝する必要がある。5月4日、優勝する姿を見に来てくれ」と改めて予告したように、連覇のためにこれ以上落とすつもりはない。「俺がいれば大丈夫だ。3ヵ月ぐらいかな? 2022年、それぐらいちょっと間が空いたけど、その分、取り戻してやるから。俺に任せとけ。今は俺の時間だ」と豪語したジェイクの逆襲が始まった。

【試合後のジェイク】
――初戦を落としたことを払拭できた会心の勝利だった?

▼ジェイク「言う通りだよ。言う通りだ。払拭できたさ。最高の形でな」

――初戦を落とした時はどんな心境だった?

▼ジェイク「やられたな。けど、まったく、まったく問題ない。もっと楽しもうぜ。もっと楽しもうぜ。俺たちが楽しまないで、お客さん楽しめるか。大丈夫。俺がいれば大丈夫だ。3ヵ月ぐらいかな? 2022年、それぐらいちょっと間が空いたけど、その分、取り戻してやるから。俺に任せとけ。今は俺の時間だ」

※石川はノーコメント

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